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rakugaki_31「3D_Movie」

3D MOVIE

皆さんは、3DのTVが発売されていたことを憶えていますか?
世に3D映画が流行った頃、お茶の間でも3Dでと家電メーカーがこぞって3DのTVを発売しはじめたのです。
え?家族みんなが3Dサングラスをつけて、食事しながらTVを見るの?
そんなバカな?・・・と思っていたら、やはりあまり売れずに市場から消えてしまいましたね。
お茶の間の3DのTVは「そんなバカな」と思った私も、3D映画は喜んで観にいきました。
そういえば映画でも、最近は3Dって聞かないですよね。
あれって、一時的なブームだったんでしょうか?
今まで観てきた3D映画は全部で11本。感想と共に紹介したいと思います。


はじめて観た3D映画は、2010年4月にTOHOシネマズ日劇で観ました。「アバター」3D版を観たときの感想です。

世の中3Dがトレンドみたいです。
3DのTVも発売されるみたいです。
3DのニンテンドーDSも発売されるみたいです。
しかし3DのTVって・・・、 これからの家族の茶の間はどうなるんでしょうね?
食事しながらTV見るとき、 みんな3Dメガネ付けてご飯食べながらTV見るんでしょうか?
何やら怪しい茶の間ですよね。
話が逸れましたが、兎にも角にもこればかりは後からビデオ(DVD?ブルーレイ?)をレンタルして見ても意味がない。
なので、かなり遅ればせながら見に行くことにしました。
1階でチケットを購入して11階に行きます。
11階の入口でチケットを渡して3Dメガネをお借りします。
それを持っていよいよ上映室へ。映画を観るのも久し振りです。
始まる直前に3Dメガネの説明がありました。
どうやら3Dメガネは精密機械なので 振り回したり叩いたりしないようにとのこと。
成る程、昔の赤と青のセロファンが付いたメガネとは違い立派な感じ。
しかし上映直前で説明しても、もうメガネ掛けるだけなんだから入口で説明しなきゃいけないんじゃないのかなぁ。
あっ、でも終わってから振り回される恐れもあるもんなぁ・・・とぼんやり考えていたらいよいよ始まりました。

ストーリーは単純明快。 先住民と後からやってきた開拓民のいざこざ話。 インディアンと白人のSF版。
単純明快だからこそ最後は泣いてしまいました (私自身もかなり単純なので)。
いやー、想像していたより良かったです。
楽しめました。
で、思ったんですが、3Dというと物がこちらに飛んでくるとか3Dらしい演出が付きものな気がするんです。
それが、いたって普通のカメラアングルにストーリー。
こけおどしの3D演出がなかったので、かえって3Dでなくても充分楽しめるんじゃない?と思ってしまいました。
宣伝文句にある、そこにいて体験している感覚は正直なかったです。
まだ観られてない方は、大画面と大音響は除いて、 こと3Dのみに関して言えば、3Dでなくても充分楽しめるので、レンタルでもOKですよ。


2回目に3D映画を観たのが2010年5月です。「アリス・イン・ワンダーランド」を観たときの感想です。

アバターに続き3D映画を観に行くことになった、アリス・イン・ワンダーランド。
前回はTOHOシネマズ、今回はワーナー・マイカル・シネマズ。
ええ、ええ、もう、こちとら素人じゃございません。
3D経験者なんでございますよ。何も驚くことなんざございません。
さあ、軽く観てやりますか・・・ってな感じで入口に向かう。
はいはい、3Dメガネ受け取るんだよね。
それでもって、3Dメガネは精密機械なんだよね。
ブンブン振り回したりなんかしちゃったらダメなんだよね。
素人じゃないからもう分かっているんだもんね。
って思っていたら、アリスの絵入りの巾着みたいなのを渡された。
ん? 何コレ?
巾着の中から取りだしてみると、 透明ビニールに密封されているサングラスらしきもの。
透明ビニールの封を開けると、ちゃちいサングラスが出てきた。
何コレ? 全然立派じゃない。 セイミツキカイじゃない。
マクドナルドのハッピーセットで貰えるおもちゃみたいだ。
100円均一で売っているサングラスを彷彿とさせる。
かなり不安になる。
こんなサングラスで3Dを観られるのだろうか?
どうやら使い捨てっぽい。
TOHOシネマズとワーナー・マイカル・シネマズで3Dメガネも違うの? 3D方式が違うの? それともアバターとアリス・イン・ワンダーランドで違うの?
あぁ、すみませんでした。 やっぱり私は素人でした。
思い上がっていた自分に少し反省。
真摯な気持ちでスクリーンに向かう。
心配はしたが、マクドナルドのハッピーセットで貰えるおもちゃのようなサングラスは、きっちり3Dメガネとして機能を果たしているようだ。
少し安心。
でも3Dメガネがこんなに違うなんて思いもよらなかった。

