見出し画像

人目を気にする自分

「自分らしく生きる!」とか、
「本当の自分を生きる」って
決めても、邪魔するヤツがいる。
それが、人目を気にする
自分ってヤツなんだ。
こいつはものすごく手強いんだ。
だって理論武装がすごいんだ。
生き方の美学とか、
人間の矜恃だとか、
人間学とか、
ものすごく学んでいる。
ついでに、死生観なんかも、
学んでいて、死んだあとも
英雄になりたいとか、
子孫に良く思われたいって
考えている。
筋金入りの見栄っ張り、
いいかっこしいなヤツなんだ。
他人にどう思われるかが、
行動の物差しなので、
意思決定はスムーズだ。
人からカッコいい、
素敵って言われるほうを
選ぶんだ。
そういう意味では、軸がある。
他人目線で物事をみる
他人軸ってヤツだ。
でも、そんな人目を気にする、
そんな自分でも、
人生の濁流に飲み込まれて、
ワラをもつかむ、
そんな状況になると、変わるんだ。
気づくんだ。
自分が自分を生きていないって
事実を目の当たりにするんだ。
自分の美学が
自分らしく生きるための
足かせになっている。
そんな事実に気づいちゃうんだ。
自分の美学で人をみると、
ほとんどが、インチキに見えてしまう。
口だけ、軽いって感じてしまう。
本質じゃないって
馬鹿にしてしまうんだ。
そんな口だけの評論家野郎の
自分だから、人前にでたり、
自分の考えを表現して、
ボロクソに批判されるのが、
恐くて恐くてたまらないんだ。
自分が学んできた価値観が、
自分の積極性を阻んでいる。
そういうことなんだ。
でも、やっと気づいたんだ。
本当に恐くて恐くて
たまらないことは、人目じゃない。
自分の目線だってことを。
本当にやりたいことをやらず、
自分を表現せず、
他人目線で生きること。
これが一番恐いことだって、
自分を許せないことなんだって
やっと気づいたんだ。
人目よりも恐い自分の目線。
やっぱりこれなんだ。

20190529134807458.jpg

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?