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【小惑星「キロン」__深いこころの傷を癒す星】


トランジットの土星がキロンと重なった夜に

今日は、2024年3月27日です。

土星の動きはとてもスローです。30年ほどの時間をかけて、12星座を一巡りします。一つの星座には、約2.5年ほど滞留することになります。
現在、土星は魚座を運行中です。

ちょうど、現在、トランジット土星が小惑星キロンと重なっています。
今宵、ひと時、小惑星キロンについて考えてみようと思います。


傷ついたヒーラーってどういう意味だろう

傷ついたヒーラーと呼ばれる「キロン(キローン、カイロン、ケイローンとも呼ばれている)」は、彗星・小惑星天体のひとつで、パーソナル天体と呼ばれる「土星」と、その先にある目には見えない「天王星」の間に存在します。
「キロン」は、あなた自身の前世から持ち越した魂の深い傷です。
今世では、そうした傷を持つ人々を、あなた自身が癒すという役割を持っています。

まだ癒されていない傷を現世に持ち越していて、その傷は他者のヒーラーとなることで自身も癒される___といった意味合いなのでしょうか。

キロン・リターンは50年に一度、訪れます。以前は、ちょうどこの頃に人生が終わっていたわけですが、人によっては50歳はまだ人生の折り返し地点といった時期でしょうか。
50歳頃になると、この魂の傷を自ら癒すことができない、ということを受け入れられるようになる・・・とも言われています。
己だけの力では癒すことができないということを、身を持って知る___よい意味でのあきらめ、といった境地なのかもしれません。

湘南に引っ越してから初めてのセッション

先月中旬に、都心から湘南・辻堂に引っ越してきました。
それまでは都心の高層マンションに住んでいて、同じマンション内にスカイラウンジが併設されており、そこをサロン会場として使用していました。
最寄り駅は新幹線が止まるので、遠方のお客様にとっては非常に便利な場所でした。
個人事業主として、ビジネスのことだけを考えれば、あれ以上ベストな場所はなかっただろう、と思います。

引っ越してからひと月ほどでようやく生活には慣れたのですが、仕事のことを考えるとどうしようかな・・・と、実は今も思案中です。実際にお会いして視覚、聴覚、感覚をフル稼働して診断し、じっくりとカウンセリングをさせて頂くセッションをずっと行ってきたからです。
時代性を考えれば、オンラインメニューは必要不可欠になってきました。
しかし、本音を言えば、私は実際にお会いしたいのです。


湘南でのカフェセッション第1号のお客様!
JR辻堂駅隣接『テラスモール』内のカフェでお会いしました

自宅は海に近い場所で、駅から徒歩15分ほどのため、今回はお客様に自宅サロンか、テラスモール内のカフェのどちらが良いか選んで頂きました。
当日はあいにく小雨が降る寒い日でしたので、予定のテラスカフェではなく、室内のカフェでお会いしました。

初めてのカフェセッションでしたが、過ぎてみれば心配は全く無用で、4時間はあっという間に過ぎてしまいました。
お客様も、対面でパーソナルの会話を好む方でしたので、1時間くらい延長になってしまうほど、話が弾みました。
湘南はゆったりと広々としたカフェが多いせいもあり、リラックスできることがありがたいです。

アーティストとして生きていく覚悟

東京から辻堂までお越し下さった40代のお客様は、アーティストの方でした。ご自身で作詞・作曲を手掛けるシンガーソングライターです。
お客様(Yukaさん)のnote はこちらです!
数年前に大きな出来事があり、転機をきっかけに、ご自身を深く見つめるようになったのだと言います。
現在の活動を軌道に乗せていくことと、パートナーと出会いたい、という人生の大きな二大イベントを成就させるために、よりご自身の魅力アップを図りたい、というご希望がありました。

Yukaさんの「パーソナルデザイン」は、ベースには『グレース』タイプがあるのですが、「パーソナルアクション®」の個性の方をメインにすると『キュート』+『ロマンティック』といった複合的なタイプの方でした。
年齢を重ねていくと、何が似合うのか、第一印象は?といったことはさほど重要ではなくなります。
どちらかと言えば、他者にはない自分ならではの魅力とは?といったことが重要になります。また、個人でビジネスをされている方や、今回のお客様のようなケースでは、SNSでのブランディングをどうするか、の方が重要になってくるでしょう。

