我々「無才人」は「質」より「量」を目指す。もちろん、「質」を高めることだっていい。日々の積み重ねの上、つまり時間の積み重ねの上に、「質」が向上していく。でも躁うつ病時代を生き抜く前提として「他者から目を逸らし、そして他者から自分を"見てもらう"」ことが重要です。なので、「質」の向上を目指す場合、その「質」を高めている様子を、とにかくSNSにアップしまくって、時間の塗り重ねを、とにかく人に見てもらいましょう。人に見てもらうということが重要です。日々、あなたが作っているその「物量」を、「質」を高めるために、塗り重ねて、積み重ねて、ゴテゴテになったその時間を、とにかく人に見てもらいましょう。生き抜いている、その様を見てもらいましょう。

あなたの生き様が、誰かの救いになるかもしれないし、なぐさめになるかもしれない。その可能性は、きっと何よりも尊いものです。

それで、今日は時間術です。時間術。とにかく時間がないですよね。わかります。仕事に追われ、娯楽を追い求め、ご飯も食べなきゃいけない、自らのメンテナンスもしなきゃいけない。家族との時間だって、恋人との時間だって、友人との時間だって必要で。生きるうえでは。わかります。僕だって、そういった時間がなければ、きっともっと心を病んでしまうかもしれない。死にたくなる気持ちがもっと強くなるかもしれない。

それでも、この躁うつ病時代を生き抜くには、「誰でも孤独に創作できる」ものが必要です。孤独、とは悪い意味ではなく、「孤独」でも突き進める「好きなもの」という意味です。他者に振り回されず、「孤独」に創作できるもの、が必要です。その「孤独」の中に作ったものが、自らと他者を繋ぎ、ひいては生きる力になり得るからです。
つまり、一日のうちに「孤独」に創作する時間が必要なのです。

さて、その時間を創出する方法ですが、それはもうこれしかありません。

「まず起きてやる」=「まず起きて創作する」

シンプルですね。そして、みんな言っていることですね。
僕もやっぱり創作の時間は、朝しかないという結論に達して、今は、もう朝一番にやることにしています。

僕の朝の流れはこんな感じです。

起きる→散歩に行く→朝ごはんを食べる→創る→仕事場に行く

とにかく朝、お手洗いに行くか、創作するか、どっちが早いか、くらいの感じで机に向かっています。それで僕は毎朝パステル画を描いているんですけど、創作にかける時間はだいた30分〜40分くらいです。長くて1時間くらい。それ以上かけると集中料が切れますし「長くやってたな〜」って思います。
「その30分が確保できないんだよ！」って叫びも聞こえてきますね。わかります。めちゃくちゃわかります。特に通勤や通学をしている方なんて、朝はめちゃくちゃ忙しいですよね。僕も通勤してた時がありますし、めちゃくちゃ遠い学校に通っていたこともあるので、めちゃわかります。

だからこそです。だからこそ、30分だけ早く起きて、その30分を創作に当てましょう。その分、夜寝るのを早めましょう。もしかしたら、どこかに30分捻出できる時間があるかもしれない。だらだらスマホをいじっている時間があるかもしれない。どうでもいいテレビを見てる時間があるかもしれない。まあ、僕も見ますが。それらに自分が「無駄だな〜」と思ったら、その瞬間に、どんどん切り捨てて、朝の時間にしましょう。とにかく「朝の時間」を一日の中で捻り出すのです。「朝の時間」を積み上げてください。でも、寝不足は躁うつにとっては厳禁なので、寝る時間はしっかりと確保して、創作の時間を作りましょう。

「あれ？散歩の時間は無駄な時間じゃないの？」

そんな声も聞こえてきますね。これはあくまで僕の場合なのですが散歩の時間に目を覚まさせるのです。僕の場合、朝起きてすぐに着替えて（雨の日以外は）散歩に行きます。太陽の光で強制的に目覚めさせるのです。冬は寒さで目が覚めますし、夏はちょっとした運動くらい汗をかくので、目が覚めます。そして、朝起きた状態の、朝一番に脳みそがすっきりした状態で、「30〜40分」という時間を、創作の時間にあててください。なんなら朝ごはん前でもいいです。作り続ければ、その「量」がどこかで、世の中のなにかしらと繋がって、あなたを、もしかしたら他人を、救うことになるかもしれません。

時間です。

次は「創作のテーマの見つけ方」について描こうと思います。

【余談】
昨日は実験的な絵を描きました。

昨日はとにかく低気圧がひどくて・・・一日中苦しんでいたのですが、ちょっと実験的な絵を描くことにしました。
同じテーマの絵を、一日の中で、2枚、描いてみたのです。
上が低気圧で苦しんでいた午前中に描いた絵で、下が低気圧がマシになった時に描いた絵です。

どっちが好みですか？