100歳の方にかけた言葉で場が和む
❝柔らかく笑う場を作る❞
高齢者のサロンの仕事をする日があります。
このサロンは自立している人たちが利用します。
行き帰りは介護タクシーを使う人もいますが、
施設の中では自分のやりたいことで
時間を使うこともできます。
ところが、
100歳になったおばあちゃんが
この春転倒して入院。
それを切っ掛けに体が動きにくくなりました。
7月くらいまで娘さんのところで過ごしていたのですが、
友達がいて自由に過ごせる自宅がいい
ということで、戻ってきて一人暮らしを再開し、
サロンに来てくれるようになりました。
頑張り屋さんのおばあちゃんなので
百歳体操などにも取り組みます。
凄い方です😮
ところが、
自分でコーヒーを入れたり荷物を取ったり
そんなことが難しくなっているので、
他の誰かが手伝うという光景が見えます。
それを見ていた96歳のおばあちゃん、
「ここは、自分でできる人が来るところ」
と強い口調で言っていたそうで
(私の勤務でないとき)
場の空気がイガイガしています。
昨日もなんとなく
100歳おばあちゃんの行動を監視しているような
目つきのばあちゃん・・・
(男性利用者は関知しないところも面白いですね)
100歳おばあちゃんがコーヒーを入れようと
ドリップパックを開けるのに苦労しているのを見て
私は、手伝うことにしました。
そして
「おいしく淹れさせていただきます~。
もう少しできるようんなったら手伝わんけんね」
と言ったら、
それを聞いていた人たちが
クスッと笑って頷いてくれました。
「なにくそ」と
いろんなことを頑張るおばあちゃんだからこそ
かけていい言葉だったと思いますが、
不具合があっても、みんなの中で楽しみ、元気でいたい
と思っている人を排除するのではなく、
「お互い様」の気持ちをもって
温かく過ごせるような場であってほしいな。
前向きな人には前向きな言葉で応援したいです。
他の誰も傷つけることなく・・・
❝柔らかく笑う場を作る❞
今日は火曜日。心温まる一日でありますように💖
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