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冬のお客さんが来ました

❝心地よくしてお迎えする❞


冬は寒いので、
いのちが休憩する季節じゃないですかぁ。

木々は葉を落とし春の暖かさをじっと待つし、
カエルさんやテントウムシさんは冬眠するし、
チョウさんやカマキリさんは卵のままです。

ワタシだって個人的には冬眠したくなります。

でもね、冬が大好きという人たちもいるわけでして、
ウィンタースポーツの季節だ~🕺🏃‍♀️と
待ちかねている人だっているんです。

そんな冬を心地よく感じて、
お引越しをしてくる生き物が、今年もやってきました。

疲れたね。
頑張ったね。


かわいこちゃん、み~つけた💘

鴨さんたちです。

今年初めての第一陣で、これからまだまだ増えるんですが、
冬の川面がにぎやかになります。

ここは四万十川の支流で、「後川(うしろがわ)」
といいます。

四万十川の本流には鴨さんがなかなか集まらないのですが、
この微妙に広すぎないスペースがいいんでしょうね。
お魚もたくさんいますし🐟

どんなに北風が吹いても、雪が降っても
流れのある川は凍らないので、
真冬も元気に泳いでいます。

鴨さんが生き延びるためには、
自分たちを捕食する動物の動きが小さくなる
この季節に照準を合わせて
とてつもない長い距離を旅してまで
またここに帰ってきてくれたんです。

覚えてくれていてありがとう💕

旅の途中には病気やケガで
命を落とした仲間もいるでしょうが、
それも自然なことなんです。

病気になった鳥がいるから
一緒にいる元気な鳥も「処分」と言って
殺してしまうニンゲンの残酷さ。
それに少なからず加担しているのは「消費」者。

そう思うと心が痛みます。

帰ってきてくれた鴨さん、
どうかこの場で恋してゆっくり子育てをして、
この場所を記憶にしっかり刻んでほしいです。
「父ちゃん、ここ気に入ったから来年も来ようね」
と言ってもらえる環境を残したいね。


❝心地よくしてお迎えする❞


今日は金曜日。心地よさを作る一日でありますように💖



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