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ILAはハブ空港

こんにちは、だいきです。

私たちは、普段は野菜づくりをしていますが、
野菜づくりを通して、農的な活動を広めていきたいと思っています。

延いては、地球規模で農的な活動が当たり前になり、
世界を自由に行き来できるような市場を作りたいと思っています。

言うなれば、ハブ空港のような。

農園が世界のHUBとなって、
旅人も村人も自由に交流できる場があれば、
旅人は、その土地を深く知ることができ、
村人にとっても、旅人から新しい情報を得ることができます。

旅人と村人が交流を通して、
お互いのことを深く知り、人を通して世界のことを知っていく。

さらには、地球のことを知っていく。

そういう場をつくりたいと思っています。

野菜は、その土地の情報を持っているメッセンジャーで、
土地のメッセージを受け取った旅人は、
そのメッセージを元に、土地を理解し、
新しい旅へと進んでいきます。

人生が一つの冒険となって、
旅人も村人も、両方が活性化するような場が、
ILAの空間でつくれたらと思っています。

地球を知ることって、一人の力では難しくても、
世界中を旅する人たちの英知が集まったら、
より多角的に、一生をかけても理解できなかったことが分かり、
人生を100周するくらい、密度の濃い学びが得られると思っています。

地球を知ることは、自分たちの住んでいる環境を知ることでもあります。

人が環境にどのような影響を及ぼしているかを考え、
環境を地球が喜ぶものにしていくには、どんな行動を起こせるか。

地球が喜ぶことを実行していくのが、
ILAでやりたいと思っていることです。

ILAのイメージは、畑というよりも空港なのです。

人が自由に行き来出来て、
一時的に滞在する人も居れば、
降り立った土地にご縁を感じて、移り住む人もいる。

多様な人の交流があり、
来るもの拒まず、去る者追わずで、
自分たちもまた自由に旅するように生活していく。

畑という場も、ずっと張り付いているのではなく、
たまたまその場に集まった人たちでつくっていけば良いし、
偶然の出会いを大事にして、
新たなものを創造していけたらいいなと思います。

なので、型に囚われない農園のカタチをデザインしていきたいし、
日本だけではなく、世界中に農園があって、
オンラインで情報交換をして、
世界中の農園のネットワークをつくっていく。

世界中の農園の様子をシェアすることで、
地球のことを理解し、
環境ファーストの新しい可能性を人類全体で模索していく。

世界中にある空港同士は、飛行機を介して場を共有していますが、
農園も、作物を介して場を共有していきたいと思っています。

作物の面白いところは、土地によって育つものが違い、
同じものを育てていても、土地の性質によって味が違うところです。

それは、土地に出向いて味わってみることで初めてわかり、
ただ単に、インターネットなどで情報を追っているだけでは、
身体的には理解できません。

いまの作物の流通を見ると、
作物が移動して、市場に供給されていますが、
それでは、その土地の匂いや風景まではわかりません。

人が移動して、土地に触れることで、
五感と共に作物を理解することができます。

モノの移動ではなく、人の移動によって、
その人にしかつくれない人生のストーリーが生まれ、
人のストーリーによって、別の人が感化されて、
感化された人が新しい旅を始めてストーリーをつくっていく。

そのような世界の方が、よっぽど豊かに思います。

物質的な豊かさを求めれば、モノの移動が優先されますが、
精神的な豊かさを求めれば、人の移動の方が理に適っています。

人の移動によって、精神的に豊かになっていく人が増えて、
地球のことを大事にする人が増えたら、
環境は平定されていくと思いますし、
人の経済活動と環境のバランスが動的な平衡を生むと思っています。

まずは、地元の作物を食べてみることから始めて、
徐々に、興味関心のあるところから、
農的な活動をスタートしてみてくださいね。

それでは、また!

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