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人のために、自分にできることをやり抜く。コンサルタントの仕事がくれる機会とは

ストラテジーユニットでシニアコンサルタントを務める中原は、メーカー・保険業界を中心に、全社戦略・新規事業立案のテーマでクライアントを支援してきました。これまでのキャリアを振り返りながら、仕事のやりがい、イグニション・ポイント株式会社で働く魅力を語ります。


本気になれなかった後悔が残る学生時代。社会ではとにかく多く打席に立ちたい

——なぜ就職先にイグニション・ポイントを選んだのですか。

今でこそグループ300名超の会社規模となったイグニション・ポイントですが、私が面接を受けていた2018年の上期は現在の1割ほどの大きさでした。今振り返れば小さく不安定な会社でしたが、自社発の新規事業を抱え、クライアントとのコラボレーションを積極的に行うなど、当時から野心的な印象だったことを覚えています。

新卒一期生として入社した決め手は、とにかく多くの回数──打席に立てそうだったから。若手でも短期間のうちに多くの経験を積めるのに加えて、野心的な取り組みの多さにも惹かれました。実力が伴うことは前提ですが、自分が希望すれば年次に関係なく野心的な取り組みに参画でき、他ファームよりもレアな経験を積めると思ったため、入社を決意しました。

より多く「打席に立てる」という成長機会の多さを基準に就職活動をしていた過去を振り返ると、「自分が何者かという不安を早く消したい」という気持ちがあったようにも思います。学生時代の自分はあまり何かに全力で向き合うという経験がありませんでした。もちろん遊びに勉強にと充実していましたが、人生を左右するほどやりたいことは休学期間含めた5年の間には見つかりませんでした。そこで急に就職活動を始めてみると、各社の面接官に言えることが何もないわけです。「このままなんとなく生きていると、一生何者でもないままじゃないか?」と不安を当時は抱えていました。

そんな背景の中で、当時の自分にしてみれば、急成長中で若手にとっての成長機会に溢れているイグニション・ポイントは自分を叩き直す良い場所に思えました。実際入社後ギャップはとくになく、狙い通りの刺激的な経験を積めているように思います。また当時も今も野心的な点、メンバーが希望すればチャンスが与えられる点は変わらないため、これから入社される方々にとっても同様の機会は得られると思います。

助け合えるチームだからこそ「やり抜ける」

——2023年5月現在のユニット(チーム)、業務内容を教えてください。

入社後から現在まで、コンサルティング事業本部のストラテジーユニットで、戦略領域全般を受け持つ40名ほどのチームに所属し、全社戦略と新規事業戦略を中心にクライアントを支援しています。印象的な案件イメージを挙げると、10年後の未来から逆算での全社ビジョン策定や、キーとなる技術要素起点での新規事業開発などに携わっています。

案件の中では3~4名程度のチームの中で論点設計から会議進行、調査分析業務やメンバーのマネジメントまで幅広く任されています。また、最近ではクライアントへの提案を任されることも増えてきました。「打席に立つ」「任される」と言うと、自分一人ですべてを決めきっているような響きがあるかもしれません。当然、実際はそんなことはなく、チームプレイでの助け合いが多いように思います。最近では自社内のメンバーだけではなく、クライアントも含めたワンチームでプロジェクトを進めている実感があります。

たとえば、現在営業部門向けに支援している組織開発の取り組みが浮かびます。本件では扱う対象が「組織」という捉えがたいものであるため、分析・施策のもっと手前段階での「課題の言語化」は簡単ではありません。組織の課題がハッキリ見えるよう、クライアントとチームメンバーとで一丸となって、ステークホルダーへの張り付き調査や調査結果の分析に日々取り組んでいます。

チームの中で私自身は課題の細かな構造化や分析で貢献できていると感じますが、課題が隠れている兆候をしっかりと観察するほか、ステークホルダーの方々との距離を縮めて本音を引き出すという点では、他のメンバーがより優れていると感じます。こうした役割分担・助け合いが自然にできるチームメンバーに日々助けられ、自分なりの強みを発揮できている実感があります。

