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対話のためには vol.761

ここまでチームビルディングを学んできた中で、やはり人と人との繋がりの根本には対話があり、そこを丁寧にやることで、いいチームもできやすいと学んできました。

では、一体そのいい対話とはどのような対話なのでしょうか?

そもそも、対話と会話、話し合いこれらは一体何が異なるのでしょうか。

今日はこの対話について考えていきます。


チーム作りために対話をしよう、、、でも何で?

確かにチーム作りの上で対話は非常に重要になります。

ただ、その対話を通してどうなりたいのか、対話は大事とわかってはいても、なぜその対話をそもそもやる必要があるのかといったところが浸透していなければ空虚なものになってしまいます。

なぜ、私たちが対話をするのか、なぜ、今対話をするのか、なぜ、このメンバーで対話をするのか、対話の先に何を見るのか。

ここをしっかりと共有していく必要があるわけです。

これが浸透していくためには、コミュニティのように皆が皆居心地の良い空間の中でいるだけではなかなかこの視点が出てきません。

より成果を出せるチームになるためには、誰かが先導してチームをある程度引っ張っていっていく必要があるのでしょう。

対話はこのために!

そもそも話し合いとは何のために行うのでしょうか。

これは、人と人が暮らしたり学んだり共に成長したりしていくために、お互いに思っていること、考えていること、感じていることを伝え合い、それを受けて互いの違いを理解して共感し、交渉したり譲歩したりしながら決断して前に進むために行うものです。

言うは易く行うは難しとはまさにこのことでしょうか。

確かにその通りだよねとはなりますものの、まずはやっぱりその土台となるのは目的思考。

対話や話し合いといったものは、めんどうくさいし避けたいし、エネルギーを大きく使うものです。

誰もが好んでやりたいということはないはずです。

一番最初の全員がフルエネルギーの時はこれも厭わないかもしれませんが、なかなか継続的にやるのは難しいところ。

目的を理解しつつ、浸透させる。

なぜ土壌ができなかったのか

諸外国では話し合いや対話といったものは頻繁に行われています。

以前、Googleの本社に行った時もびっくりしたのが、その辺でちょこちょことミニ会議が行われている姿が見られました。

いわゆる日本の会社の一つの長机を囲んで、発言する人だけが発言するような会議らしい会議というものではなく。

この文化の違いから土壌が生まれてこかったのでしょう。

さまざま原因は考えられると思いますが、その理由の一つには日本が島国であるといった部分が考えられます。

争う相手がいたとしても、周りを海に囲まれた島国の中で過ごしてきたので、世間体や空気を読むということを大事にし過ぎてしまったのでしょう。

交渉をするといった文化が生まれなかったのかもしれません。

でも、だからこそチャンスなのかもしれません。

この交渉の文化があまりない日本だからこそ、文化を根深せていくチャンスがあるのかもしれません。

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