見出し画像

山葉隆久「誰とでもどこででも働ける 最強の仕事術」

・本書は、ヤマハ創業者の子孫で、ヤマハやロームなどの日本のトップ企業で管理職、役員を務め、現在は仕事術の講演やシニアの働き方の研究を通して「働ける内は働きたい」を試行実践する経営支援アドバイザーである著者が、「どこででも求められる人」になるための「最強の仕事術」について解説した1冊。

・著者が、ヤマハの音源LSI(ガラケーの着メロの音を発生させる半導体部品)を製造販売する半導体事業部、ローム浜松法人など、6社に在籍した経験を持つ。
・この経験で著者がわかったことは、「できる人」=成果を出す他人、であるということ。成果とは、成し遂げて得られる良い結果のことである。
・「できる人」は納期を守って成果を出す人である。さらにそこから一歩踏み込んで、著者は、「できる人とは、限られた時間で最大の成果をあげられる人」と表現している。
※著者の会社が買収された際のエピソードならびに、「できる人」の詳細については、本書をお読みください。

・本書には、「日々の習慣を見直して生産性を上げる7つのルール」が紹介されており、その中のひとつに「学んだこと「仕事で繰り返し使ってみる」がある。
・人の話を聞いて感動したことや自ら学んで知識にしたことは、自分の中に留めているだけでは成果にならない。まずは、試しに使ってみること。
・自分の仕事で試すことができるので、思い立ったらいつでも始められる。たとえ上手く行かなくても、やり直したら良いだけなので、躊躇なく試すことを勧めている。
・皆さんはたくさんのビジネススキルを身につけていると思う。社会人になる前から素養があり、「社会人になってすぐに身に付け、日々ブラッシュアップしている」というスキルもあれば、「身につけたくてもなかなか自分の満足できるレベルに到達しない」というスキルもあるだろう。
・身に付きにくいスキルを身に付けるには、まず、普段のあなたの行動と目指すスキルとのギャップ(差異)があるかを観察してみること。この差異に気付かない人は実は多いのだ。
・もう一度、自分の差異を認識して、目指すスキルに行動を寄せていき、変化を実感できるまで、「改善」を愚直に継続すること。これが、なかなか身に付かない苦手なスキルを習得する早道なのだ。
※どのように改善するかの詳細ならびに、その他の生産性を上げるルールについては、本書をお読みください。

・本書では、「買収されてわかった「できる」人の働き方」という序章から始まり、「生産性の高い働き方を磨き続けるマインド10か条」「誰とでもどこでても働ける生産性3つのスキル」「日々の習慣を見直して生産性を上げる7つのルール」「働ける内は働きたい!将来の選択肢を増やす6つの考え方」「人生は長い。自分と未来を変える」という章で構成されており、不安定なこの時代に活躍するための最強の仕事術が紹介された内容となっている。

#瞬読アウトプット #1分書評 #自由国民社 #ヤマハ #ローム #仕事術 #最強 #ビジネス #スキル #マインド #組織 #会計 #習慣

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?