池谷和浩

小説『フルトラッキング・プリンセサイザ』書肆侃侃房より5月発売/デジタルハリウッド株式…

池谷和浩

小説『フルトラッキング・プリンセサイザ』書肆侃侃房より5月発売/デジタルハリウッド株式会社 執行役員(大学運営事業担当)

最近の記事

近況と告知 ねこによろしく(4)

近況と告知です(2024/04/12) こちらは前回のnote記事インタビューや、作品を取り上げていただいた文芸誌の記事について近況の報告をしました。 その後、『小説TRIPPER 2023年冬号』の文芸季評で、中村真理子さん(朝日新聞社 文化部次長)に「フルトラッキング・プリンセサイザ」を取り上げていただいたことにも気づきました。(大原鉄平さん、林芙美子文学賞受賞おめでとうございます!) 近況と告知小説『フルトラッキング・プリンセサイザ』発売告知 第5回ことばと新人

    • 『フルトラッキング・プリンセサイザ』書影が公開されました

      • テクノロジーカルチャー・セッション 第12回 ゲスト:梅原政司さん

        梅原政司さんへの公開インタビューを行いました。 2024年3月15日(金)14:00-14:30 スペースにて 開催趣旨と過去の記録はこちらのマガジンから。 梅原政司さんについて梅原政司/一般社団法人学びラボ 代表理事 Xアカウント:https://twitter.com/umechan_manabi 著書 お聞きしたことこんなお話をしました。 ・梅原さんの現在に至るまで ・「学びラボ」のコミュニティとは ・テクノロジーカルチャーについて すごく簡単なレポ

        • 近況と告知 ねこによろしく(3)

          近況と告知です(2024/02/08) こちらは前回のnote記事講談社が運営する文芸メディア「tree」の「この新人賞受賞作がスゴい!」という連載で、作品を取り上げていただいたことなどを報告しました。 さて、前回悩んでいた近況報告用note記事のタイトルに、毎度の締め文句「ねこによろしく」を掲げました。松谷みよ子さんのオバケちゃんシリーズにあやかっています。 今回の近況報告「小説家になりたい人が、なった人に聞いてみた。」(好書好日) 好書好日の人気連載「小説家になり

        近況と告知 ねこによろしく(4)

        マガジン

        • 言語芸術とテクノロジーカルチャー
          29本
        • 制作記録
          6本
        • テクノロジーカルチャー・セッション
          12本
        • 猫との暮らし
          8本
        • 仕事(デジタルハリウッド)
          30本
        • 学発プロダクト(DHU)
          16本

        記事

          好書好日の連載「小説家になりたい人が、なった人に聞いてみた。」でインタビューしていただきました。 https://book.asahi.com/article/15144179

          好書好日の連載「小説家になりたい人が、なった人に聞いてみた。」でインタビューしていただきました。 https://book.asahi.com/article/15144179

          私が書きたい小説

          今後はどんな小説を書きたいのか、という質問をいただくことがあります。 今の私にとって、その質問に答えることは、小説を書く理由を説明することでもあります。また、”どんな”を通じて果たそうとする目的の説明をすることでもあります。理由であり目的であり、ただそうしたい「次の一作」があるから、というだけのことなのですが、そうやって思っていることをああだこうだと話しているうちに、ちゃんと答えたのだかどうだか分からなくなってしまうのでした。 だいたい”思っている”というのはどういうこと

          私が書きたい小説

          それだけで笑ってしまう

          前回の「猫との暮らし」から半年も経った。 後から来た赤い方はぐんぐん育ち、もう先に来た白い方のより大きく重い。レッドタビーという種類で、赤毛の縞のということになっているが、今川焼きとか鯛焼きみたいな色の毛が割合を増してきた。そして首やお腹や尻尾の毛が伸びてきて、実は長毛種だったのかと疑わしく思っている。櫛を入れて毛玉を予防しなければならない動物が倍に増えてしまった。 信じ難いことに、この後から来た赤い方のは、呼ぶと来る。ソファで寝転んで名前を呟くと、鳴きながら物陰より現れ

          それだけで笑ってしまう

          近況と告知 2024年1月

          今までnoteでは、仕事のプロジェクトの節目であったり、掌編や猫との暮らしの振り返りなど、記事として一応はページごとに読めるものをアップしてきたのですが、流れていく出来事や情報を、告知とともにまとめておく必要というか動機も生まれてきたので、時々で近況を載せていこうと思ったのでした。 こちらは前回のnote記事渋谷のラジオ「BOOK READING CLUB」や『文學界』新人小説月評で「フルトラッキング・プリンセサイザ」(約150枚の中編小説。第5回ことばと新人賞受賞)を取り

