見出し画像

美容クリニックで働くメリット・デメリット

病棟で看護師として働いていると、「日勤・夜勤の繰り返しで生活リズムが崩れる」「患者様の急変対応で精神的にも疲弊している」ということで転職を考えている看護師さんもいるのではないでしょうか?

そこで、今回は夜勤がなく健康な人を相手にするため比較的疲労が少なく働ける、美容クリニックでの働き方をメリット、デメリットに分けてご紹介します。


美容クリニックで働くメリット

上司、同僚と歳が近く相談しやすい

美容クリニックの平均年齢は20代後半〜30代であることがほとんどです。
上司や同僚と年齢が近くて雑談もしやすく、業務上で困ったことやトラブルが起きた際の連絡も比較的フォローし合いやすい環境です。

夜勤がなく、体力的な負担が少ない

ほとんどの美容クリニックは予約制を取っているので、繁忙期でなければ残業は少なくプライベートの予定を立てやすくなります。

病院での看護業務では、入浴介助や配膳など階を行き来して重い荷物を持って歩き回る必要がある一方、美容クリニックは施設自体コンパクトな作りをしていて、施術において体力を必要とする場面が少ないのが特徴です。

自由診療で給与が高い

自由診療で利益率の高い美容クリニックは、一般病棟よりも高給与あるいは夜勤や残業がないのに同等の給与レベルをもらえることが多いようです。

院の売上目標を達成した際には、インセンティブがプラスで発生することもあり、セールスを強化できればクリニックスタッフにもしっかり還元されます。

業務スケジュールを立てやすい

病院では2交代制、3交代制などのシフト勤務のため暗黙の了解として就業時間前(前残業)、就業時間後(残業)に引き継ぎを行うことが慣習となっているケースが多いものです。

一方で、美容クリニックは新規のお客様、既存のコース消化のお客様も、誰がどんな目的で何時に来院されるかを事前に把握できます。

そのため、基本的には予約表通りに業務が進んでいき、引き継ぎなども空いた時間を見つけて業務連絡を行うことが多いことから気持ちに余裕を持って働きやすいという看護師さんの声を多く聞きます。

美容クリニックで働くデメリット

臨床経験年数にカウントされにくい

いつかはまた病棟勤務に戻りたいと考えている看護師さんにとっては、美容クリニックで勤務している間は、医療行為の機会が少なく看護スキルが低下することに葛藤を感じることがあるかもしれません。

美容クリニックに転職して、急変対応や夜勤がなく働きやすさが改善された反面、病棟勤務へ戻るとなると医療現場の体力的な負担を再度経験することになります。病棟勤務に戻ることへの心理的なハードルが高まること、長く医療現場から離れていることから病院への転職がしにくくなることがあります。

クレーム対応をする場面がある

美容クリニックには本当にいろいろなタイプのお客様が来院されます。
高額な美容施術を受けて満足のいく結果を得られなかったと感じられたり、施術の規則通りに脱毛のレーザー照射をしたのに、後日になって照射漏れを指摘されたりと、お客様からありとあらゆるご意見をいただく機会があります。

施術中、術後のケアにおいても高いレベルの要求に答える必要があり、対応が不十分だと感じられた場合にはクレームにも繋がりかねません。

看護業務以外の裏方的業務も兼務することがある

受付や電話対応、予約管理など、病院ではコメディカルスタッフが担っていた業務も、美容クリニックでは少数精鋭でクリニック運営を回す必要があるため、看護師もそれらの業務をする場合があります。

看護師にしかできない業務だけをしたいという方は、葛藤を感じやすいかもしれません。

自分にあった職場選びを

今回は、美容クリニックで働くことのメリット・デメリットをお伝えしました。

総じて美容クリニックは残業が少なく、病棟勤務同等かそれ以上の給与を確保でき、ワークライフバランスを両立しやすい職場です。

美容医療は成長産業であるがゆえ、昨今では施術カテゴリに特化したクリニックや、大手のように脱毛や皮膚科施術から外科施術まで全てを網羅したクリニックなど、さまざまな形態
のクリニックがオープンしています。このため、同じ美容クリニックという類でも看護師としての業務内容や働き方はさまざまです。

イデアヒューマンリソースでは、美容医療を専門とした転職支援を行っております。あなたのご希望の求人紹介ができますので、美容クリニックへの転職をご検討のかたは
まずはお気軽にお問い合わせください。

また、公式LINEでは美容クリニックの非公開求人をLINEのお友達限定で紹介しております。この機会にぜひお友達登録をお願いします!


この記事が参加している募集

転職してよかったこと

転職体験記

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?