ヨミとたからものさがし
昔むかし、あるところに一軒家の大きな2階にヨミという子がいました。年齢は8歳です。
ある日、年上のお兄ちゃんが宝物のテレビを見ていたので、ヨミは宝物探しをしたくなりました。
でもどうやって宝物をみつければいいのでしょう。すると宝物に詳しいミコに聞くことにしました。そこでミコのお家に行ってコツコツとノックをしました。
宝物はどこにあるかって?それは洞窟の洞穴かなー。
ありがとう教えてくれて。
宝物探しにいくんだったらこれを持ってって。きっと、役に立つわ。とミコは言って、またヨミに言いました。宝物は絶対鍵がかかってるわ。この鍵を、と言ってヨミに金色の鍵をくれました。
そしてヨミはうん、ありがとう。私絶対宝物を見つけ出せるかも。といってお家に帰りました。
そしてすぐおうちの扉をあけると引き出しから紙をだしてそれから鉛筆を持ってきて自分の地図を書きました。それから懐中電灯、大きなシャベル、鍵。それかお腹が空いたら食料を、
何を持ってたかって?それはデザートのりんご、エビフライ、ブロッコリー、オムライス、すいとう、ウインナーを詰めました。それからお父さんのリュックをそっと取り出してそのやつを全部リュックに詰め込みました。
それからジャンパーを着ました。帽子を被りました。金色の鍵はジャンパーのポケットの中にしっかり入れたからこれでもう大丈夫。ヨミは言いました。
するとお母さんが来て聞きました。どこいくの?
えっと、小学校。
妹も聞きました。洞穴いくの?
あぁ、ちっちがうよ。
お父さんも来て言いました。ヨミはあんまり聞かれるのでこのままだと宝物探しをすることを、バレてしまうと思ってドアを開けて逃げ出しました。妹の呼ぶ声が聞こえます。おねえちゃん、戻ってきてー。けれどもおねえちゃんのヨミは無視して行ってしまいました。
最初はくねくねみちです。あんまりくねくねしたり、まわったりしてるので、座り込んでしまいましたが、すくっと、立ち上がって続きを歩き始めたのでした。
そのくねくねみちの次は草むらです。あんまり、草が生えて、高く育っているので、大股を広げながら歩いていきました。
その次はどんどん歩けば大きな洞穴です。宝箱は誰も見つからない場所に隠してあるのです。少しヨミは心配しましたが、シャベルを持ってきたので必ず掘り出せます。だからヨミは安心して歩きました。
ようやく、やっとくらーい、暗い怖そうな大きな洞穴が見えてきました。上には不気味なコウモリがぶら下がっていました。
ヨミは暗いのでリュックサックを背中からおろして中から、懐中電灯を取り出してやっくりゆっくり歩いていきました。するとかきん!と音がして何かが落ちてきました。ヨミが手のひらに乗せて懐中電灯を照らすと、それはきれいな紫色のルビーでした。それはなんとも美しく輝いてヨミには最も綺麗な宝石だと思いました。するといきなりヨミがつぶやいた顔をして言いました。でもどこから落ちてきたんだろう。ヨミは洞穴の上を見上げました。
ヨミはシャベルを取り出して穴を掘り出しました。それから手袋をしました。それからロープを取り出して洗濯バサミが出てきました。ヨミはその洗濯バサミを捨てました。すると今度は石用磁石が出てきました。ヨミはそれを捨てないで拾い上げました。石用磁石というものは石でもくっつく磁石です。ヨミはそれをロープにしっかりくっつけて、えーい。と、投げつけました。磁石が石にくっつけられました。ヨミはそのロープを使って登っていきました。
ヨミはなにがあるか分からないので、こっそり目だけ出してそっと、覗き込みました。
そこはくらーい、不気味な洞穴、よく見てみるとそれは石の隠し扉でした。
ヨミは誰もいないので中に足音立てずに歩いていきました。いるのはコウモリがきゃっきゃっないているだけです。コウモリだったら平気です。
ヨミはまたリュックサックからチャックをあけて、シャベルを放り投げました。それからよーくみてみると鍵の形がありました。
するとヨミはミコに貰った鍵を、ポケットから取り出してカチリと音を立てて回すと、なんと金銀宝石の宝箱。美しい箱に宝物がどっさり入っているんだわ、と言って目がハートになってしまいました。
それからまた鍵を取り出して鍵を回すと、わぁ、金銀宝石にお金に指輪にブレスレットにそしてなんと輝く宝石が宝箱から出てきました。ヨミは嬉しくて嬉しくてたまりません。
ついにヨミは宝箱を見つけられたのです。さっそくヨミはきれいなものを持てるだけ取っておうちに帰って、お父さん、お母さん、妹に宝物を、見せたり話したりしましたとさ。
面白い楽しいお話これでおーしーまい。
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