脳みその使い方が変わる未来
AIが出てくることで何が変わるか。
端的に言えば「量」から「質」の世界に変わる。
これまでは「量」が重視されていた時代だからこそ、脳みその使い方は「繰り返し」「大量に」が大事にされていた。
しかし、今後は「質」の世界になってくる。「質」の世界とは、「一回一回」「そのときそのとき」に「感覚」をどれぐらい込められるかが求められる。
一筆一筆、ひと動作ひと動作に。
なんのことはない。工業化する以前の時代に戻るだけである。「質」の良いものは売れて、悪いものが売れない。
「質」を突き詰めなければ生き残れない。
残酷だが、美しい世界がそこに現れてくる。
「質」を突き詰めるためには、感じ続けなくてはいけない。検証し続けなくてはいけない。試し続けなくてはいけない。
脳みそは惰性を好む。楽を好む。繰り返しは無意識化され、疑問を持たなくなる。それが推奨されてきた時代から、新鮮を、一回性を追求するタフネスを求められる世界が待っている。
例えるなら、呼吸の吸うのと吐くのを一回一回丁寧にやるような生き方。
これは、なかなかしんどい。
しかし、脳みそはもう一つ「夢中」も好む。楽しければ、苦にならない。
だから、この「質」の世界に楽しみを見いだせるかどうか。
答えでなく過程に、どれだけ楽しみを見いだせるか。
過渡期はすぐそこ。
一生、学び続けられる世界が幕を開ける。
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