見出し画像

i.lab社内R&D 「Voice Mask」プロジェクト:連載9 ユーザーインタビュー ②

こんにちは、i.labです。

特許取得を機に活動を再開したi.lab社内の取り組み「Voice Mask」プロジェクト。連載第9回目の今日は、2人目のユーザーインタビューのレポートです。

前回(1人目のユーザーインタビュー)の記事はこちら↓

インタビューの概要

画像2

山本清人さん

❶ 山本さんについて

2人目のインタビューは、NTTコミュニケーションズで、ワークスペース即時検索・予約サービス「Droppin」新規事業開発のプロジェクトリーダーをしている山本清人さんです。実は、2019年から2020年に実施された「Droppin」の実証実験のオペレーションやツールなどをi.labで支援させていただいたことがあり、その際の印象から、対象者として最適なのではと考えインタビューをお願いしました。

Droppinについて以下をご参照ください。


❷ 山本さんの属性、選定した理由

画像9

インタビュー対象者を探すにあたり3つの属性を設定しました。山本さんは属性1属性3に該当します。

コロナ禍の最近はコワーキングスペースで仕事をされているそうで、この辺り属性1に関係する話が伺えそうだと考えました。また、コロナ以前から出張などに伴うオンラインミーティングが多く、i.labがDroppinの実証実験をご一緒した際には、「毎回異なる場所からミーティングに参加されている」ような印象がありました。加えて以前に法人営業をされていたご経歴も属性3としての要素があると思います。また、Droppinの事業やワーケーションなど、ワークスペースのあり方について普段から考えているだろう点も、選定する際に大きな理由になりました。

ちなみに、以下のDroppinのnote記事をご覧いただくと、普段の仕事内容や、ワークスペースについての山本さんの考え方をより理解できると思います。

❸ インタビュー場所

インタビューは、山本さんが普段仕事をされているコワーキングスペースの会議スペースで実施させていただきました。i.labからは3名(1名海外よりオンライン)の参加です。実際の場所に伺うことで、インタビュー中に出てくる「テラス」「個室」なども実際に見て雰囲気を知ることができました。

インタビュー内容 

では、ここから実際のインタビューの内容をご紹介します。

----------------------------------------------------------------------------

画像9

—— これまでの経歴を簡単に教えてください。

山本さん: 2000年に新卒で、「光通信」に入社して、そこでは法人営業をしていました。毎日テレアポを2、3件くらいとって外回り営業していました。それを3年間くらい。その後「クロスウェイブコミュニケーションズ」という通信キャリアに転職し、半年くらい経った頃に、そこが「NTTコミュニケーションズ」にM&Aされて、今に到ります。現在は大阪からの単身赴任です。

—— 現在の業務内容について教えてください。

山本さん:現在の業務は働き方改革のソリューションの開発、「Droppin」というユーザーとワークスペースの提供者とをマッチングするスマホアプリの新規事業開発で、事業リーダーをやっています。2021年の3月末までは、新規事業支援制度の事務局との兼務だったのですが、現在はDroppinだけを担当しています。

—— 最近はどのようなワークスタイルで仕事していますか。

山本さん:仕事は在宅勤務が基本にはなりますが、「Droppin」という事業をやっていることもあり、自宅近所のコワーキングスペースをよく利用しています。コワーキングスペースには共有スペース、オープンスペースがあって、そこは基本的に一人で作業する場所なんですけど、声の音量を気にしながらであれば短時間のウェブ会議はOKになっている。「聴くこと」が中心のウェブ会議はそこでしています。

—— オープンスペースには他に利用者がいるのですか。

山本さん:今はソーシャルディスタンスあり、隣に誰か座ることはないです。同じフロアに知らない人が点々といる感じ、大体5-6人の利用者がいるような印象。30席くらいある中で、3割くらいの稼働率かな。多くても半分の席は埋まらない。