1人では解けない難題に挑んでいるからこそ、「このチームで自分に貢献できることは何か」と考えることが多いです。自分にできる貢献を積み重ねていくことで、「自分は何者か」という学生時代の不安も薄らぎ、他者にベクトルを向けて仕事を楽しめるようになりました。

企業にとっての特別な瞬間に立ち会う難しさと面白さ

考えを取りまとめる際に重宝している自宅の壁に設置したホワイトボード

——この仕事ならではの難しさとおもしろさを教えてください。

企業にとって特別な瞬間に立ち会えるところにおもしろさがあります。ビジョン策定や新規事業開発は、多くのクライアント企業・社員の皆様にとって大きな勝負です。数年に1回しかなく、一度やり切るとその後の数年間を方向づけてしまいます。そのため、われわれの仕事は常に「その後の数年間を委ねられるか?」という厳しい基準をクリアするものでなければなりません。ここに難しさとおもしろさが同居しています。

たとえば、金融業向けの全社ビジョン策定という過去の支援。この時は分析を通じ、クライアントにとっての10年後のありうるホラーシナリオを策定し、そのシナリオを回避するためのビジョンと戦略を定めました。プロジェクトの中盤までにビジョンの第一稿は完成しましたが、経営報告時に「なぜうちがこのビジョンを掲げるべきなのか、もう一度掘り下げてみてほしい」と一喝いただいたのは忘れられない思い出です。チームの覚悟が問い直された場面だったと理解しています。

この報告の後はほぼ毎日、ビジョン検討事務局の皆様と討議を重ねました。ビジョンの客観的な良し悪しのみならず、「このビジョンが実現したとき、会社を自分の子ども自慢できるか?」という個人的な想いまで徹底的に掘り下げることでビジョンに魂が籠もり、次回の経営報告で承認を得ることができました。

クライアント企業にとっても社員様にとっても、重要なタイミングで貢献できることは大きなやりがいにつながります。幸いにもそのビジョンは「絵に描いた餅」にならず、現在も生きています。そちらのクライアントとのお付き合いは現在でも続いていますし、ビジョンに基づいて求められる新規事業やデータ活用などを伴走して支援しています。

——中原さんは入社3年目でシニアコンサルタントに昇格されるなど、めざましく成果を出されていますが、仕事をする上で大切にしている価値観はありますか?

当たり前のことを誰よりも当たり前にやり遂げることです。コンサルティングは結果がすべてですが、結果や評価は究極的に相手が決めることなので、手元での努力や思いやりのあるコミュニケーションを地道に積み上げ続けることが個々人にできるすべてだと思います。

恩返しとして世の中へ価値を提供し、人材育成の機会をつくり出す側になりたい

——企業理念「ゆたかな人生のきっかけを」にもありますが、あなたの人生における「ゆたかさ」の定義とは?

楽しく働き続けられることです。ライフステージが変わったらまた定義は変わるかもしれませんが、今は仕事が楽しく、今後もずっとそうありたい。刺激的なテーマに次から次へと取り組める今の仕事に就けていることは嬉しい限りです。

では自分にとって何が楽しいか、これを掘り下げると「自信を持ってクライアントや世の中へ価値提供できること」ではないかと思います。これからもクライアントに寄り添った対応ができるよう自信を高めていきたいです。

——今後のビジョンを教えてください。

法人サービス営業の力をもっと高めていきたいと思います。今まではマネージャー以上の方々から既にある程度定義された問題を受け取り、その詳細な定義や解決に取り組んできました。一方で、クライアントの困り事が最初からキレイな問題の形で整理されていることはほぼありません。それが難しいからこそ、われわれは依頼してもらえるわけですから。次のステップとして、何が解くべき問題かを発見し、自分たちイグニション・ポイントとならその解決ができる!と将来のお客様に呼びかけられるようになりたいと思います。

また、これまでにクライアントや自社内マネージャー陣から良い機会をもらってここまで育ててもらった実感があります。その恩をまだ返せていないという気持ちがありますので、早く自分も機会をつくり出す側になりたいと思います。 


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