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一周まわって、ここに落ち着いた。

各地のレストランを食べ歩く美食家が、「結局、お母さんの料理がいちばん美味しいんだよね」と言うのを聞いたことがあります。

ぼくは食経験が乏しいのでピンとこなかったんですが、こと洗濯に関しては、同じようなストーリーを語れるなあと。


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一人暮らしをはじめたばかりのぼくは、やたらめったら柔軟剤の香りにこだわっていました。

実家の母が強制的に決めるローズの香りが好きではなく、一人暮らしで自由になったぼくはお気に入りの柔軟剤探しに奮闘。

ユニセックスで使えるフローラルの香り、お香っぽいムスクの香り、ダウニーはちょっとキツいなあ…とか。


今となっては何をそんなにこだわっていたのか…と思うのですが、新生活にウキウキしていたのでしょう。

「柔軟剤を選ぶ」という行為自体も、どこか大人になった気がして嬉しかったのです。


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だけど最近になって、「柔軟剤は体によろしくない」という言葉をよく目にするようになりました。詳しくは省きますが、柔軟剤に含まれる化学物質が頭痛や吐き気の原因になってしまう、と。

これを知ったぼくは、「ああもうシンプルでいいや」と思ったんです。

これだ!という柔軟剤の香りは結局見つからなかったし、それならいっそ、とことん簡素にしてやろうと。


ということで、まずは洗剤を液体せっけんに変えました。アトピー肌や赤ちゃんでも使える「そよ風」というやつです。せっけん特有のイヤな香りがしないところもGood。


で、基本は柔軟剤を使わず、そよ風だけで洗濯をしています。

最初は「タオルがぺたんこになったりしないかな…?」と心配していたのですが、なんの問題もありませんでした。普通にふんわり仕上がります。


ただ、どうしてもタオルがへたってきたなあ…という時だけ、柔軟剤を入れて洗濯をしています。ランドリンは香りに高級感があり、男女ともに使えるところがお気に入りです。


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洗濯をシンプルにして良いことあった?と聞かれても、特筆すべきものはありません。ただ、「こだわるのを辞める」ことも一種のこだわりだなあ…と思ったり。

もうすぐ一人暮らし歴が1年になるのですが、やっと洗濯のルーティンが確立されて嬉しい限りです。


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