Ami〜こちら個人情報担当です

ある日突然、個人情報担当に。 あれから3年、ようやく整理できたこと残しておこうかな?

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🌍世界各国の個人情報保護制度(79ヶ国、67法域)

こんにちは! 前回の記事で、個人情報保護委員会公表の外国制度が古くなっているけど、すぐには変わらなそうなので、自分でできること半径1mでもがいてみると書きました。 ちょうど、国際的な個人情報・プライバシーのコミュニティIAPPが、世界56か国各国の執筆者による2024年末法制化予測(英語)を公表。 この記事をAI翻訳しながら、個人情報保護委員会の公表内容を照らし合わせて確認してみようと思いつきました。 ということで、この記事は、ブログというより、 各国の個人情報保護法令

    • 中間整理に向け:個情法3年見直し(個人の権利利益のより実質的な保護の在り方②)

      こんにちは! だいぶ温かくなってきましたね♪ 今日は冬の間楽しませてくれたビオラ・パンジーにお礼をして、寄せ植えは夏向けのペチュニアに選手交代しました。 3年ごと見直し中間整理に向けた検討項目の第3弾資料 4/10の第280回個人情報保護委員会の議事概要が先週公表されました。 今回のテーマは、こども、団体訴訟制度、の2つです。 議事概要の議論結果を参考に、スライドに沿って見ていきたいと思います。 なお、出典の明記がないスライドは全て、表題の以下の資料が出典となります。

      • 🇪🇺欧州データ法(Data Act)公式説明文書(4/20公表)の機械翻訳

        こんばんは! IoT等のデータ一般の流通を促進するための法令、EUのデータ法の公式概要が出たというニュース! 9枚のボリュームなので、全部を読みたくなり、機械翻訳(GPT4)しましたので、共有します。 原文はこちら↓ Data Act explained A comprehensive overview of the Data Act, including its objectives and how it works in practice. Data Act全般

        • 突然!?米国連邦個人情報保護法草案APRA2024サマリの機械翻訳を見てみる

          こんばんは! 今朝、えっ?と二度見するようなニュースが! この方はMicrosoftのグローバルなCPO(チーフプライバシーオフィサー)、米国で長年待ち望まれてきた連邦の包括的なプライバシー法の草案を超党派の議員2名が発表したとのこと。 ADPPAと呼ばれていた米国初かと注目されていた包括法案が事実上流れ、次の包括法案は、もしトラ?大統領選の後だろうというのが業界のヨミだったことから、US国内でも、なぜに今?と沸いているようです。 そこで、今日はこの草案140ページを

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        🌍世界各国の個人情報保護制度(79ヶ国、67法域)

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        • 個人情報保護法3年ごと見直し
          11本
        • 外国の個人情報保護制度
          2本

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          LINEヤフー不正アクセス事案から、攻撃者の侵入経路図を読み解く

          こんばんは! 昨日の午後、個人情報保護委員会から、LINEヤフー社に、行政指導(勧告)がありました。 この文書の個人情報保護委員会作成の「不正アクセス侵入経路図」が複雑でびっくりしたのですが、本文の番号と対応しているとのこと。 文書の内容は過去の事案にもふれており、かなり長いです。 よって、 ①この自動文書の構成・目次 を説明した上で、 ②攻撃者はどうやって侵入したか? に絞って、読み解いてみたいと思います! (なお、本文中出典の明記がないものは、全て上の個人情

          LINEヤフー不正アクセス事案から、攻撃者の侵入経路図を読み解く

          エムケイシステム「社労夢」不正アクセス事案で露呈した、クラウド・SaaSは個人情報の委託に該当するか問題、指導の全文を見てみる

          こんばんは! 本日3月25日、個人情報保護委員会からエムケイシステム社への行政指導と、一般事業者向けに注意喚起が発表されました。 本事案は、不正アクセスの原因となった未然防止のためのセキュリティ対策という論点だけでなく、これまで多くの事業者がもやもやしていた2つの大きな論点(①提供のクラウド例外、②クラウドサービス利用は委託の場合があると知られてない)が議論され、一定の見解が個人情報保護委員会から公表された点に大きな意味があると思います。  そこで、今日は、この論点を事

          エムケイシステム「社労夢」不正アクセス事案で露呈した、クラウド・SaaSは個人情報の委託に該当するか問題、指導の全文を見てみる

          中間整理に向け:個情法3年見直し(実効性のある監視・監督の在り方①)

          こんにちは! 春分を過ぎ、だいぶ☀️が長くなってきましたね。 ベランダのムスカリも青い花をたくさん咲かせています。 今日は、3/22の第277回個人情報保護委員会で、3年ごと見直し中間整理に向けた検討項目第2弾資料が公表されました。前回同様、スライドに沿って見ていきたいと思います。 (議事概要は3/24本日時点で公開されていないため、追って追記予定です) なお、出典の明記がないスライドは全て、表題の以下の資料が出典となります。 個人情報保護法 いわゆる3年ごと見直し規定に

          中間整理に向け:個情法3年見直し(実効性のある監視・監督の在り方①)

          🇨🇳中国からの越境移転、待望の緩和規定が3/22施行!

          こんばんは! 昨年、中国に子会社をもつ日本企業を、悩ませた中国個人情報保護法(PIPL)の越境移転標準契約。 その規範を緩和する規則案が、昨日公布されたとのニュースが本日ありました! 中国当局の文書も確かに公開されているのを確認できましたので、取り急ぎ共有します。 経緯(施行直前の緩和規則案)是正期限2023/11/30前の9/28、取扱う個人情報の種類や人数などにより、標準契約が不要とする「データ越境流通を規範化・促進する規定」案の意見募集(日本で言うパブコメ)が始

          🇨🇳中国からの越境移転、待望の緩和規定が3/22施行!