—— ウェブ会議はコワーキングスペースのどこで行っているのですか。

山本さん:商談などお客さんなどとの大切な打ち合わせの場合は、フォンブースという一人用のブースを借りて行います。そこが空いていない場合は、有料の会議室を借りて、そこで集中して打ち合わせをするようなかたちです。他には、ウェブ会議をしても良いことになっているテラス席があり、そこで行うこともあります。お客さんとのミーティングで使う会議室と、聞くことが中心のオープンスペースの中間的な位置づけ、内部ミーティングなんだけど自分が中心的に喋る必要がある、そのようなウェブ会議でテラス席を利用しています。

—— 普段1日にどのくらいのウェブ会議をしていますか。

山本さん:1日に5、6件のウェブ会議を朝から晩までしています。自分の作業は会議後にしています。平均すると1日に5−6時間はウェブ会議をしていることになる。

—— オープンスペース・テラス・個室(フォンブース・会議室)の3種類の場所は情報の機密性で使い分けているのですか。

山本さん: 情報の機密性とミーティングの品質ですね。自分の周囲に人がいると、声の大きさを気をつけないといけないので、周囲に対して迷惑かけられないという遠慮の気持ちが生まれる。でも、ぼそぼそと喋っていると、感情が乗らない。だから内部ミーティングなどで、自分が会議の8割ぐらい喋るとあらかじめわかっている時は、オープンスペースでやらずに個室で、個室が予約できない時はテラス席でやります。

ミーティング相手への気遣いと、自分が今いる周囲への気遣いの両方がある。オープンスペースでウェブ会議しているときは、ミーティング相手から「山本さん、BGMうるさいですよ」といわれることがあります。BGMっていうのは音楽ではなく、周囲の人のミーティングする声のことなんですけど。

ここの施設は、オープンスペースでもウェブ会議OKという張り紙が貼ってあります。でも、ヘッドフォンしたりして、音声が外に漏れないようになど、周囲の人に配慮してねという注意書きがある。一方でウェブ会議NGのスペースも準備されている。普段利用するオープンスペースは、OKとかかれているから、迷惑にならない程度であればやっても大丈夫。

画像8

—— とはいえ、山本さん自身は周りの声が気になったりはしないですか。

山本さん:声が大きい人もいる。ひとりで黙々と作業している時はそんなに気にはならないが、自分がウェブ会議しているときには困ります。

—— 普段ウェブ会議に使っている道具やこだわりはありますか。

山本さん:普段は2000円くらいの安いイヤホンとマイクつかっています。こだわりあるとしたら、有線にこだわっています。ワイヤレスも所有しているが、音飛びやスイッチon/offのタイムラグがある。オープンスペースで会議に参加することが多いので、周囲の音が入らないように基本はミュートしている、そういうシチュエーションで、「今喋りたい!」と言うときに、押しても反応しないで、そしたら話が流れてしまって...ということがある。あと充電しなければいけないなどもある。でも、ワイヤレスで高級なやつをつかってないからかもしれない。会社から支給されたワイヤレスのイヤフォンは合わなかったです。

画像9

—— 現在のウェブ会議環境における一番の課題はなんですか。

山本さん:個室ですね。普段はオープンスペースでいいのですが、この会議は音を漏らさずやりたいという時に、個室は常時6割くらい埋まっていて、使いたい時に使えないことがある。個室の確保には苦労しています。

自分が主体的に喋ることが多い時、大事なミーティングでお客さんに提案をしたい時、セミナーでスピーカーとして喋る時などは、会議室、防音もしっかりした個室でミーティングしたいです。

—— 山本さんにとって、個室の定義ってなんですか。

山本さん:個室の定義とは、ドアがあってクローズドな環境で自分以外がいない場所ということ。ドアが空いていると外に聞こえるので。別のコワーキングスペースを利用する時もあるのですが、ウェブ会議OKですと言われているものの、ドアがなく仕切りがあるだけなので、音はダダ漏れで気を遣います。それ以外に、電源あって、wifiがあって、空調があってといのは基本的に必要です。

—— オープンスペースで周囲に遠慮して小声になるという話でしたが、他に遠慮することは何かありますか。

山本さん:他はお客さんの会社名を言えないとか、自分の会社名を言いにくいとか。身バレしてしまう。いつもオープンスペースで「〇〇グループの〇〇です」と名乗る人がいるのですが、名前覚えちゃっていますよね。(笑)

