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メールダイエット

“フィンランド人は〜”“日本人は〜”と何でも一括りに語りたくないが、少なくとも自分の実感として、フィンランド人のメールはとても簡潔だ。

渡航後の滞在先を探すため、これまで数人のフィンランド人のホストとメールのやりとりを続けているが、どの人も返信があまりにもシンプルで驚く。日本人の感覚からすると冷たいとさえ感じてしまう。

返信のスピードはなかなかにスロウ。2週間連絡がなく、やんわりと催促したところ、特にSorryの一言もなかったところにもカルチャーショックを受けた。自分だったら、メールの冒頭3行は謝罪に割いてしまう。

最初は個々の性格かと思っていたが、こうもシンプル・スロウメールが続くと、フィンランド人にそういう傾向があるに違いないと考えざるを得ない。いつも連絡をとっているフィンランド人に聞いてみると、たしかにフィンランド人のメールは短いと言っていた。
もしくは日本人のメールが長すぎるのか。

ビジネスメールでも、用件に加えて「気の利いたひと言」がバランスよく添えられていると好感度がぐっと上がる。会ったことがなくても、メール一通で“なんかいい人そう”なのはわかるものだ。面識がないからこそ、メールの感じの良さはだいじ。その常識を持って、いざ英語でのメールコミュニケーションに臨んだ。

しかし、返ってくるのは、わたしなりの「気の利いた一言」には一切触れない、味付けなしの超あっさりメッセージ。
恐らく、ただただ長たらしく、いかにも英語に不慣れな読みづらいメールだと思われただろう。

ということで、現在わたしは絶賛メールダイエット中。
用件だけをわかりやすく簡潔に、ストレートな表現で伝える。
「お世話になっております。」に始まり「よろしくお願いします。」で締める、なんてもってのほかだ。

それにしても、滞在先が決まらない。渡航まであと2か月を切っている。焦ってきた。
つい、急いでいるんですと書いてしまいそうになるが…ダイエット、ダイエット!



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