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冬華



額縁の
外から少しずつ下りて来る黄金の月
 
打ち明けられずに
包み込んだ
目映い夢に、いつか
灰になって降るものを一握り
託して
 
虚空の
一点として白く
響く日を待っていた
氷の花びら、
枝先で
瞳のように
開いた
 
雪の中で
色は、羽を休ませて、
この先へ君を
運ぶ、音のつながりに
隠されていたものは
 
見えない画布に広がった
 
水平線まで、あとわずかのところで
燃えるように溶けて
 
重なっている
 
決められたことのように
始まりと終わり
 
 
同じ色をしてる






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