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【本】アニメーション映画化される「BLUE GIANT」の主人公の生き方から学ぶ「挑戦」#133

こんにちは。
GWも挟んで約2週間ぶりの投稿になります。

今回は前回の投稿と同様に、好きな漫画の主人公から学んだことを書きます。
作品は「BLUE GIANT 」という世界一のジャズプレイヤーを目指す主人公の物語です。高校生の主人公がサックスプレイヤーとして、上京〜ヨーロッパ〜アメリカと渡り歩るく中で、成長していくところが好きなポイントです。
今年アニメーション映画化されるそうで、漫画に「音」がつくのもとても楽しみです!!


「世界一のジャズプレイヤーになる!」と言い続けるかっこよさ

1人川沿いで練習し続ける主人公

主人公は高校3年生の時に、初めてサックスを吹くようになります。
同級生が進学や就職をする中で、主人公は世界一のジャズプレイヤーになることを決めて、地元を離れ上京することを決めます。

この作品の面白さは、主人公の人柄に詰まっていると感じます。
絶対は俺の中にある
世界一のジャズプレイヤーになる
という想いをステージに立つ前から宣言し続け、この想いが物語をつくっているように思います。

東京、ヨーロッパ、アメリカと話がすすむにつれて、主人公は活動するステージを変えていくのですが、どこに行っても川沿いや海沿いといった場所を選んで1人練習するシーンが描かれています。

地元でサックスを教えてくれた先生や、一緒に舞台に立つ仲間をつくっていくのですが、1人でも黙々と練習するシーンも多く描かれていることから、主人公の信念の強さを表現しているように感じました。

目的と目標からくる「行動力」が魅力的な主人公

音とスケールの「大きさ」で魅了する主人公

主人公は東京で仲間をつくり実績をつくった後、ヨーロッパに旅立ちます。
ヨーロッパでも同じように仲間をつくり、プロとして活動し大きなステージに立つのですが、満足することなく次のステージにいくためにアメリカ行きを決めます。

ヨーロッパでもCDデビューも果たし、バンドツアーも成功させ、仲間からバンドを解散することを引き留められるシーンがあります。
ですが、「世界一のプレイヤーになる」という目的を果たすためにアメリカ行きを決めます。いつでも目的に対して正直に、自分の行動や選択を決めている姿から学ぶことの多い作品でもあります。

アメリカでソロ活動をして、ジャズバーで飛び込み営業をし、1つの街でライブを成功させても満足することなく、次の街へ渡り歩く行動力!
目的と目標がどこにあるのかで、行動と選択が決める姿も随所に描かれており、自分に置き換えて考えるところもこの作品の魅力のように感じます。

「音」の想像を掻き立てる作品

漫画を読んでいると、練習しているシーン、舞台で演奏しているシーンで数ページつかって表現されています。
それが今回アニメーション化されることで、どんな「音」で表現しているのかとても楽しみです。
サックス、ピアノ、ドラム、ウッドベースの楽器演奏が主に描かれていますが、奏者によってどのように音が変わるのかもワクワクします。

本作はアメリカに舞台を移したところで、まだ完結していない作品です。
ぜひ一読するのをおすすめします。

枡田泰明


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