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楽食探訪:大分グルメなのに「りゅうきゅう」、を初体験。

大分県のご当地グルメ「りゅうきゅう」。

刺身のように切った生の魚を
しょうゆベースのタレに漬け込んだもの。

そのまま酒の肴として、
またはご飯にのせて丼にして食べるようだ。

テレビで見た時に、ほんの少しだけ興味を持った。

ぜひ食べたいとまでは思わず、
どんなものだろうという好奇心。

その名前の響きが特に気になった。

「沖縄」を表す言葉だろうか、それとも別の意味が。

大分の漁師が沖縄(りゅうきゅう)の漁師に
作り方を教わったことから名づけられたという説。

漁師の賄い飯だったようだ。

別の説は、この地では、
ごま和えにする料理のことを「利休和え」
と呼ぶことから、似ているので、
「りゅうきゅう」になったというもの。

まぁ、どちらでも興味深い。

我が家にやって来た「りゅうきゅう」は、
4種の魚を漬けたもの。

真鯛、真あじ、ぶり、太刀魚。

まずは、太刀魚を食べてみた。

甘辛いタレの味と太刀魚は合っているけど、
皮の食感が悪く、口に残ってしまう。

惜しい。

皮に隠し包丁が入っていれば、食べやすかったのに。

次に真あじを。

これは心配した通り、臭い。

少し古くなったあじの風味がある。

真鯛は大丈夫だろうと口にしたけど、なぜか臭い。

やはり、タレに漬け込んでいても、魚が古くなると、
どうしても臭くなるのかもしれない。

そして、ぶりを。

ぶりを臭いと思ったのは、これが初めて。

地元で新鮮な魚を漬けて、すぐに食べれば、
美味しいだろうことは想像できる。

ご当地グルメとして、現地で食べれば良い。

でも、通販はやめた方が良い。

美味しいとは決して言えない。

それに、ただの“漬け”だということがわかった。

これなら、スーパーで刺身を買ってきて、
めんつゆに漬ければ、
もっと美味しい「りゅうきゅう」ができるだろう。

もう食べることはないだろう。

もし食べるのなら、現地に行く。

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