オープンスペースだと、どうしても発言量が減ってしまう。それから、トーン落として喋るのでトークが乗らない。昔テレアポしていたときに、こちらがワントーン上げるとアポが取れやすいみたいなのと一緒で会議のやりやすさが全然違う。特に自分がファシリテーションするときとか顕著にそういうことがあります。

画像10


—— 以前お仕事ご一緒した際のウェブ会議で、毎回異なる場所にいらっしゃる印象があったのですが、どんな場所にいらっしゃったのですか。

山本さん:出張ということだと、「ハナレ軽井沢」というワーケーション施設立ち上げたときは、隔週で軽井沢に出張していました。その後わーケーション絡みで、和歌山、新潟、岩手などにも行ったりしていました。

出張に限らず外出先でウェブ会議したことのあるシチュエーションとしては、コワーキングスペース、カラオケボックス、喫茶店、レストラン、駅の待合室(新幹線など)などがあります。また、頻繁にではありませんが、電車で移動しながら、歩きながら、公共施設のベンチや、商業施設のベンチなどでしたこともあります。

—— ベンチや歩きながらといったシチュエーションでのウェブ会議はどういう状況でそのような選択になったのですか。

山本さん:好んでやっていたわけではなく、やむなくでした。近くに適した場所なかったとか、場所があっても、そこまで移動する時間がなかったとか、そういう場合でした。あとは、ミーティング内容によっては「聞く専門」で喋るとしてもちょこちょとだしというときは、移動しながらとか、ベンチでもいいや、ということはあります。

—— カフェ・レストラン、カラオケボックスを利用される時は、探していくのですか。

山本さん:走り回って苦労して探すという感じではないです。公共交通機関で行くから、そこの駅の周辺に大抵何かが場所ある。クオリティーにこだわらなければ、何かしたらの施設・場所があるので。


—— そういった場所に求めることは「個室」であることなのですか。

山本さん:コロナ以前は、個室を探そうという意識はなかったです。当時は、電源が大事だと思っていました。充電切れると何もできない。一番困ったのは、パソコンの電源が切れて、ケータイの電源が切れてかけモバイルバッテリーで充電しようとするとイヤフォンの穴が塞がり...という状況でした。電源が生命線でした。

場所を探す際には、電源が確保できるかということを真っ先に見ます。普通のレストラン、喫茶店だと、壁にコンセントがあったりする。ちゃんと声かけて、いいですか?と聞いてから使う。

ベンチの場合、周囲に人がいない場所をなるべく探したり、自動車の通行音が騒がしい大通りから少し中に入ったりします。

—— 公共空間でのウェブ会議において、ここはできる、ここはできないという線引きはどこにありますか。

山本さん:「うるささ」というのは一つあります。あとは、夏場だと直射日光の場所ではできない。ベンチという環境は大丈夫だけど、直射日光は暑くて耐えられない。(笑)

やはり線引きは音かな。例えば、東京駅の丸の内北口改札出てすぐのホールとかは、キンコーンなど音がうるさくて無理。オンライン会議に入りながら電車移動していて、電車の中では喋らないようにしいたが、下車後喋ろうと思った時、ホームでは無理、駅の構内でも無理だった。

それ以外だと、長いベンチで同じベンチに人が座っていたらウェブ会議はできない。また目の前距離が少ないところでの別ベンチでもNGで1m以上は必要。自分の話ている内容が聞こえてしまうから。

—— 新幹線やタクシーなどではどうですか。

山本さん:新幹線の中では、会議したことない。電話かかってきてやむなく出たことはあるが、トンネルとか入って電波切れるのでやっていない。タクシーもほとんどないかな、タクシーにそもそも乗らないから。

移動中だと、やはり在来線ですることが多いです。スマホでつないで基本は聴くスタイル。発言しないといけないときは、例えばホームでうるさいときに自分のターンが回ってきそうだなと思ったときには途中駅で降りて喋ったこともあった。電車はそこまで多くはなくレアケースです。

