アメリカで企業・個人向けの健康アドバイザーとして活躍し、健康部門のポッドキャストでは１位の人気を誇る方が良い睡眠を得るためのテクニックをまとめた"SLEEP"と言う本があります。

 ここには睡眠の質を向上させるテクニックが色々と書かれており、大変参考になりました。「なかなか寝付けない。」や「たくさん寝たはずなのに疲れが取れない。」と言った場合には睡眠の質に問題があるのは間違いなく、健康的な睡眠には量より質が大事なので改善が必要です。

　この本の中では具体的には下記のような睡眠の質を良くするための方法が書かれています。

・寝る前に電子機器を触らない
・カフェインは午後２時以降は摂取しない
・腸内環境を整える
・寝室の光を遮断する
・運動をする

などなど計21の方法論が語られています。
この中でも「腸内環境を整える」の項目に書かれていた"マグネシウムを摂取する"が個人的にはとても効果がありました。マグネシウムには抗ストレス作用のあるミネラルだそうですが、これが不足すると慢性的な不眠症になるとの報告があるそうです。さらに現代人の80%はマグネシウムが不足気味であるらしく、これを改善することでストレスと睡眠の質に効果があると言うのが著者の主張です。また、マグネシウムは経口摂取(サプリ)から補給した場合には消化の過程で多くが失われてしまうそうで、経皮摂取が効率的とのことです。

具体的には下記のような入浴剤から摂取するのが良いです。"ソルト"と言う名前ですが塩ではなくミネラルの結晶となります。

これを入れて20分程度入浴した日の睡眠は明らかに良かったので、今では手放せなくなりました。もちろん食事の管理をきっちりしていてマグネシウムが充分足りている人には不要だと思いますが、前述のように多くの方は不足しているはずなので効果があると思います。この方法は"健康のためなら死んでもいい"と言うほど健康オタクの高城さんの著書「333ウルトラデトックス」でも紹介されていたので間違いなくオススメです。