          近況と告知 2024年1月

          『文學界』新人小説月評/イベント告知

          先日、宮崎智之さんにラジオで作品を紹介していただき、とても嬉しかったです。プロの読み手の視点や分かりやすい解説に感激した次第です。(Spotify、ApplePodcastでアーカイブ配信されています) さて、12/7に発売された『文學界』2024年1月号の新人小説月評で、「フルトラッキング・プリンセサイザ」を取り上げていただきました。 勤務先の最寄り書店である丸善の店頭で手に取った時は緊張しました。 渡邊英理さんには多くの字数を割いて評していただき、たいへん有り難く思

          『文學界』新人小説月評/イベント告知

          フルトラPジェネレータ/うつヰが居る風景

          GPTs:DALL-E3 on ChatGPT4 フルトラPジェネレータ/うつヰが居る風景 フルトラPジェネレータ2/うつヰと黒猫が居る風景 (調整中)フルトラPジェネレータ3/ポラロイド ※「フルトラッキング・プリンセサイザ」とは 生成サンプル(調整プロセス順)後に行くほど新しい画像で、最後のものがGPTsの最新の状態で生成したもの。 プロトタイプ 公開版1号 公開版2号 プロタイプ 公開版2号 服と要素配分の調整 公開版2号(現在のバージョン) 演出調整

          フルトラPジェネレータ/うつヰが居る風景

          「ことばと新人賞」を受賞しました

          先日、第5回ことばと新人賞を受賞しました。 「ことばと新人賞」は書肆侃侃房が主催する賞で、文学ムック「ことばと」に受賞作が掲載されます。現在は、江國香織さん、 滝口悠生さん、豊﨑由美さん、 山下澄人さんと、ことばと編集長の佐々木敦さんが選考委員を務めています。 また、来年には、単行本(単著)が刊行される予定です。このnote記事を読んでいる方に、いつかお手に取っていただけるよう、これから頑張って参ります。 さてこの度、受賞作、受賞のことば、選考座談会、が掲載される「こと

          「ことばと新人賞」を受賞しました

          縁日の発電機みたいな音を立て

          留守番したくない猫のために弟分を連れてこようと思った。 それで、小さいのが来た。もうすぐ2ヶ月が経つ。 スコティッシュフォールドの、レッドタビー。縞模様だ。 屈託がないというのか、ふてぶてしいというのか、 表情ゆたかで、偉そうでさえある。 先住猫を大きい方、新入り猫を小さい方と呼び分けてTwitter(先日、名称が変わってしまった)では書き分けている。 大きい方は家に来た頃はよく、物を詰めすぎた冷蔵庫みたいな音を立てていた。知らないところに連れてこられた緊張が解け

          縁日の発電機みたいな音を立て

          プロフィール

          池谷和浩IKETANI Kazuhiro デジタルハリウッド 執行役員(大学運営事業担当)、小説家 1979年生まれ、栃木県出身。宇都宮高校卒、筑波大学卒。2007年にデジタルハリウッド入社。2017年より執行役員として大学事業部を統括。デジタルハリウッド大学(DHU)事務局長 兼 産学官連携センター長。主なプロジェクトに大学ヴィジョン策定、学発プロダクト企画制作、スタートアップおよびクリエイター支援、カリキュラム・メイキング等。 2023年に小説「フルトラッキング・プリ

          プロフィール

          https://note.com/flow_dhu 学発プロダクト「FLOW DHU」のnote記事を専用アカウントに移行中です。情報などアップデートしながら記事を追加していっています。作業BGMとして、クリエイティブな集中時間のお伴になれれば嬉しいです。

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          テクノロジーカルチャー・セッション 第11回 ゲスト:山野弘樹さん

          山野弘樹さんへの公開インタビューを行いました。 2023年6月29日(木)20:00-20:30 Twitterスペースにて 開催趣旨と過去の記録はこちらのマガジンから。 山野弘樹さんについて山野弘樹/東京大学大学院博士課程 ・現代フランス哲学の研究――「物語」の哲学 ・リクール「物語論」の実践的応用――「教育論」および「組織論」への展開 ・研究成果のアウトリーチ活動――"Philosophy for Everyone"という理念 ・アウトリーチ活動としての「VTub

          テクノロジーカルチャー・セッション 第11回 ゲスト:山野弘樹さん

          留守番したくない

          猫が来てからもうすぐ1,000日。 この季節は冷暖房のためにドアを閉め切っているということがないから、家中を気ままに歩き回れる。猫にとっては良い時期なのかもしれない。特に階段は2つの空間の境界として、特別な場所のように見える。 Instagramに投稿した写真 もうすぐ700枚になる。1回の投稿につき1枚。実名でやっているけれど1日の例外もなく猫のことしか書いていない。仕事にも個人制作にも触れたことがない。フォローしているアカウントもほとんど同じようなものなので、タイム

          留守番したくない