映画の内容は・・・ アリスがお年頃になって、貴族との結婚を勧められて自分はどうしたいのかってところからで、逃げるように不思議の国(ワンダーランド)に行くことになってしまう。
今まで不思議の国は少女時代に見た夢だと思い込んでいたアリスは、ワンダーランドが実在していて少女時代に実際に経験したことなのだと思い出す。
ワンダーランドで様々な経験をしたアリスは、戻ってくると結婚を断り、自立した女性として生きていく・・・みたいな感じだった。
で、感想なんですが、きっと3Dやりたかったのかな?
3Dを意識するのはアバターより断然アリスの方が多かった。
3Dを前提にした演出が随所に見られる。
でも内容が薄い。
最後の方ではドラゴンと闘っているよ、アリスが。
まるでジャンヌダルクのようなアリス。
う~ん、やはり3Dと言えどもストーリーがしっかりしていないとこうなるんでしょうね。
いくら、じょにーでっぷが出ていてもダメなものはダメ。

返却不要な3Dメガネを持ち、これ貰って何になるのかなぁ?と考えながら帰ったのでした。


3回目の3D映画は2010年8月に観ました。「トイ・ストーリー3」を観たときの感想です。

今年になって観た3D映画は、「アバター」「アリス・イン・ワンダーランド」。
もう3Dは観ないかなと思っていましたが、観ちゃいました。
3D映画の3作品目はトイ・ストーリー3です。
ネ、3が3つもあります。
3づくしでなんだか縁起がイイです。(子供の頃に読んだメアリー・ポピンズの本に、3は縁起の良い数と書いてあったのを憶えています)
もちろん、縁起が良いから見に行くのではなく、レビューも評判いいですし面白そうだからですよ。

物語は大人になった(大学に進学する)男の子とお別れするウッディ達おもちゃのお話し。
笑いあり、涙ありでした。
アバターの時も思いましたが、話しの途中から、3Dを余り意識しなくなります。
話しにのめり込むと、別に3Dでなくても楽しめるな、と。
最後はジーンときます。
因みにワーナー・マイカル・シネマズは使い捨て3Dメガネを採用していることが判明。
軽くてメガネを意識しなくていいかららしいけど・・・いや、意識しますよね。


4回目の3D映画は2012年11月のこと。「009 RE:CYBORG」を観に行ったときの感想です。

009 RE:CYBORG

『009 RE:CYBORG』を観に行きました!3D版の方にです。
3Dメガネを持参だと100円安くなるということで、「アリス・イン・ワンダーランド」のときに持ち帰った3DメガネをTOHOシネマズに持ち込みました。
「アバター」「アリス・イン・ワンダーランド」「トイ・ストーリー3」に引き続いて、3D映画を観るのは4作品目です。
「サイボーグ009」は原作である石ノ森章太郎さんの漫画で、島村ジョーがブラックゴーストにサイボーグとして改造される第1話から、映画となった「赤いマフラー~、なび~か~せて~♪」も、ほぼ網羅して見ています。
何故か昔の映画の009の姿は、白いスーツに赤いマフラーでした。
今回は原作と同じく赤いスーツに黄色いマフラー。
ただ、昔観た角川映画の「幻魔大戦」(同じく石ノ森章太郎さんの漫画)を思い出させる、原作漫画からの思い切った今風リメイク。
キャラクターのイメージも一新して、でも原作のテイストを壊さない味付け。映像はとっても綺麗でした!!
001はより可愛らしく、002はよりかっこよく、003がこんなに色っぽくていいのか?で、007がめちゃダンディになっていたりして、キャラの変化も楽しめました。
ただ、003と009が大人な関係になっていたのが・・・あれ必要?って思いはしましたが。
ストーリーは・・・消化不良ですね。前半はいいんですよ。なかなかドキドキするストーリー展開。

後半になるにつれ・・・イミフ!意味不!意味不明なんだよぉ!!訳わかんないだよぉ!!・・・ってぐらい謎多し(これ以上はネタバレのため、以下省略)。
思い入れたっぷりの009。なので動いているだけで感動もの!
ストーリーはさて置き、映像だけで今回は許しちゃいましょう。
「終わらせなければ、始まらない」この映画のキャッチコピーです。
原作者である、今は亡き石ノ森章太郎さんの未完の作品を終わらせた?かどうかは分かりませんが、また「サイボーグ009」シリーズを見られたらいいなと思いました


