君を鳥籠に閉じ込めたい
僕は自由な彼女を愛している。
彼女は、空にも縛られない鳥のように、自由に世界を羽ばたく。
彼女は誰にも、何にも縛られない。
僕たちは結婚指輪を持たない。
彼女が「失くすといけないから」と笑顔で言うからだ。
僕たちは結婚指輪を持たずに、今年4年目の結婚生活を迎える。
彼女は誰のものでもない、彼女自身のものだ。
僕にキスをして、ドアから外の世界へ羽ばたく君を、僕の鳥籠の中に閉じ込めたくなる時がある。
でも、そう思うだけで、臆病な僕にそんなことできやしない。
いや、「愛してるよ」と言って、彼女を見送るのに慣れすぎてしまったのかもしれない。
僕は、空にも縛られない鳥のように自由な彼女を愛している。
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