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左の奥歯から竹

無意識でやっていること。
そうじゃなきゃ気持ち悪いこと。

左腕から先に洗う。
右足から先に靴を履く。
左の下の奥歯から磨く。
右足から階段を降りる。
手を濡らしてから石鹸をつける。
独り言が口に出る。
人にぶつかられてもごめんなさいと言う。
古いものから先出しをする。

まさに左奥歯を磨きながら、心臓も勝手に動くし、呼吸も勝手にするし、眠くなったら寝る、行きたいときにはトイレにもいくなぁと、当たり前のことを思った。当たり前のことを考えられる余裕が、今あるんだなぁと思った。

当たり前じゃないことは今ここには無いなと思った。


生活をするって、自分の当たり前がどんどん連続してやってくる。

どんどん、どんどん、それは流れるように、とめどなく生活をしている。当たり前が続いている。

慣れや習慣、癖は若い時に比べると歳を重ねるたびに変えにくくなると実感しているのだけど、それはこのとめどなく流れる生活の流れの勢いが年齢とともに強くなるからかなと思った。

生活の勢いの強さは、自身の軸の強さと言い換えられるのかもしれない。

軸の強さにはいろいろあって、竹のようにしなやかな強靭さもあれば、鉄のように硬い強靭さもある。

鉄だと壊れたら高温で溶かして、型に流して、冷やさないといけないから治るまで時間がかかるので、

竹くらいどこにでも生えていて、びよんびよん跳ねまわるくらい強さのある大人になりたいなって思った。


余談だけど、竹の歯ブラシはめちゃくちゃ保つ。使い心地も良い。
お試しでつかっているものが気に入ったのでピュオーラからこちらに乗り換えることにした。
ヘッドはコンパクト派。

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