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ロンドン現地就活記

幸運にも皆さまのおかげで、ロンドン現地就職を実現することができました。世界初の英国政府系社会的投資専門金融機関であるBig Society Capitalの日本人初の職員(マネージャー)となりました。

ロンドンでの現地就職を目指す多くの方々のため、僕が行ったことをまとめます。


1.決意する

僕がロンドン現地就職を決意したのはオックスフォードMBA卒業の2か月前でした。
僕はもともと日本に帰る予定でした。
そんな僕がなぜロンドン現地就職に挑戦しようと思ったのか。

挑戦しないで後悔したくない

この一言に尽きます。

僕はオックスフォードMBAエッセイで「インパクト投資のグローバルリーダーになる」と書きました。しかし、MBAプログラムを終えて感じたのは、「自分はまだ全然グローバルリーダーではない」という事実でした。
まだまだ修行が足りない。苦労が足りない。そう思いました。

英語力、ビザ、お金など挑戦しない理由はたくさんあります。Big Society Capitalはインパクト投資業界のメジャーリーグのトップ球団のような存在であり、まさにドリームジョブです。
しかし、「挑戦しないで後悔したくない」そう思いました。
最終的な決断をする際に、多くの方々に相談しました。
ありがたいことに、その全員が背中を押してくれました。

Stop worrying about failure and put that energy into winning the race.
Sir Ronald Cohen
"The Second Bounce of the Ball - Turning Risk into Opportunity"

・英語力は何とかなる(何とかする)
・ビザが切れるまで挑戦する
・貯金が尽きるまで挑戦する

そう決意しました。

具体的には
・半年間で現地就職を実現する
・妥協は一切しない(トップファームにこだわる)
・ダメだったら帰国する
と決めました。

そしてオックスフォードからロンドンへ引っ越しました。

(ロンドンへの引っ越しは非常に大変です!繁忙期である9月に物件を見つけるのは1か月はかかると思っておいた方が良いです。そして1人暮らしをしたい場合、家賃が20-30万円くらいかかります…。学生・無職は6-12か月分の前払いが要求されます。そのため、引っ越しは決意表明でもあります。住所はCVやカバーレターにも書くので本気度をアピールすることもできます。)

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2.人材募集を見つける

実はここが一番盲点かもしれません。
なぜなら、インパクト投資ファンドは大々的に人材募集を行うことがあまりないためです。基本的に少数精鋭で運営されているため、そもそも募集が行われていません。いわゆる定期採用やMBA採用は行っていません。そのため、常にアンテナを張っておく必要があります。タイミングがすべてです。一度逃せば1年~数年チャンスはないかもしれません。

具体的には以下のアプローチをとりました。

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