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EMSi Fellow Community Magazine

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EMSi(Essential Management Science institute)Fellow Communityの皆さんの記事を集めました。 EMSi Fellowとは… もっと読む
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2020年11月の記事一覧

D45 | 9.あたらしい祭のかたち 祈りのかたち

コロナさんの登場で生じたさまざまなこと。自分にとってすごく衝撃的だったのは、人が集まりにくくなる、ということだった。 いや、自分的には、あんまり大人数とかは得意じゃないのだけれど、人間って古来からずうっと、集団で活動してきた生き物だったのじゃないかと思う。このようなかたちで、人が集まりにくくなる状況ができたり、集まることに抵抗を感じるようになるとは、思っていなかった。 これから、以前のように、人が集まるリアルの場も回復してくるだろうとは思う。だけど、今回のような集まりにくさ

本質的ということ

本質的な人とは何かを考えていて、興味深いブログを見つけました。 「こたえのない学校」という一般社団法人です。 『McTighe and Wiggins“Essential Questions”には「本質的な問い」の諸条件として下記の七つが挙げられています。 ・オープンエンドな問いであること (唯一の正しい回答はない) ・思考を誘発し、知的に興奮させるもの ・より高次の思考を誘発するもの (分析や、評価、推論など) ・重要で転移可能な概念を指し示すもの ・さらなる問

いちゃりばちょーでー

「いちゃりばちょーでー」は沖縄の言葉で、「出逢えば兄弟」ということです。 昨晩はzoomで「友達と資本主義」がテーマの興味深い対談をお聞きしました。メンバーはこちらの方々です。 小林篤志/Next Commons Lab 武井浩三/自然(じねん)経営研究会 小川さやか/文化人類学者 タンザニアの事例 池田佳穂/アートキュレーター インドネシア ルアンルパの事例 心に残った言葉を記録します。 人は情報で繋がっている。 社会は人間関係で出来ている。 ・情報の透明性 ・人の役

鬼滅の刃で論文を書く その1

はじめに、に代えて  現在、一つの人生の岐路にあると思っている私は、来年2021年から、執筆という活動に少し軸足を置こうと思っている。これはそのひとつの手習いという位置づけである。  そもそも、コーチングという形無きものをいかに研究するのか、ということをテーマに、日本支援対話学会、アカデミック・コーチング学会と経て、現在、Essential Management School の事務局のお手伝いなどをしている。  最初の学会は設立が2011年。震災の年であるのは偶然。2

「池田清彦原論」で学んだこと

ここでは #エッセンシャルマネジメントスクール とは何かとか、その中の単科コースである池田清彦原論とは何かについての説明をしようとは思わない(それらについて知りたい方は、ホームページをご確認ください)ので、そのあたりの説明は全て割愛しますが、2020年10月の約1ヶ月にわたって開講された「池田清彦原論」に参加して、私が何を学んだのか、その概略を書き残しておこうと思います。 1 私の学びの目的 上では「説明しない」と書きましたが、あまりにも何も書かないのもなんなので、少しだ

2020年「エンドレスエイト」考

 写真はある素材サイトで「メビウスの輪」で検索したら、やたらと離婚届とのセットで出てきたので、意味は分からないが採用。何か思いのある人の作品なのかもしれない。  それはさておき、コロナになって、なんだかリモートワークがやたらと忙しい。もともとコーチングというお仕事は対面にせよオンラインにせよ、1on1のお仕事が多いのだが、これがZoomなどの安価で安定したビデオ通話システムが普及することになって、対面する必要がほとんどなくなった。  勉強会もオンライン、講師としての登壇も