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【日本のアニメって奥が深い】すごすぎる日本のアニメ | 岡田斗司夫

こんには。

あなたは日本のアニメ好きですか?

大好きで色々と見ている人や子どもっぽいから見ていないなど、多くの意見があるかと思います。

世界からも高い評価を得ている日本のアニメ。
最近では「鬼滅の刃」がアジアで大ヒットしたり、ちょっと前には「進撃の巨人」が日本で大ブームになったりしましたよね。

本書では、5つのアニメ(うち1つは特撮)を取り上げて、そのアニメがなぜ多くの評価を得ているのかを解説しています。

アニメの中の話しだけでなく、制作の裏話なんかも書かれていたります。


「すごすぎる日本のアニメ」のポイント

「すごすぎる日本のアニメ」のポイント

本書では、以下5つのアニメをすごすぎる日本のアニメの代表作として取り上げています。

  1. シン・ゴジラ

  2. 君の名は。

  3. 風の谷のナウシカ

  4. 機動戦士ガンダム

  5. この世界の片隅に

「1作品目はアニメじゃなくて、特撮では?」

という声が聞こえてきそうですが、そこは著者も心得ており、この作品を選んだ理由をしっかりと語っています。

その理由はぜひ、本書で確かめてみてください。

2017年に出版された本であるため、それ以降に話題となったアニメについて触れていないのは、ちょっと寂しいところ。

こればかりは仕方がないですが…


日本のアニメは「教養」

ポイント1:日本のアニメは「教養」

著者は冒頭で以下のように書いています。

世界中の人たちが日本のアニメを夢中で観ているいま、映画のようにアニメを語れることは、必須の「大人の教養」。
すごすぎる日本のアニメより

日本のアニメは子どもが見るだけのものではなく、大人が教養として身に付けておくべきと、断言しています。

あなた自身も熱く語れるアニメが1つや2つあるのではないでしょうか?

確かに日本のアニメは設定がしっかり作りこまれており、細部まで拘って作られているものが多いです。

世界観を大事にしているからこそ、「教養」として身に付けていても良いものだとも言えます。

解釈の多様性がおもしろい

ポイント2:解釈の多様性がおもしろい

見る人それぞれで解釈が違うのも日本アニメの魅力の1つではないでしょうか。

例えば、登場人物がちょっと意味深な発言をしたとします。
それについて、見た人の数だけ解釈がある。

A:「俺はこう思う。」

「私はこうだと思う。」:B

こんな風にそれぞれで、違う意見が出てくるからこそ、熱く語り合うことができる。

別の媒体で、エヴァシリーズの庵野監督がおっしゃっていましたが「お客さんに、作り手の思ったとおりの解釈をさせてしまうのは失敗作」だと語っていました。

見る人によって解釈が違うからこそ、より多くの人に愛されてヒット作になっていくんだと思います。


懐の深さがヤバい

ポイント3:懐の深さがヤバい

ポイント1と2に通じるところがありますが、見た人や、そのときの心理状態によっても捉え方が変わるのは本当にすごいことだと思います。

何度見ても飽きないアニメがあると思いますが、それもアニメが持つの懐の深さゆえではないでしょうか。

誰が見ても、どんなときに見ても同じ解釈しかでないような作品になってしまっていれば、これほど日本でアニメが流行ることはなかったと思います。


まとめ~日本のアニメは奥深い~

まとめ:日本のアニメは奥深い

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
いかがだったでしょうか?

アニメなんて子どもが見るものと思われるかたもいらっしゃると思います。

そういった考え方がある一方で、日本のアニメは世界で高く評価されているのも事実。

アニメを見るときも、ただなんとなく見るだけではなく、

「なぜ、主人公はあんなことを言ったんだろう」

などと考えて見ることで、より一層、その世界に入り込めるます。

表面上の動きだけでなく、その裏にある設定や人間関係も絡めて見てみると普段とは違った見方ができるのではないでしょうか。

本書の要約ポイントのおさらいです。

  • 日本のアニメは「教養」

  • 会社の多様性がおもしろい

  • 懐の深さがヤバい

それでは、失礼します。

本の情報

タイトル:大人の教養として知りたい すごすぎる日本のアニメ
著者:岡田斗司夫
ISBNコード:978-4-04-602146-5
発行日:2017年12月28日
発行所:株式会社 KADOKAWA

目次
はじめに
第1章:すべての映画はこれからアニメになる
第2章:世界標準の「ルック」とはどういうものか
第3章:誰も語らなかったジブリ作品の「変遷」
第4章:緻密な演出が「優れた」SFドラマを生む
第5章:そしてアニメは新次元に到達した
おわりに


2022年に読んだ本


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