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2015年8月の記事一覧

デスクワーカーの制服

はじめてストレッチ機能付きのジーンズを穿いたのは、いつのことだっただろう。最初に買った一本は、いまはなきマリテ・フランソワ・ジルボーのストレッチだった。こんなに穿きやすいジーンズがあるのか!!!と、こころのなかで感嘆符3個つけたのを覚えている。 以来、年に数本ずつのジーンズを買ってるけど、8割方はストレッチ機能が付いたもので、いまやデザインよりもストレッチであること、つまり「機能」を重視してジーンズを買っていることになる。 しかしそもそも、ジーンズにおける「機能」とは、あ

ラクガキ「カラス天狗」

大人のピノキオ

SNSが若者の恋愛にもたらした壁

これまで何人のアーティストが「あなたを知りたい」と歌ってきたのだろう? 恋をした相手のことを知りたくなるのはいつの時代も共通だ。 今は検索窓に名前を入力するだけで、意中の彼(もしくは彼女)に関するいろんなことがすぐにわかるだろう。仲良くしてる友人、お気に入りのカフェや昨晩何を食べたのかも。 かつてインターネットはセカンドライフだった日本でSNSが本格的に普及してから10年の歳月が経つ。その登場まではネットとリアルは別ものとする風潮が強かったが、SNSはこの分断を曖昧にして

ついてない時

なんか最近なにやってもダメだな〜みたいな時がある。毎日なんらかのミスをやらかしたりとか。そのミスも結局自分がやったことの結果なので、いま悪いことが起こってる、てのじゃなくて、「忙しさ」にかまけていろいろなことをおろそかにしたツケが回っているだけである。 そういう水漏れみたいなことが、一個ならいいけど、何個も続くと、自分に腹を立てるのに飽きたらず、「周りが悪い」「お前が悪い」みたいな気持ちになってくる。そうすると自分は信用できないわ、周りも信用できないわ、ということで、どんど

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桐下駄の上塗りを始める

SNSなんてものをやっていると、薄っぺらい画面の向こうにいる人々の顔かたちがぼやけてわからないような感覚になる。 それはごく近しい人でも同じことで、冷たいディスプレイに流れる言葉と、その人の表情がどうにも結びつかない。 「(笑)」とか「www」とかつけてるけど、その文字を打ち込んでいるあなたの顔はたぶん、笑ってない。 今の「あなた」っていうのは、この文章を見ている、いわゆる「あなた」のことではないけど、「あなた」は「自分のことかも...」と思ったかもしれない。 文脈の

二度読みは無駄か、効率的か?

ネットの普及に伴って「読みもの」が増えたと思う。ネットサーフィンをすれば次々と新しい記事が出てくるし、その間にもサイトの端にはカスタマイズされたおススメ記事が次々に表示される。 これらに次々と目を通している時、無意識に「斜め読み」か「流し読み」をしているらしい。確かに「ふ~ん」「ヘ~ッ」「おもしろ~い」と思って読んでいるのだが、寝る前などに意識して「本日読んだ記事」を思い出そうとすると、内容の「詳細」を覚えていないどころか、何の記事を読んだのかすら覚えていないことが多く愕然

珍味⑦ シュールストレミングの悪臭と豊潤

発酵錬金術師こと、発酵学者、 農学博士である小泉武夫さんの著書『奇食珍食』、『くさいはうまい』や『不味い!!』に、たびたび登場する シュールストレミング。 スウェーデン産の塩漬けニシンの缶詰なのですが、強烈な悪臭から、現地では河原で開封しなければならない、風上で開けてはいけない(風下に人がいないことを確認)、周囲50メートルに人がいないことを確認しなければならない、などのルールがあるとか、「世界一臭い」といわれ、エピソードに事欠きません。 なぜ、それほど悪臭を発するかと

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マンハッタン

どうしたもんかね

まれレポート131