          AIガバナンス知識体系(IAPP)を機械翻訳で見てみよう⭐︎

          こんにちは! 中立的な専門機関であるIAPPは、個人情報・プライバシーに関するプロフェッショナル認定試験、CIPPを提供していますが、AIガバナンスに関する認定試験(AIGP)をまもなく開始するとのこと。 そのBody of Knowledge(知識体系)をちら見したところ、日本でのAIガバナンスにおいても参考になりそうでした。 ということで、今日は個人の勉強がてら、機械翻訳しましたので共有します。(使用ツールGPT4) AIガバナンスプロフェッショナル(AIGP)知

          AIガバナンス知識体系(IAPP)を機械翻訳で見てみよう⭐︎

          中間整理に向け:個情法3年見直し(保護の在り方検討①) 3/19議事概要更新

          (3/19(春分)追記: 本記事に関する個人情報保護委員会の「議事概要」が公開されました。 ①〜④の各項目の最後に、★議事概要からの委員意見の引用を追記し、まとめを更新しました。) こんばんは! 三寒四温、昨日今日は寒い日が続きますが、ベランダの水仙が咲きました! 春のイベントといえば、お花見ですが、 個人情報関係のイベントは、3年ごと見直しに向けた中間整理の公表、パブコメですね。 その流れは、以前こちらでご紹介しました。 しばらく、事業者ヒアリングが続いていましたが、

          中間整理に向け:個情法3年見直し(保護の在り方検討①) 3/19議事概要更新

          🇸🇬シンガポールのAIにおける個人情報取り扱いガイドライン

          こんにちは! 今日はとてもいいお天気ですね! 昨日、IAPPのニュースを眺めていたら、シンガポールの個人情報保護委員会が、AIシステムの提供・利用における個人情報の取り扱いのガイドラインを3/1に出しているのを見つけました。 AIの論点は、比較的世界各国で共通な印象と石川先生のセミナーで伺った記憶があります。 日本ではAIの個人情報の取り扱いについてはごく一部の注意喚起があったのみで、ガイドラインはまだ出ていません。 ということで、全文を機械翻訳にかけて読んでみた結果と

          🇸🇬シンガポールのAIにおける個人情報取り扱いガイドライン

          🌏個人情報保護委員会の外国制度が古くなっている件

          こんにちは! 3連休も終わりですが、今週は温かくなりそうですね 今日は、多くの個人情報担当が、情報古くなっているけどどうしよう?と頭を悩ませている問題をとりあげてみたいと思います。 ⚫︎法の求めvs運用の悩み悩みの構造はこんな感じです。 ①法令の求め 越境移転を行う場合、個人情報保護法上、外国制度の通知・公表等が必要  ↓ ②企業の運用実態 多くの企業は、自力で調査は難しいと感じており、移転国の制度の通知に個人情報保護委員会の調査を利用している  ↓ ③頼みの綱の個人情

          🌏個人情報保護委員会の外国制度が古くなっている件

          「プライバシーホワイト」を受けてみた話

          こんにちは! 久しぶりのエントリー、個人情報・プライバシー系の資格試験、「プライバシーホワイト」の受験体験記です! ざっくりまとめると、 ・個人情報・プライバシー分野を体系的に勉強したい人には、テキスト読むだけでもオススメ。 ・試験の認知度はまだあまり高くないものの、テキストの信頼性は高いので、リスキリング、自己啓発の目標とするのはアリ!と思います😉 🔸プライバシーホワイトとは?プライバシーホワイトとは、日本DPO協会が実施する、国際レベルのプライバシー保護の担当者や

          「プライバシーホワイト」を受けてみた話

          令和6年能登半島地震 政府機関公表まとめ(1/2 11:00現在)

          新年からの地震、能登半島はじめ日本海側の被災者のみなさまにお見舞い申し上げます。 国の各省庁の1/2 7:00頃発表資料の切り貼りまとめです。(令和5年5月の内閣府 防災終報から分野別主管官庁を拾っています) 内閣府 防災 第2報 1/1災害救助法指定 1報に加え、2報で新潟県が追加されました。 災害救助法に指定されると、応急救助にかかる費用の一部を国が負担します。 救援後の生活再建や災害ボランティア等被災者支援や、事業者支援も、この指定自治体を中心に行われます。

          令和6年能登半島地震 政府機関公表まとめ(1/2 11:00現在)

          個情法3年見直しヒアリング②欧州ビジネス協会編

          こんばんは! 今日は12/6に開催された第263回個人情報保護委員会の「いわゆる3年ごと見直し(ヒアリング)」の2回目の内容を見てみたいとおもいます。 🏢ヒアリング事業者: EBC第2回目のヒアリングは、欧州ビジネス協会(EBC)です。 発表資料はこちら 前回同様、EBCが3年次見直しに向けてどんな意見を述べたか?をスライドに沿って見ていきたいと思います。 💬EBCの意見意見は、こちらのblogで紹介した個人情報保護委員会公表の3年見直し検討の方向性に沿ってではなく

          個情法3年見直しヒアリング②欧州ビジネス協会編

          個人情報部門の特徴と今年良かった書籍10冊

          Shigeki Yoshidaさんからバトンをいただきました。この記事は、裏 法務系 Advent Calendar 2023の12/10の記事となります。 主催のkanekoさんに感謝🎁 このアドベントカレンダーを初めて書こうと決めたことが、このblog開設のきっかけとなりました。お礼申し上げます! 法務系ACを見る方の多くは、おそらく企業の法務部門の方や、弁護士界隈の方々と思います。 一方、私は法務部門とは別の個人情報・プライバシー部門に所属しており、ぶっちゃけ、何や

          個人情報部門の特徴と今年良かった書籍10冊