—— いろいろ工夫されているみたいですが、在宅こそ、究極の個室だと思うのですが、何故在宅ワークはされていないのですか。

山本さん:2020年にコロナで緊急事態宣言が出た4月くらいからしばらくは、在宅勤務のみで外出を一切せずにやっていました。家に机と椅子がなくて、ちゃぶ台みたいなテーブルがあるだけなので、1日仕事していると腰が痛くなってしまいまして。あと聴くのがメインの会議だと、寝ちゃう可能性がありました。(笑)聴いているだけだと、ゴロって横になって気がついたら終わっていたみたいなことになるとまずいので。つまり、腰が痛いとか、気持ちが切り替わらないとかという在宅勤務環境の理由と、自分がやっている事業の営業活動やサポートなどの推進の理由でコワーキングが多くなりました。

----------------------------------------------------------------------------

ここで一旦区切り、アイデアの説明に入りました。アイデア紹介資料をお見せしながら、モックを試していただきました。

----------------------------------------------------------------------------

画像11

—— アイデアの説明を聞いたご感想は。

山本さん:アイデアの提供価値を見ると、先ほど話していたことが、全部当てはまりますね。(笑)

一番気になったのは、どの程度音量が聞こえなくなるのかということですね。全く聞こえないというのは難しいと思いますが、実際はどの程度なんだろうかなと気になります。周囲のガヤガヤが、拾われにくいというのと、自分の発話が周囲に聞こえないのは本当にいいと思います。

今のような不織布マスクをつけながら、この製品つけるのはめんどくさいなと思いました。イヤホンとマスクが干渉して面倒くさいことがある。でもあれかな、この製品使うときは、イヤホン使わないから、あまり関係ないのかな。

画像12

—— 世の中にあるものでVoice Maskに似ているな、と直感的に思うものって何かありますか。

山本さん:自分の声が広がらないということだと、パーティションなどハード面、ファシリティ面で対応している個室はあるなと思った。Voice Maskが提供する環境としては、そういうものに近いと真っ先にイメージしました。自分で製品を準備して発話が漏れるのをおさえるというアプローチは世の中にない。一般的には、パーティションとか、自分以外の人が準備しているものだから。

—— サイズ、形状、についてはどう思いますか。

山本さん:サイズは嫌な感じはしない。イヤフォン部分がカナル型イヤフォンでないとちゃんと聞こえないのではないかなと思いました。フィット感とか。それから、装着した際にあまり視界に入らないのでチラチラして煩わしいなどもなさそう。

口元を隠すことは、唇が外から見えることについては、全く気にしてなかった。いままで全く意識したことはなかったです。

—— イヤフォンだけをとっても世の中にはAirPodのような小さなものからゴツいヘッドフォンまでいろいろありますが、そういう意味でサイズ・デザインについてどう思われますか。

山本さん:確かに言われて気づいたのは、自分は移動が多いから、カバンの中に入るのかなと、あと壊れないのかなということですね。今のカバンだと、リュック型だから、立体的だから入るかも。でも会社に行く時はビジネスバックで幅が狭いので、ああいうものだと入りづらいのかもしれないと思いました。ぱかっ、ぱかっと折りたためたりして、面積とられなければいいのかな。

画像13

—— 携帯性と機能性(高バッテリー・多機能だが重くなりがち)だとどちらをとりますか。

山本さん:圧倒的に携帯性をとりますね。あんな大きいの無理ですね。1日5-6時間ウェブ会議があり、その時間ずっとつけているのは辛いですね。携帯性でも、持ち運び時と利用時がある。持ち運び時の重さは鞄の中に入れば大丈夫です。

—— どのようなシーンででVoice Maskを使うイメージをしましたか。

山本さん:もうオンライン会議の普段使いがこれになるでしょうね。ただ個室の会議でも使うかというと、それはわからない、今のマイク付きイヤホンを選ぶかもしれない。普段個室でもパソコンのマイクではなく、性能の高いイヤフォンのマイクを使っています。

—— Voice Maskがあることで、これまでウェブ会議がグレーだった場所にどの程度入っていけると思いますか。

山本さん:今までグレーゾーンだと、現在使用しているコワーキングスペースのオープンスペースのような、ウェブ会議を禁止されてないけど、そこそ喋らないといけないようなところ、そういう場所だと普段使いのツールとなりそうです。

