「提綱挈領」を考える
ていこうけつりょう
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重要な部分を理解すること。「綱」はおおづなのことで、物事の要点や根本のたとえ。
「挈」は身に着けて持つこと。「領」は衣服の襟のこと。大綱を掴んで、襟を持つという意味から。
「綱(つな)を提(さ)げ領を挈(ひっさげ)るとも、読む。」
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「提」 ①手にさげて持つ。さげる。もつ。
②もち出す。とり出す。
「綱」 ①綱の目をしめくくる大きなつな。おおづな。物事をとりしまる根本のきまり。常に守るべき道。
②大きな区分け。生物学の分類では、門の下、目(もく)の上。
「挈」 ①ひっさげる。持つ。手にさげて持つ。
②きざむ。きざみこむ。
③わりふ。しるし。手形。
「領」 ①自分のものにする。手に入れる。占める。
②支配している土地。
③えり。衣服で身頃の首を取り囲むところに取りつけられている部分。
「提綱」 ①物事の根本法則となるものを提起すること。主要点をとり出すこと。また、そのもの。
②仏語。禅宗で、大衆に対して宗門の綱要を説明すること。
「挈領」 えりを手に持つ。
「提綱挈領」
重要な部分を理解すること。
おおづなを手にさげて持ち、
えりを手に持つ。
「おおづな」「えり」ともに重要な部分
という意味と、理解する。
重要な部分の、「大綱」と「襟」とを
しっかりと、手にする。掴む。理解する。
という意味のようです。
なるほど。
大事なところを、しつかりと握る。
重要な場所を掴んで、離さない。
ということは大事なことですよ。
意味としては、広く応用が効く
内容では、あると思います。
何についても言えることなのではないか?
と思います。
一つのことには、必ず大事な要素というものがあり、
それが大事だということを理解して、しっかりと手にする。掴む。
その「大事な部分」を間違えないで
必ず押さえている。
「大事な部分を見極める目」
が必要なのだよ!
ということが言いたいのではないか?
と、個人的には
推測しています。
よろしければサポートお願いします。四字熟語は、とても奥が深い分野であると思います。まだまだ勉強が足りません。