「三界流転」を考える

さんがいるてん
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生あるものは三界に生死を繰り返して、迷い続けるということ。
仏教語。「三界」は仏教の世界観で、衆生(しゅじょう)が生まれて、死に輪廻(りんね)する三つの領域、欲界(よっかい)、色界(しきかい)、無色界(むしきかい)のこと。
「流転」は迷い続けること。生まれ変わり、死に変わって迷い続けること。
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「三界」 欲界、色界、無色界


「欲界」 淫欲と食欲がある衆生が住む世界。

「色界」 淫欲と食欲の2つの欲を離れた衆生が住む世界。

「無色界」 物質的なものから完全に離れた衆生が住む世界。



「淫欲」 男女の情欲。色欲。

「衆生」 生命のあるすべてのもの。人間をはじめすべての生物。


「流転」 仏教で、生死・因果が輪廻(りんね)して、きわまりがないこと。一般に、一つの状態にとどまらず移り変わって行くこと。


「三界流転」
生命あるものは、三界(欲界、色界、無色界)の領域で生まれ変わり、死に変わって迷い続ける。


これは仏教の言葉。

生命あるものすべて、

今の命が死んだら、別の命に生まれ変わり、

それも死んだら。また別の命に生まれ変わる。

今は人間に生まれて生きているが、

死んだら、次は人間ではなく、
別の生き物で生まれてくるかもしれない。

その繰り返しで

流転している。

生命あるものは、

皆、それぞれの過去があり、
また、未来がある。


今、この世に生きている生き物への見方が

変わってきそうな考え方です。

次は、猫に生まれ変わるかもしれない。

生まれ変わったら、

次は、植物になるかもしれない。


そう考えると、

今は、今を

精一杯、生きなければならないのだな、

と、思います。



よろしければサポートお願いします。四字熟語は、とても奥が深い分野であると思います。まだまだ勉強が足りません。