カフェだと、最初はちょっと性能面で勇気がいるかもしれないです。周囲にどの程度漏れ聞こえるのかということが確認できて、その漏れ聞こえの範囲に人がいなさそうであれば使うかもしれません。たとえば、カフェの端っこの方とかで、周囲に人がいなさそうという状況で使うのかな。

その他の場所、例えば駅のホームで使うかというと、それは使わなそう。駅のホームとか電車の中とか歩きながらのウェブ会議というのは、そこでやりたいわけではなく、時間の都合などでやむなくやっている訳なので、Voice Maskがあればつけてやることはあるだろうが、この製品があるから、ホームとかで打ち合わせを増やそうとかなるかというと、そうはならない。カフェとかレストランとか、やりづらかった場所が使いやすくなるということは圧倒的にあります。

それから電車内などについては、電車の中でミーティングとか、品質は上がるかもしれないが、頻度は上がらないと思います。できれば避けたい場所であることは変わらないから。新幹線も、ネットワークという前提で、可能性としては消えます。

—— Voice Maskがあることでコワーキングやカフェなどのオープンスペースでのウェブ会議頻度が上がりそうな印象ですが、どの程度の消音性能が必要だと思いますか。

山本さん:隣の人のテーブルに聞こえない程度かな。1mくらいの距離で、声が全然届かないとかだと利用者は増えるかもしれない。ごにょごにょ聞こえるくらいでも、使うと思います。でも真横、30cmの人がとなりでごにょごにょ聞こえると、多分使わないと思います。守秘的はもちろんあるが、それ以外の公共マナー的な部分の方も気になります。

今は、オープンスペースが普段使いの場所になっているので、会議での課題が気になっています。それが気にならなくなるなら安い手間というか、投資だと思います。価格イメージとしては、1万円超えたら自分では買わない。でも、これは会社の備品として購入したいですね。

—— Voice Maskが普及したとして、個室利用はゼロになると思いますか。

山本さん:個室利用は無くならないと思うが、回数は減ると思います。現在も大部屋オフィスでのウェブ会議など声のバッティングがあったりするのでオフィス内での利用はありそうですね。オフィスの個室キャパも有限なので。

—— 会社側、管理者側から見たときにどんなメリットがあると思いますか。

山本さん:会社の観点として、在宅勤務以外を許可しない理由としては、物理セキュリティー、つまり、盗み見、盗み聞きがあります。それを避けるとしたら、個室しかない。でも、会社の総務や人事の人達は一つずつの場所が確認できない、だから一律禁止となりがちでセキュリティ上安全パイを取りがち。Voice Maskもその会社のセキュリティーレベルにおいて、一律にOKとなるかは疑問はあります。会社の規模感やポリシーにもよるとは思います。

—— 最後に、ずばりVoice Maskの価値や特徴はなんだと思いますか。

山本さん:1つは、自分の声が周囲に聞こえない、言い換えると、周りを気にせずに喋れることです。2つ目は、周りの声が入らないことですね。それから、オンライン会議を、場所を気にせず、苦労せずに、普段業務を行っている場所で会できることは大きいですね。

画像14


(インタビュー終了)

----------------------------------------------------------------------------


インタビューの重要事実情報

以上がインタビューの内容でした。このあとは、インタビュー内容を分析するフェーズになります。

これらのインタビューでの発言(事実情報)の中から、アイデアの完成度を高める上で特に重要そうな発言(重要事実情報)を抜き出し、改善のための示唆を導き出していきます。

山本さんのインタビューから、i.labが抽出した重要事実は以下です。

スライド2

スライド3

スライド4


- - - - - - - - - - - - - -

いかがでしたでしょうか?本エントリーでは、2人目のインタビューについてお話しました。次回の更新もぜひお楽しみに!

画像15

i.labでは、Voice Maskの実現に向けて一緒に協業していただける技術者や研究者、企業を募集しています。ご興味がある方は以下までお問い合わせください!

問い合わせ先
メール:h-suzuki<at>ilab-inc.jp
担当者:i.lab ビジネスデザイナー 鈴木斉