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カルシウムパラドックス


最近身の回りで、牛乳飲んでも吸収されないから意味無いんでしょ??って話がちらほら。

...いやいやちょっと待て!!どこの情報なのかわかりませんが、カルシウムを口から摂らなきゃどうなるのか皆さん知っておきましょう。

先ず、例え体がカルシウムを吸収出来なくても、とても大事な意味があります!
カルシウムは骨に99%、血液中に1%存在します。
血液中のカルシウムが少なくなると体が危機感をおぼえ、骨を溶かして血液中に流してしまいます。
それが題名にもなっている

カルシウムパラドックス

って呼ばれるものです。
今日はカルシウムパラドックスの恐ろしさをお伝えしたいと思います。

1.骨を溶かすため骨密度に影響

これは当然の話ですね!
口からカルシウムを摂らないと
「血液中のカルシウムが少ない!これは危険な状態なので骨を溶かして血液中に流そう!!」
というような事態が起きています。
言わなくてもわかると思いますが、この働きが骨を溶かして骨密度に影響をもたらします。
カルシウムを吸収するしない関係なく、流すだけで意味がある!という事なのです。

2.溶かした骨は血管に溜まりやすい

骨から溶かし出たカルシウムが血液中を流れると、血管壁に溜まっていきます。
血管壁に溜まると硬くなり、血管の内側が傷付きやすくなり動脈硬化に繋がります。
このことから高血圧、血管系疾患、認知症にも関係してくるかもしれませんね。
高血圧や動脈硬化がカルシウムによって起きているなんて考えてる人は少ないと思います。
また、脳内でこれが起きると脳梗塞、認知症に繋がります。

3.カルシウム不足の自覚症状

カルシウムが不足すると、ちょっとした異変が出ることがあります。
次の4つの症状があるときは、カルシウム不足のさいんかもしれません。

①まぶたの痙攣
②運動をしていないのに足がつる
③物忘れが多い
④イライラしやすい

①、②はカルシウム不足による筋肉活動の低下によるものです。カルシウムは筋肉の収縮に必要なのでこのような症状が出ることがあります。
③、④は脳の神経細胞の働きが低下することによる症状です。

4.最後に

「骨身を削って」カルシウムを摂るのは良くないです。現代は情報社会なので、良いことも悪いこともあっという間に広がる世界になっています。
少ないデータを元に、カルシウムを摂るのは意味がない!
と言う人がいるかもしれませんが、そんな言葉には耳を傾けずしっかりカルシウムは口から摂りましょう!
やっぱ牛乳でしょっ♪