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フーガはユーガ

みなさんどうもおはこんばんにちは。
ichiです。

お久しぶりです。
もはや毎回恒例になってるきがします。


今回は読了記事です。

今回は僕が最も愛する作家さん。
伊坂幸太郎先生の作品です。

伊坂作品は『逆ソクラテス』以来の作品で、僕自身めちゃくちゃワクワクして読めました。


現状文庫化された作品はすべて読了済でして、つねに新しく文庫化されるのを待っているそんな状態。


テンションあげあげです。

伊坂氏との出会いを語るときりないので早速本題に入っていきます。

今回の内容も伊坂ワールド全快の作品でした。

あらすじからまいります。

双子の主人公フーガとユーガ。
2人は父親から虐待を受けており、母はそんな状態を知らんぷり。
まさに2人で1つの運命共同体。
そんな彼らは少し不思議な力を持っています。
それは誕生日の日の2時間おきにお互いのいる位置が変わるというもの。
その力を駆使しながら2人はたくさんのことに首を突っ込み運命に立ち向かっていきます。
そして終盤には予想も出来ない展開が我々読者を待ち受けている。

ざっくりとはこんな感じ。

このあらすじだけ見ると、
特殊な力で人生を豊かにしていくような物語に感じますが、全然違います。

どちらかというと常に暗さがつきまとう物語です。
しかし、読了後は少し前向きになれるようなラストでした。

そしてこれは伊坂作品に毎回言ってることですが伏線の振り方がすごいですね。


途中からえ?え?
そういうこと?

ってなります。
しかも結構終盤で。

いつもながら満足いく1冊。


そして今回は内容もさることながら解説部分にとても共感してしまいました。

伊坂さんの作品って完璧な誰がみてもハッピーエンド!!
という作品って意外と少ないんじゃないかなって思うんです。

現実って意外と厳しいんだぞ。
全部が全部うまくいく訳じゃないんだぞ。
そんなことを教えてくれているかのような。

しかし、読了後って前向きになれるんですよね。

人生生きてりゃ少しくらい良いことあるさ。って。
今回の作品もこれに当てはまってて、解説にこんな感じの内容が書かれてたんです。


そりゃ、生きてりゃいろんなことがありますよね。
思い通りにならないことも、嫌なことも、辛いことも起きます。

でも、幸せなことだって実はたくさん起きてるのかもしれません。

日常になりすぎて、気付いてないだけで、、


当たり前の幸せを感じれる人になりたい。
改めてそう思わせてくれる本でした。

という訳でなにやら良い感じに締め括ろうとしています(笑)


結局はこれです。
読んでよかった!


ではまた。

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