5回目の3D映画は2013年8月のとき。「パシフィック・リム」を観に行ったときの感想です。

パシフィック・リム

評判も良さそうで、何だか爽快な気持ちになりたくて、「パシフィック・リム」の3D版を「丸の内ピカデリー3」に観に行きました。
3D映画は3年前の2010年8月に観た、「トイ・ストーリー3」以来です。
あのときは3D元年で、「アバター」「アリス・イン・ワンダーランド」と立て続けに観ました。

ストーリーは単純明快。
何だか日本のロボットものと、怪獣ものをハリウッドが仕上げるとこうなるという感じ。
どのシーンも何処か見たことがあるというか、既視感がハンパない、日本オタク文化のオマージュに溢れた映画でした。
だって、怪獣に追われて泣き叫びながら逃げ惑う芦田 愛菜ちゃん。
かなりベタベタで、定番な怪獣もののシーンですよね。
いや、これ余り詳しくはないですが、「エヴァンゲリオン」にも、かなり近しいような気がしました。
凄くジャパンカルチャーに染まった映画ですよねぇ~!
ストーリーの深みも何もないのですが、ロボット文化、怪獣文化にどっぷりはまった日本人には、何やら懐かしい、これがワールドワイドになったかという郷愁感も溢れる映画でした。


6回目の3D映画は2013年9月のとき。「スター・トレック イントゥ・ダークネス」を観に行ったときの感想です。

スター・トレック イントゥ・ダークネス

日曜日に見に行ってきました。
あの「スター・トレック」シリーズの最新映画です。
昔はTVの邦画タイトルとして、「宇宙大作戦」というベタベタなタイトルで、TV放送をされていました。
「スター・トレック イントゥ・ダークネス」今回のリバイバルの映画、なかなか評判もいいみたいですし早速観に行ってきました。
勿論映画館でしか味わえないと、3D版をですね。今回はTOHOシネマズ。3Dメガネを持ち込めば、映画代が少し安くなるとのこと。
用意していなかったので、そのまま3Dメガネ代込みで支払いました。
当日券、結構並んでいます。
ま、日曜日ですもんね。なかなかな人気があります。
席もぎっしり埋まっている感じ。

さて内容は、初期のエンタープライズ号とカーク船長の話しをTVで見ていた人にとっては、無茶苦茶懐かしい感じです。
当時のスタートレックのエッセンスをそのまま、現在の映像技術で今風に仕上げたといいますか。
もう、懐かしいエンタープライズ号のクルーの名前の続出。
ストーリーは、「これ前に見たことがある!」といったものでしたが、さすが現在の映像技術でつくると迫力ありますよね~!
懐かしくも、迫力のある映像とテンポの良いストーリー展開。
このメンバーで、TVでもやって欲しいなぁと思うのでした。


7回目の3D映画は同じく2013年9月に観ました。「マン・オブ・スティール」を観に行ったときの感想です。

マン・オブ・スティール

弾よりも速く、力は機関車よりも強く、高いビルディングもひとっ飛び!「なんだあれは」「鳥だ」「ロケットよ」「あっスーパーマン」

そうです、スーパーマンです!
王道アメリカン・ヒーローに久し振りに会いたいと、「マン・オブ・スティール」3D版を見てきました。
いや、凄い、凄い!完全に今風の映画になっていますよ。
スーパーマンをアメリカン・コミックの世界ではなく、現代風SF映画にするとこうなるのかという。
いや、飛ぶシーンがとてつもなく速い!
まさしく弾よりも速い!!そして展開も速い、速い(笑)
更にビルを壊す、街を壊す、もうとにかく壊す、壊す!
もうねえ、どのぐらいかって言うとねぇ、怪獣映画より壊します(笑)
とまあ、SFでありながら親子の愛情物語でもあって、とっても面白かったです。
ちなみに胸の「S」は「Super」の「S」なのか、「Steel」の「S」なのか?いえいえ、あれは文字などではなく、家紋のような単なる形らしいですよ。


8回目の3D映画は2013年12月のとき。「ゼロ・グラビティ」を観に行ったときの感想です。

ゼロ・グラビティ

字幕と3D/吹き替えで迷いました。
字幕で3Dなら迷わなかったのだけど、3Dは吹き替え版しかなかったので(ウチの近所の映画館だけ?) 。
結局、どうせ映画館で観るならと、3D/吹き替えを選びました。
「ゼロ・グラビティ」です。
たった二人しか出演しない、異色作と聞いて見に行きたくなりました。

