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rakugaki_95「美術館へ行こう!【東京編】渋谷区立松濤美術館」


渋谷区立松濤美術館

私には「美術鑑賞」という唯一の趣味があります。
その「趣味」にもブームがありまして、第一次ブームが1985年〜1987年。
第二次ブームが2009年〜2018年。
第一次ブームの1987年から第二次ブームがはじまる2009年まで20年以上の月日が経っていますが、その間にも何回かは美術観賞をしています。
ただ「ブーム」の期間は、集中的に「美術館」に出かけているので「ブーム」なんですね。
このブログでは、私の大好きな「美術館」に出かけて、観賞した「美術展」の感想とともに、「美術館」の魅力が一緒に伝えられればなぁと思っています。

「渋谷区立松濤美術館」は東京都渋谷区立松濤二丁目に 1981年に開館した美術館です。
「渋谷区立松濤美術館」には一度だけ訪れたことがあり、その時の美術鑑賞の感想ブログとなります。


●2012年12/11-2013年1/27「シャガールのタピスリー展 二つの才能が織りなすシンフォニー」

シャガールのタピスリー展 二つの才能が織りなすシンフォニー

よく訪れていたBunkamuraザ・ミュージアムの近くにあり、気になっていていつか観に行きたいと思っていた美術館。
ようやく観に行くことが出来ました。
・・・今年最後の締めくくりとして。

渋谷区立松濤美術館です。

この時期の3連休ということもあり、昨日行った三菱一号館美術館はカップル率多しでした。
今日の美術館でもカップルが多いんだろうなと覚悟していたら、平均年齢層めっちゃ高し!
ここは本当に渋谷か?と疑いたくなるぐらい(笑)

で、今回の美術展。
展示は地下1階と2階に別れています。
まず地下1階に降りてみますと吹き抜けになっていて、そこに飾られたタピスリーのあまりの大きさにびっくり!
もうそれは、とにかく巨大なんです!
1番大きいので横幅6.2m高さ4.1mもあります!
他のタピスリーもかなりの大きさ。

タピスリー、糸で紡いでいるんですよね。
こんな巨大なものをどうやったら紡げるの??
ってか、どんだけ時間かかるんだ?
しかも、あのマルク・シャガールの複雑な絵をかなりの精度で再現しています。
どうやったらこんな色が出るの?って思っちゃいました。

巨大なタピスリーの横にはシャガールのリトグラフが飾られていて、見比べることができます。
これはシャガール展というよりは、このタピスリーを紡いだイヴェット・コキール=プランスの美術展だと感じました。

イヴェットが紡ぎだしたタピスリーは、シャガールの絵画に表れている本質を失うことなく、色彩やリズム、大胆な構図がそのままうつしとられ、時にはシャガールによる絵画以上に、「シャガール」そのものを体現しているといえるそうです。
このことはシャガール自身が認めていることであり、二人のアーティストが試みた新たな表現世界の成果だったそうです。

凄いですよねぇ~。

1階からは、地下1階の巨大タピスリーを少しひいて鑑賞することが出来ます。

2階は天井も低く、地下1階ほどの巨大タピスリーはありませんが、それでもそこそこの大きさ。
シャガール自身のは油絵も一部ありましたが、ほぼほぼリトグラフでした。

点数自体は多くなく、鑑賞時間もそんなにかかりませんでした。
それにしても、このタピスリーは一見の価値かもです。

さぁ、これで今年(2012年)の美術鑑賞は終了ですね。
駅に向かって歩き出すと、街中と美術館での年齢層のギャップに(笑)
街中の人混みに比べて空いていましたし、ゆったり観られた美術展となりました。


以上、渋谷区立松濤美術館での美術鑑賞でした。

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