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rakugaki_94「コノハナサクヤヒメ」


コノハナサクヤヒメ

※記載時期は2022年2月4日です。

気がつけばもう2月で春はもうそこまで来ているのに、春向けのアクセサリーがないことに気がつきました。
毎回同じ方向性のアクセサリーなら同じ素材や制作工程で済むのですが、毎回違う方向性を選ぶので、素材や制作方法など作品化するまでに時間がかかるのです。
レジンならレジンだけを作り続けるレジン作家やワイヤーを用いたディップアート作家など、ハンドメイドの世界では一つに絞ってすることを推奨されていますが、imaoriでは創りたいものに合わせて制作方法を変えているので量産やスピード感に関して向いていません。
それでも○○作家と呼ばれるより、その作品に合った制作方法で今は都度試行錯誤を重ねていこうと思っています。

春に向けたアクセサリーというところで、まずは春の代表格である「桜」でデザインを考えてみました。
モチーフとして扱うのは、美しく桜の花の根源とも言われている「木花咲耶姫(コノハナサクヤヒメ)」。
日本神話(古事記や日本書紀など)に登場する女神の名前です。
「コノハナサクヤヒメ」は「コノハナサクヤビメ」や「コノハナノサクヤビメ」など読み方は幾つもあるみたいです。
絶世の美女と謳われた「木花咲耶姫(コノハナサクヤヒメ)」は、桜のように華やかに咲いて儚く散った絶世の美女の神様らしいです。
桜みたいに美しいのではなく、桜がコノハナサクヤヒメの美貌にあやかるぐらい、想像を絶する美しさだったみたいです。
ちなみにご利益として、火難除け、安産・子授けのほか、農業、漁業、織物業、酒造業、海上安全・航海安全などがあるそうです。

「木花咲耶姫(コノハナサクヤヒメ)」の儚さを前面に打ち出すために、桜の花びらが散っていく様を具現化しました。

https://imaori.base.shop/items/59475907

桜のアクセサリーは本当に多いのですが、桜が散る様を具現化したアクセサリーということで、桜の儚い美しさから作品名も「コノハナサクヤヒメ」といたしました。
儚さまでが桜の美しさであることを表現したアクセサリーです。
ぜひこのアクセサリーの姿に女神の残り香を感じ取っていただければ幸いです。

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