見たら二人どころか、ほとんど一人ですが(笑)
そして、3Dにして大正解! これ凄い!!
今まで見た3Dの中で、一番3Dの効果を引き出していました。いや、面白い!
下手なテーマパークのアトラクションより面白い!!
もう最初っから最後まで、息つく間もなくハラハラドキドキ!
あっという間にラストを迎えました。
こんなにドキドキしたのは久し振り。いや~、本当に良かった。
でもBlu-rayで家で見ても、こんなには楽しめなかったはず。
これだけは絶対映画館の大画面で、是非3Dをオススメします。


9回目の3D映画は2014年3月。「アナと雪の女王」を観に行ったときの感想です。

アナと雪の女王

アカデミー賞をとったアニメ作品。評判も極めて良い。もう絶対観たいと出かけて来ました。
「アナと雪の女王」3D/字幕版です。

いや~、もうあっと言う間。
あっという間に子供時代が終わって、あれよあれよとストーリーが進みます。
詰め込み過ぎ感、もしくは急ぎ過ぎ感はありますが、素晴らしいミュージカル。
とても楽しめて、最後は泣けました。あ~、これはもう素敵な作品です。
男女の愛もいいけれど、姉妹愛を描いたのが素敵でした。
ちょっと3Dの字幕が画面を隠して気になったのと、今回は吹き替えも評判がいいので吹き替え版も観てみたい!
とはいえ映画館ではもう観ないだろうから、今から、Blu-rayが出たら絶対に買ってしまう予感がします(追記、買いました)。


10回目の3D映画は2014年9月。「STAND BY ME ドラえもん 3D CG」を観に行った感想です。

STAND BY ME ドラえもん 3D CG

これだけは観まい、観るまいと思っていました。
何だか広告代理店臭がプンプンするもんですから。
でも、結果的に観てしまいました。
「STAND BY ME ドラえもん 3D CG」です。

いや~、普通に楽しめました。
何せドラえもんの名エピソードを繋ぎ合せて作っているので、全く新鮮味はないのですが、感動しない訳がない。
ジワジワ~、ウルウル~っと、ドラ泣きしましたよ。
あとタケコプターの飛行シーンは3Dならではの迫力だったので、これは映画館でしか楽しめない部分でした。
それにしてものび太くんのダメっぷりにちょっとイラッとし、しずかちゃんのダメ男好きに老婆心を感じずにはいられない映画でした(笑)
最後にもう一度。全く新鮮味はありませんが、私はドラ泣きできましたよ。


11回目の3D映画は2016年1月。スターウオーズ7「フォースの覚醒」を観に行ったときの感想です。

スターウオーズ7「フォースの覚醒」

公開直後から見に行きたかったのですが、チケットも売り切ればかり。 ようやく本日1月3日に見に行くことが出来ました。

スターウオーズ7「フォースの覚醒」です。
スターウオーズのエピソード1.2.3は映画館で見ました。
このエピソード7は、本当は「MX4D」とか「4DX」とかの劇場で、何だか凄そうな映画体験をしたかったのですが、休日にとてもチケットが取れそうもなくて諦めました。
で、私的には3Dでいいやって、妥協で行って来ました。
盲点が一つ。
字幕版だと思い込んでいたら、吹替え版だったんです。もうショック!
アニメは別に吹替え版でもいいのですが、生身の俳優さんの吹替えって・・・TVならいいのですが映画ではちょっと・・・残念!
軽くショックを覚えながらも、チェックミスの自分が悪かったことですし、字幕を追う必要もないのでストーリーを純粋に楽しめるのではと、無理矢理自分を説得。
気持ちをリセットして鑑賞しました。
結果、これ3Dで見る必要性も全くなしと感じました。
これから見に行かれる方がいるとしたら、2Dの字幕版が一番よろしいかと(笑)

映画内容はエピソード4.5.6のファースト・スターウオーズの完全なオマージュ作品でしたね。
ジョージ・ルーカス監督の手から離れたスターウオーズでも大丈夫だよ、変わってないよ、懐かしいでしょ?みんなの好きなスターウオーズだよって、観客を安心させるエピソードだったのかなって。
もう、エピソード4.5.6の何処かで見たシーンが満載ですから。
多分、来年の2017年に公開予定のエピソード8以降が本番。
最後に出てきた年をとったルークスカイウォーカーが、エピソード8以降にどうストーリーに関わってくるのかが楽しみです。


はい、これが私が観た全11本の3D映画の感想でした。
3Dで観て良かった!って心から思えたのは、「ゼロ・グラビティ」だけでしたよね。
他は2Dで観ても良かったんじゃねっていう。そりゃ3D映画、衰退しちゃいますよね。
今は4DXとかもありますが、これも一度体験しましたが別に4DXじゃなきゃっという類のものではありませんでした。
余程凄い仮想世界が体験できない限り、映画は2Dで十分みたいです。

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