人は
見たいものを
見たいように
見たいだけ
見ようとする

私は
見たいように見られ
見たいときにだけ見られ
私の知らない私になっていく

私も
私を見たいように見て
見られたいように見せて
私の知らない私になっていく

誰も私を知らない
私も本当の私を知らない

誰もあなたを知らない
本当のあなたを知らない

みんな自分が誰であるのか
知らない
あなたは私で
私はあなたで

きっとみんな私であり
私はあなたなのだと思う

あなたがどれだけ傷ついているかなんて
分かりはしない
私がどんなに傷ついてもあなたに分かるわけもない

私を見たいように見るだけ
あなたを見たいように見るだけ

だからね
どう見られたって私は私だし
あなたはあなただよ

見せたい自分を見せたところで
見たいようにしか見ないんだから

もう
あなたの目も
私の目も気にしない

心のままに生きるだけ