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身近な鉄道員の仕事

ああ、鈍行鉄道人生』アルファベータブックスより好評発売中です‼️

読売新聞(10月2日付)、東京新聞(10月8日付)にて、著書の元千葉駅副駅長、両国駅、新小岩駅、新浦安駅駅長を歴任した吉野孝治さんとともに大きく紹介されました^_^

吉野さんは、最初は駅まわりの仕事をする駅務掛から、最後は駅長までやり、鉄道員の現場の仕事のほとんどを経験した方ですが、昭和のまだSLが走っていた時代の駅務掛の仕事の話が今では想像できないぐらい過酷。
当時は衛生意識もあまりないので、大人の男は駅のあちこちに痰を吐くので、そのために駅のあちこちに痰壺を設置していて、鉄道員の駅務掛がそれを毎日洗って交換していた。真冬の凍るような寒さの早朝でも。
そして、トイレ掃除も、今みたいに清掃会社に外注していなくて、鉄道員がトイレ掃除もしていた。今と違って和式で汲み取り式。耐え難い匂いに耐えながら毎日掃除。
そして、晩飯も新人が先輩の食事まで自炊して用意していた。風呂も炊いていた。先輩のオカズの買い出しにも行かされる。まさに使いっ走り。
そんな時代があった。

本書を読むと、誰にとっても身近な仕事人である、鉄道員の仕事、昭和の仕事の実態も垣間見ることができる。

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