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パニック障害を薬を使わず克服した話 〜思考のコントロールの練習〜

パニック障害を自分で克服するには、
「自分の思考は、自分でコントロールできる」
ということを、練習して体得することが重要です。

「このまま、またパニックになるのではないか」
と思えば、なります。

「パニックが来そうだけど、絶対に来させない」
と強い意志を持てば、なりません。

「なったらどうしよう」という暗示を
自分にかけることができるのなら
逆もまた然り。
「ならないんだ」という暗示を
自分にかけることもできるのです!

どちらのスイッチを入れるか
だけなのです。

「感情」はコントロールできないが「思考」はコントロールできる

自分の「暗示」をコントロールできるのだ、
ということは、かなり経験を積まないと難しいです。

だって、これまでは
「私は、またこのままパニック発作になる」
と、心のどこかで暗示をかけて不安になって
実際に発作が起こってきたわけですので。

「ならない」と念じて
「ならない」ことを体験する。
この成功体験を重ねていくしかないのです。

これは、例えばトイレに行きたくなった時の
「おしっこ漏れる!」と似ています。
ふざけているように思うかもしれませんが、
実際問題、
「おしっこ漏れる」
「下痢の便が漏れる」
も、結構な割合でコントロールできます。

「絶対に漏れない」と暗示をかければ
意外に漏れないものなのです。

自分で自分の身体を
「思考(意志)」でコントロールできますし
逆に、マイナスにコントロールしてきた
という事実もあったりします。

下痢になりそうな時には
下痢のツボ(足にあります)を押して
「今は、困る。15分後にコンビニに着くから
それまで待って」と暗示をかけます。

そして、「下痢である自分」を
一旦、忘れ去ります。

すると、案外しばらく
下痢のあのピーというお腹の痛みが
消えてくれます。

パニック発作も似ていて、
「いやいや、私はもうパニックにならないし」
と決めてしまう。

すると、「予期不安」があっても
消えてしまうのです。

そのためには、前回の記事で書いた
呼吸法をマスターしておくことが
ひとつの条件です。

また、「背中をキュ!」
覚えてもらいたいと思います。

肩甲骨の間を絞るように
キュッと寄せるのです。


1)
「予期不安」が来たときに
もしも横になっていたら
身体を起こす。

2)
背中をギュッをしてみる。

3)
それでも怪しいなと思ったら
「呼吸法」を試してみる。


3の呼吸法で、心を

整えながら
できれば、ぷぷっと吹き出しそうな
面白い動画でも見てみてください。

すると、いつのまにか
「怖い」「真面目」なモードが
「ゆるい」「ふざけた」モードに
切り替わります。

緊張が解けたら
パニック発作も起きにくい。

つまり、「弛緩」「ゆるい」「だらけた」
という「解放」の状態を
自分のなかに作ってしまうと
パニック発作には
なりにくいのだということを
知っていただきたいのです。


予期不安にならないために

パニック障害は「胃腸」の調子と
大きく関係しています。

「食べ過ぎ」には要注意。
そして、「食べる」以外の
発散方法を持っておく必要があります。

また、
普段から「横隔膜」
たくさん使って
柔らかくしておく必要があります。

「笑っていますか?」
普段、笑ったり泣いたり
感情を豊かに表現している人は
おそらくパニックにはなりにくいでしょう。

そのほか、
全身の血流をよくするために
全身運動をするのもおすすめです。

個人的には、踊ることがおすすめ!
全身の血流を良くすることはあらゆる症状に効果的です。
なぜなら、私たちは「動く動物」なのだから。
本来、もっと動くべきなんです。

次回は、アロマやフラワーエッセンスなどを
使う方法をお伝えします。

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