見出し画像

「子どもの権利を保障しろ!」と言いつつ子供の軍事訓練を容認する朝日の矛盾

朝日新聞の今日の社説は、「『こども』法案 実効性高める論戦を」というタイトルです。

冒頭には次のようにあります。

子どもについての政策をめぐる法案の国会審議が始まった。政府・与党案と野党の対案を合わせて議論する。子ども本位の政策の実現には何が必要なのか。十分な論戦で、実効的な仕組みづくりを目指してほしい。

ここからですね、すでに何かがおかしい。

何がおかしいかというと、まず朝日は「子ども」と書き、法案には「こども」とある。しかし一般的には「子供」であり、2013年には文科省が「子供」と表記することで統一すると発表しています。

曰く、

文科省は、子供と表記しても大人の「お供」のような否定的な意味はないと判断し、公用文書は漢字表記との原則を再確認。7月刊行の文部科学白書では語句を「子供」に統一した。

とのこと。

それにもかかわらず、朝日は「子ども」と書き続け、新しい法案には「こども」とある。意味がわかりません。

いかにも「かたち」だけにこだわっている感が、ビシバシと伝わってくる。子供本位とかいいながら、大人の勝手なイデオロギーで子供という表記すら弄ぶ。どう考えても大人本位なわけです。

ああ、嫌だ。

当該社説の内容は、与野党に文句をつけ、「肝心なのは、子どもの権利を実際に保障することだ。そのためにどんな仕組みがいいのか。議論を深める必要がある」と説教するものであり、締めにはこうあります。

「子どもの最善の利益を第一に考え、子どもに関する政策を社会の真ん中に据える」。首相の意気込みを、言葉だけに終わらせてはならない。

ここで私は言いたい。

朝日新聞さん、あなたにそんなこと言えるんですかね?と。

朝日は2021年8月2日に

ここから先は

2,211字

¥ 300

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?