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移住のあれこれVol.1「そうだ、移住しよう!」

Vol.0で自己紹介と移住を考えた経緯を書きました。
読んでくれた方はありがとうございます!
今回のVol.1からは移住するにあたっての事を書いていきます。

そうだ、移住しよう!

移住しようと考えている方は、今現在の生活に思う事があるはずです。
よくある移住したい理由であるのが、
・環境が良い所で子育てしたい
・自然に囲まれた生活がしたい
・広い家でのびのび暮らしたい
・人が少ない所へ行きたい
・趣味を楽しめる場所に行きたい 等々

 基本的に移住っていうのは都市圏からの脱出だと思います。何かに縛られている自分を解放したいのではないでしょうか?
 ただ、移住したいと思っていても中々実行できないものです。今までの生活をガラッと変える必要があり、何かを捨てなくてはいけないかもしれません。そして、移住したものの生活してみると何か物足りないと思うかもしれません。だからこそ、移住にはしっかりとした準備が必要だと思います。


移住先を選ぶ前に・・・

 「そうだ、移住しよう!」と行動に起こす前に、地方へ移住する事を理解した方がよいかもしれません。近年、地域活性化を促すために移住者への助成金や補助金手当、そして子育て支援などを行っている自治体が多いと思います。都市部でも移住に関する大きなイベントやセミナーも開催され、移住に対してハードルが下がっていると感じます。

 今は手元で色々な事が調べられるので、簡単に移住先が見つかるかもしれません。移住したい候補を検索し、自分の理想に近い場所を見つけたとしても、移住して自分達が「快適」に暮らせるかどうかは別の問題です。
 移住を決行して失敗したと後悔しない様に、私が地方に移住してからの感じた事を踏まえて、失敗したと考える人の要因を書いていきます。


1.ライフスタイルの変化
 
 
自然豊かな場所へ行けば行くほど、利便性が失われていきます。都市圏の様に利用する人が多くない為に交通網が発達してません。都市圏にすんでいると電車やバスの運賃が安く、運行数も多く頻繁に来るので車を持たなくても不便ではありませんが田舎では必須です!

 住むところを探す際は、首都圏だと駅近くを探すと思いますが地方だとあまりメリットには感じません。鉄道が移動のメインだった時代は、駅前は町の中心であったと思いますが、車が主流になっている地方は観光地でない限り寂れていっている所が多く感じます。ロードサイドに大きなショッピングセンターが出来ている所は顕著な気がします。駅前が当時のままの所は駐車場も少ないので、利用しにくいのも要因です。

 ですから、買い物に出かけるとしても車は必須になってきます。(大事な事なので2回言います!)移住を考えていて運転免許を持っていない方は取得しましょう!


2.生活環境

 移住先にもよりますが、都心に比べると気候だったりの自然環境が全く異なると思います。首都圏であれば降雪なんて年に一回程度でニュースになるくらいですが、北国にいけばもちろん降雪が増えますし除雪もしなくてはいけません。例えば、日本海側であれば日照時間が少なくて気が滅入るなんて言う人もいます。

 そして、場所によっては生活必需品などを扱うお店、医療機関などが近くにない場所もあります。自然環境を重視して探した場合はこういった可能性も高く、首都圏から移住すると環境の変化が激しく嫌になる可能性が高いので下調べは重要です。

3.仕事

 
地方は首都圏に比べ人口が少なく、求めている仕事の求人数が少ないと思います。むしろ求人が少ないから首都圏にでていく人が多く、地方の過疎化につながっているともいえます。今まで自分が従事してきた仕事の求人が無い場合もありますし、移住してから自分にマッチした職を見つけるのは大変だと思います。どういった業種が多いのか、土地の産業もある程度知っていたほうが良いと思います。
 今までIT業界にいたけど農業がやりたいと異業種転職を考えている方もいると思います。第一次産業も人手不足で求めている自治体も多いですが、そういった場合も新規就農に理解ある自治体でないとスムーズにいかない可能性もあります。

4.お金の管理

 地方は首都圏に比べると家賃や食材が安く、物価が低いと思われがちですがそんなことは無いです。生活品や外食に関してはお店が多い都市圏の方が安いと思います。確かに家賃は都市圏に比べ安く、新鮮な野菜も安いですが生活にかかる金額はむしろ上がるかもしれません。地方にくると暖房光熱費や車の維持費などで生活費は今までよりかかります。車を持たずに生活していた人は購入費用や維持費の事も考えておいたほうがいいです。
 仕事の欄に書きませんでしたが、おそらく収入は移住前に比べたらだいぶ下がると思います。ですから、移住前と移住後のお金の管理はだいぶ変わってきますので、生活費も想定して移住を考えた方がよいです。

5.目的と理想

 
移住は大きな変化を伴います。移住したての時は今まで住んでいた所と必ず比較してしまい、不便さが目立つと思います。そんなときに理想であったり目的がないと嫌になってしまうかもしれません。
 ただ漠然と都心に疲れたからと地方に移住すると、その土地の風土や文化についていけず、人付き合いもままなりません。結局は生活に慣れている都心に帰る事になってしまうかもしれません。
 なので自分が移住したい目的や理想をしっかりと持つことが大事だと思います。こんな暮らしがしたい、こんな事がしたいとイメージをもって行動していれば、都心と比較してマイナスに感じてた事がプラスに思えてくるはずです。

6.人付き合い

 なんだかんだ、移住に失敗したと思える要因はこれが一番な気がします。首都圏で生活していると、人が多く出会う人も多くなり人間関係が希薄になりやすいので楽に感じます。地方に来ると人付き合いがどうしても濃くなってきて、人が少ない場所に移住するほど人間関係が大事になってきます。
 例えばですが、日本全体が地方だと考えてみてください。そして日本国外の国を首都圏と仮定します。国外から移住してきた人がいて、その移住者が日本の文化やルールを尊重せず、今まで住んでいた自国のルールを持ち出してきたらどう思いますか?
 ですから、移住する土地の文化や風習の事を受け入れることは大事な事だと思います。最初から今まで住んでいた地域のルールを持ち出して、地域の事を否定するのは良くないです。土地を知り人を知ってから、自分の意見を言えば相手も受け入れてくれやすいと考えます。

7.リサーチ不足

 旅先で美しい場所を見つけ、美味しいものを食べ、良い人たちに出会い、ここに住みたいなぁって思う事ありませんか?私は結構あります(笑
旅が好きで色んな土地や環境を見て回った事がある人は、直感で移住するのは有りだと思います。その土地でうまく生活できる自信があるからです。
 そうではない人は一時的な感情で移住するのは危険だと思います。旅行した時がたまたま良い時期だったりするからです。実際移住したら、晴れの日が少ない、雪が多い、湿気が多く蒸し暑い。そして地域の行事が多いだったりと自分と合わないなぁと感じる事があるかもしれません。上記で色々と書いてきましたが、後悔しない為に様々な事を調べ、実際に感じておく事は大事な事だと思います。


後書き

 移住に失敗したなぁって感じてしまう要因を書いてみました。一番手っ取り早いのは、移住者の先輩に話を聞く事だと思います。実際、移住に成功している人達ですから。表面上の良い情報や悪い情報はネット上で集めやすいですが、見えない部分の情報は生の声を聴くのが一番です。
 移住に対して力を入れている自治体も多く、イベントも良く開催されていますので訪れてみてください。自治体の方の人となりも地域を理解する情報になります。

次回のVOL.2では、移住先を選ぶポイントを書いていこうと思います。
前回はこちら↓良ければ読んでみてください。