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【短編小説】仮面の中


ニコニコ

笑えてる

あまたの仮面が並んでいる

人によって仮面を変えた

「この人にはこの仮面にしよう」

つけかえ続けた

一日仮面をつけていた日もあったくらいだ

そんな日々が過ぎ

私は家に居た

鏡を何気なく見た

「えっ」

そこに映っていたのは

笑っている自分の顔だった

ぎょっとした

なぜなら

私は今真顔だからだ

仮面が外れない

本当の私はどこ

「どれが私?」

仮面を見つめ小さく呟いた

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