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【指示しない・気にしない・自己責任】


「子どもの自主性に任せる」子育ての具体的なヒントになるかしら? と思って投稿しています。

息子たちは毎朝天気予報を確認します。そして二人で、「今日は晴れだね」とか、「最高気温が16度しかないよ〜」とか話しています。

そして、予報から判断して、傘を持って行き、雨靴(防水シューズ)を履いて行きます。

予報が外れたり、うっかり予報を見忘れるとびしょ濡れになって帰ってくることもあります。そんなときは、玄関で頭から足まで全部タオルで拭くお手伝いをします。

今朝は次男が
「(午後)5時から雨だね」というと、長男が
「いや、4時から雨だよ」と。
どうやら、見ているサイトが違うらしいです。
そして、4時は彼らの下校時間。雨の降り始めが「4時」と「5時」は大違いです。

さて、長男は先に登校。リビングでいってらっしゃいと見送ります。次男はその後にゆっくり登校。鍵を閉めるために一緒に玄関まで行って見送ります。

いつものシューズを履きかけた次男、予報を思い出したのか防水シューズに履き替えました。傘を持って登校。

見送って玄関を見渡すと、長男はいつものシューズで傘を持たずに登校した様子。ちなみに私は朝の支度に忙しく、毎朝息子たちが話す天気予報が頼りです。

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まだ長男が幼稚園生の時、遊びに伺ったママ友さん宅に帰宅したお兄ちゃんが、おやつを食べたらすぐに宿題に取りかかり、その後着替えてサッカーボールを抱えてサッカーのレッスンに出かけていきました。その時お兄ちゃんは小学校3年生。出かけるまでにママは何の指示もせず、声かけは「おやつあるわよ」ぐらい。お兄ちゃんが「行ってきます!」と言うと「いってらっしゃい、気をつけてね」と。

何でも自分でやるお兄ちゃんの行動をみて驚いて、どうして自分で全部できるの? とママ友さんに尋ねると首をかしげながら「母が何にもしないからかな?」と答えてくれました。

子どもは学校の宿題をやることも、サッカーのレッスンに行くこともわかっている。母が何も言わなければ、自分からやらないと、困るのは自分。なるほど、と感心して、我が家でもやってみようと実験を始めて6年が過ぎている。

何もしないには、「指示しない」だけでなく、起こった結果を「気にしない」ことも含まれる。例え息子たちが雨に濡れてびしょ濡れになって帰ってきても、「だからちゃんと予報を見ないと!」とか、「傘はいつも持っていくべきでしょ!」とか非難しない。ただ、家の中が濡れるのは困るから玄関で拭いてから家に入ってねと伝えるだけ。

あの時びしょ濡れになったから次は傘を持っていこうと思うかもしれないし、いや意外とびしょ濡れでも問題ないと思うかもしれないし、それも息子たち自身が経験から学べば良いこと。

そして、息子たちはびしょ濡れになっても、青空の下、傘を置き忘れて歩いてきても、母を責めたりしない。これには私も感心している。いや、むしろ自己責任を子どもから教わっている。

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まだ実験は続きます。本日の結果はいかに。

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