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「凡人の特権を行使しろ。」


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では、本題。


映画・「マックイーン:モードの反逆児」を観た。

センセーショナルなファッションショーを数多く手掛け、常に世間から大きく注目を浴びつづけた天才ファッションデザイナーのアレクサンダー・マックイーン。

ロンドンの労働者階級出身で、デザイナーをはじめたときは失業保険で暮らしていたほど貧乏だった彼はどんな人物で、どう成功を収め、なぜ自殺してしまったのか?


そんな彼の人生を映したドキュメンタリー映画。


圧倒的な才能・その他大勢とは明らかに違う個性をもち、若くして富や名声を手にするも、何か大切なものが霞んでしまった彼の最期を観て泣けてきた。


外側からでは華やかな人生に観える人でも、内側は孤独や闇に覆われていることはあるんだよね。



はじまりが貧乏だったから、たしかに最初は大金を手にすることを目指していたけど、

「僕はやるべきことをやる。名声のためじゃない。」


と言っていたように、彼は決して富や名声を手にして王様になりたかったわけじゃない。


もちろん普通になることも誰かが作った枠に収まることもイヤがった。



じゃあ、彼は何になりたかったか?といったら

どんなときでも彼は彼で在り続けたかったんじゃないかな。

大好きなファッションを通して自分で在り続けたかったんじゃないかな。

だからショーがどんなに大絶賛されても大バッシングを受けても、表現したいものを表現し、

「自分は自分だと」主張しつづけたんだ。



それが成功や大金、名声を手にすることで霞んでいってしまった。

成功は良い面もあったけど、世間と自分との間に大きなギャップが生まれ孤独や闇が強くなってしまったんだ。

その結果クスリに手を出したり、脂肪吸引手術をしたりと何かがズレていった。

そして決定的だったのが、大親友のイザベラと大好きな母親の死だ。

これをキッカケに自分も死ぬことを決めてしまう。




有名になり外野の声が増えた結果、才能と個性を持った人間ですら自分自身がわからなくなっていったように、

俺はこの映画を観て、自分に忠実であることがいかに大事で、それを保ち続けることがいかに難しいかを知ることができた。

さらに成功者にはない凡人の特権を知ることもできた。

それが、「自分に忠実で在り続けやすい」ことだ。



彼みたいな成功者と違い俺みたいな凡人は外野の声なんかほぼない。


だったらその特権をもっと使うべき。
もっと自分自身に忠実であるべき。
それを目指すべきだ。


なのに多くの人はどこか自分よりも常識や世間を気にしがちだ。


犯罪はしないほうがいいけど、自ら常識という枠に収まっていくのはどうかと思うんだよね。

「安全策をとっていたら前には進めないよ。」


とマックイーンが言っていたように、安全策=前進ではないんだ。


外野になにを言われようが、自分に忠実でなければ前進も成長もできないでしょ。


富や名声を手にしたらその分、外野の声が大きくなるから「自分」がブラされる。


何もない・何者でもない俺みたいな凡人は、

「自分に忠実で在り続けやすい」


この特権をもっと行使するべきだ。


失敗も不安も痛みも常識も気にするな。


自分に忠実であれ。

凡人の特権を使いまくれ。


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