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高校生探究プロジェクト始動中 vol.520

つい1か月ほど前から、高校生の探究活動を支援する活動をしています。

https://www.instagram.com/t_knit__project/?igshid=YmMyMTA2M2Y%3D

まだまだエンジンがかかり切れない現状ですが、子どもたちも一人一人、少しずつ乗り始めている人は乗り始めています。

昨日は3回目のミーティング、少しずつファシリテーションの練習も踏まえて、徐々にレベルが上がっています。

この高校生探究プロジェクトを何故始めようと思ったのか、どのようにしているのかをまとめていきます。

きっかけと始まり

本年度から本格的に始まった”総合的な探究の時間”。

各方面からこの探究というキーワードについて解釈を深め、その文部科学省からの趣旨から外れぬように、学校独自の内容設定をしています。

しかしこの中途半端な自由度が、苦しい学校は苦しくなってしまっているのです。

学校本来の教育目標や理念が強くある学校であれば、ある程度それなりの探究の授業を組んでいくことは可能だと思います。

あとは教職員にその意思が浸透していたりだとか。

しかし、これが弱いところはとことん弱くなってしまいます。

何をやっていいのか分からない右往左往とした時間か、がっつり教科書に則って進めるお堅い探究になるか。

学校としての危機になるのも当然なのですが、最もかわいそうなのは子どもたちです。

そんな中で探究活動をしたとしても、外発的な動機付けも内発的な動機付けもつかないままに、ただやらされるだけの時間を過ごしてしまうのは間違いありません。

そんな状況が嫌で、探究的な活動のある程度のレールをひいたプロジェクトというものを始めてみました。

創り上げるから、考える

そのプロジェクトというのが、高校生自身にイベントを作らせるというもの。

イベントの時間、呼ぶ人数、呼ぶ人、何をするのか、、、。

そのほぼすべてを高校生に考えてやってもらいます。

イベントの主催を通して、必要な知識や能力を身に着けて失敗しながらチャレンジをしていくというもの。

とはいっても、何もないところ、誰もいないようなところでは高校生もうまく自分の実力を発揮できません。

だから、その子どもたちと馴染みの深い先生にも強制的に参加してもらいます。

そこまでの関係性にもよってきてしまうと思いますが、生徒は先生がいるという安心感の中でチャレンジができるので、より積極的に動けるようになるのです。

この構想は少しずつ頭の中で練ってはいたのですが、最初のきっかけは間違いなくこれです。

一つの作品の作成を通して、それぞれが自分のアイデンティティを高めていくというドキュメンタリーです。

もう10年近く前の映画になっていますが、今見たとしても何かしら手に入れられるものがあることでしょう。

これを見てから私の中では、探究=Creationになったのでしょう。

書き始めたら、動機だけで1000文字を優に超えてしまいました、、、(笑)。

改めて、どんなことをしているのかをまとめていきます。

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