アーティストとして生きていくんだ!
という決意はとても強く、表現者として今後の夢を色々とお伺いさせていただきました。
私も微力ながら応援させていただきますね。

月とキロンのアスペクト

Yuka さんから頂きましたご質問が「月」と「キロン」のアスペクトです。こちらで少し解説させていただこうと思います。

月の才能は欠損
という前提の上に立っています。
「才能が欠損」という意味は、自身が持っていないわけではなく、「ある」ものです。ここが、月の解釈のむずかしいところ。
今世において与えられている資質を生かし、才能を伸ばして生きること___これが地球に生まれた者たちの使命だと考えます。
ならば、ない才能にこだわり執着することなく、使命に向かっていくことで道が開かれていくことになります。

月は、日常の自分自身であり、自然な感情であり、母の懐に抱かれているような懐かしさを覚える情緒性でもあります。
そこにキロンが合ということは、感情的にとても傷つきやすく繊細であり他人の感情に敏感な人ということになります。

月は、母性、母親を表す惑星でもあります。母親となることへの恐れがあるかもしれません。
また、他人の感情はよくわかるのに、自分自身のこころの傷は癒せないでいるといったことが起こります。
12ハウスにある惑星は、自分では意識しにくい場合があります。そして、端から見ても同様に、表舞台から見るとわかりにくいといったことがあります。Yuka さんは外見イメージよりもずっと感情的には激しく情緒の揺れ動きも大きく、恋をしたら一気にのめり込むところがあるのだと思います。

ちなみに、仕事で大きく羽ばたこうとしている時に、恋のエネルギーは多くの場合足を引っ張ることになります。
ドラマのようにうまくはいかないんですね。
それが潜在意識下ではわかっているため、出会いがない、ということも考えられます。
すべての事象はエネルギーという周波数に変換されて、現実に現れてきます。

もし、自分のすべてを捨ててもいい!というような人に出会ったら・・・
あなたならどうするでしょうか。

すべてを投げ打って彼について行く!

という思いがあるとします。
そういう場合は、仕事で大きく飛躍することにもブレーキがかかっています。
「すべてを投げ捨ててもついてきたい」人に出会うことは、多くの女性たちの夢なのかもしれません。
ところがめったにそういうことは起こらないですよね。
実際のところ、それくらいの人に出会わない限り結婚はできない・・・と思っている女性が多いのではないでしょうか。
これって、実は受け身のエネルギーなんですよね。
自ら受け身になっている。だから、仕事でも飛躍はできないんです。

Yuka さんは、太陽星座が水瓶座で、10ハウスにあります。
天頂のMCにカルミネートしている惑星は水星。
社会で自立して活躍したい、と魂が望んでいるのですから、受け身のエネルギーで出会った人とは明るい将来を描けないと思います。

眩い光を放つ太陽は自ら輝きます
月は太陽に依存して輝くイリュージョン


ホロスコープは、自分だけで考えているだけではわからなかったことを教えてくれます。生きるヒントになることがたくさんあります。
ただ、世の中にはさまざまな手法やツールがあって、これが正しい、これが間違っている、ということは言えません。
何よりも、優先されるべきは
私はこうしたい!というものがあるなら、まずはそれを叶えよう
ということです。

「Want」+「have to」+「shoud」の3つの輪の重なった部分、といった考え方がありますが、こうしたいという気持ちがあるのに、こうすべきを優先させてもうまくいかないと私は思っています。
このように思うのは、私のネイタルチャートでは、天頂のMCのカルミネートが「金星」であり、いわゆる10ハウス的なるもの___社会的な成功や仕事___に人生の重きを置いていないからなのかもしれません。

カルミネートが土星だったり、トランスサタニアンの惑星の方だと、まったく違う解釈になってきます。
自分自身のことを知ることは、やはりとっても重要だと思います。

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