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超必見!Chim↑Pomのハッピー・スプリング/一日一微発見292

結成17年か、とちょっと驚く。

2000年代になってからの時間の速さに驚いているのだ。
展覧会は、チケットの受付のところから「工事現場」っぽくて、彼らが展覧会をするという事は、「現実」をミュージアムの中に侵入させるということ。それが伝わってくる。

僕は彼らと面識も無いし、彼らの活動全体を批評家のように論ずる力は僕にはない。

しかし、彼らがやってきた事や作品は一観客として立ちあってきたので、この展覧会の入口に立って、入口がすでに「現場」として美術館からはみ出そうとしている様を見て、実に痛快であり、「さすが。やるよな!」と喝采を送りたい気分になった。

彼らの「活動」をソーシャリーなアートと論ずる人もいるだろうが、僕はそんなコンテンポラリーアートの文脈めいた話より、彼らがそれぞれの等身大の視点から「問い」を起こし、そして社会の中に「アート」として投げ返すやり方が好きなのだ。

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