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「中学生の転移スキルや定義・分類する力を育む多教科で実践しやすい教科横断的授業」(ソニー子ども科学教育プログラム2022年度 教育実践計画)


国際バカロレアMYPの学際的単元

 MYPでは、中学1年から高校1年まで全ての学年で毎年1回は学際的単元と呼ばれるものを設定し、生徒が教科横断的に学ぶ機会を持つことになっています。
 実際やってみて、なんとなく実感できるメリットは次の4点です。
◎ 教師の教科横断的な授業づくりや評価によって、教科を越えて考え合う 協働の機会が生まれる。
◎概念で教科横断をするなど、これまで考えたことのないような内容の授業を発想することにつながる。
◎生徒たちは、中学校で教科をまたがって課題に取り組むことを新鮮に感じてはいそう。
◎教師・生徒ともに、それぞれの科目を学ぶ意義や限界、学際的なアプローチの意味を考える機会ができる。

 一方で、大きな課題がこちらです。
△ 教師の打ち合わせや評価・授業時間の調整、生徒の課題・レポート作成において負担が大きい。

https://www.sony-ef.or.jp/program/result/pdf/2022_sci_plan_i_shinmyozu.pdf
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もっと軽く実践しやすい教科横断的授業の試み

 というわけで、負担が大きいという課題感を減らしつつ、メリットを得られるような試みを書いてみました。
https://www.sony-ef.or.jp/program/result/pdf/2022_sci_plan_i_shinmyozu.pdf

 ごく簡単に言うと、いろいろな科目で「観点と基準を意識して分類する」ことをやってみるというだけのものです。
 
 多くの教師や生徒が学際的学びのメリットを感じることで学際的単元に前向きに取り組めると良いなぁと期待します。

「分類」について考える機会になれば〇

タイムリーに、SEKAI NO OWARI「Habit」の歌詞が「分類」をとりあげていました。しばらくは、生徒が考えるきっかけに使えそう。
どの段階でどう使うか、、、
 
「君たちったら何でもかんでも
 分類、区別、ジャンル分けしたがる」
「ヒトはなぜか分類したがる習性があるとかないとか」
「君らは分類しないとどうにも落ち着かない」
「君たちがその分類された 普通の箱で燻ってるからさ」
「俺のあの頃を分類したら 誰の目から見ても明らか」
「君に君を分類する能力なんてない」
「自分で自分を分類するなよ」


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