クラブと生活

パーティーはいつか終わる、生活は続く-『クラブと生活』開始に寄せて


ふみさんがTwitterで発信したことをきっかけに『クラブと生活』という企画が始まります。ふみさんとの出会いもクラブだった。こうして似通ったスピード感を持って何かを動かせることがすごく嬉しい。参加させてくれてありがとうございます。インターネットの力を感じる。第一歩としてはふたりで打ち合わせと称し喫茶店で8時間、喋り倒しました。それこそクラブと生活のことを。8時間。


『クラブと生活』開始に寄せて

この企画に関して現時点で我々が決めていることは、

・クラブで遊ぶ人たちと一緒に楽しいことがしたい
・作るコンテンツはクラブ、ナイトカルチャーに関係すればなんでもいい(インタビュー記事、コラム、エッセイ、映像、写真など)
・優しさを持ってやる

このくらいしかありません。良い意味でのクラブの自由さを『クラブと生活』にも取り入れたい。ふたりで話したことです。クラブで出会った人たちと作っていきたい。誰でも参加してほしい。文章でも写真でも映像でもイラストでも。クラブやナイトカルチャーに関係するコンテンツを集めていきます。一緒に楽しく遊ぼう。参加してくださる方はお気軽に相談してください。

クラブは生活のうえにある。生活には生きる全てがある。小難しくて理解しづらいこと、目を背けたくなるような悲しみ、君が私と一緒にいてくれる幸せ、好きな音楽がかかるクラブでの夜。どれかひとつが特別というわけではなく全てが生活の中でのこと。だから、クラブと生活。


私個人の思いとして

クラブはルールからある程度解放された場所だ。そこに音楽は確かにあるが、楽しみ方は自由。踊ってもいい。お酒を飲んで話して、かかっていた曲を覚えていないなんてことが起きたって咎める人はいない。咎めてはいけない。ただそこに最低限の優しさは必要。他人を傷つけまい、悪い場所にするまいと思う優しさ。優しさって想像力です。怠ると怖い意味でルールから解放された場所になってしまう。想像しろ。パーティーはいつか終わる。特別に思える夜はどうしようもなく現実の中にある。忘れてはいけない。

どこにでもいるクラバーの企画です。小さな小さなメディアとして歩き始める。だからこそ大きなものに巻かれない何かができるし、しなければならないと思う。発信の場を持ちにくい人、言いたいことがあるけど憚られる理由がある人、何かしたいけど何から始めたらいいのかわからない人。たくさんいるのではないだろうか。そういう人にこの場所を使ってほしい。私にできることがあれば手伝わせてほしい。

これも良くも悪くという話だけど、クラブは閉鎖的な空間だと思う。夜に地下へと続く階段を下りていく。段々と身体に伝わるキックの低音が大きくなっていくのと同時に気持ちも高揚していく。入った者にしかわからない夜がそこには用意されている、その特別っぽさが好きだ。一方それは入った後の話であり、クラブに来たことがなかったときには情報が少なく怖いイメージばかりが先行して足を踏み出せなかった。

2020年の東京オリンピックに向けてhotel koé tokyoTRUNK(HOTEL)のラウンジ、MAGNET by SHIBUYA109の7階にあるMAG7などエントランスフリーでDJイベントを楽しめる場所が増えた。気軽にDJを見てみることができる。クラブへの間口になるだろうし、こうしてカルチャーが開けていくのではないかなと浅いクラブ歴ながらに想像している。

それを後押しするなんて大きなことはできないし、肖ることすらできないかもしれない。だがこの企画を通してクラブがどんな場所で、どんな人がいて、それによって周りでどんなことが起きていて、ということをクラブに来たことがない人が知る間口になってくれたらいいとも願っている。大きな願いですが、そう願ってやっていくことは許されたい。


ヘッダーとアイコン

『クラブと生活』アカウントに超かっこいい写真が設定されているのでひとりにつき100万回は見てほしいのです。絶対に見て。

写真を提供してくれたのはシガさん。名古屋のパーティー『Touch & Go』の写真を撮っていたのが記憶に新しいね。と思ってInstagramを見に行ったらよすぎる写真の存在を思い出したのでこれも見て。ほかの『Touch & Go』パーティーフォトも隅々まで見てきて。

こんなにいい写真を撮っている人が協力してくれています。光栄なことです。かっこいい写真のおかげで始まる時点でかっこいいアカウントになってしまった。本当にありがとうございます。

シガさんは私がクラブで出会った方です。「MODERN DISCO」という、爆発的に友達が増えたパーティーで。個人的に昨年末あたりから一緒に何かしようと言っていたので、まずここに写真を貸していただきました。これ以外にもなにかやりたいと思っています。もちろん。やりますよ。

シガさんが撮る写真は、パーティーの楽しさがあたたかい色味として表現されている気がする。現場にいる人が載せるインスタストーリーのほうが情報量は多いはずなのに、肝心の音楽が聞こえないのに、シガさんの写真を見たときのほうが「楽しそうでいいなあ」って思う。写真に対して感想を言うのが下手なのでやっぱり見てきてほしい。当たり前にそのほうがいい。

photo by Shotaro Shiga


一緒に遊ぼう

始まる前から色々な場所でお願いしていることをまたしつこく言うことになるのですが聞いてほしい。『クラブと生活』に参加してくれる人を常に募集しています。ルールを設けていないので何をしたら…? となると思う。クラブやその周りのカルチャー、生活に関するコンテンツであればなんでもやりましょう。「私もクラブ好きなんだけどなんかやりたい!」くらいのふわっとしたご連絡、お待ちしています。もちろんがっちりやりたいことがある人も大歓迎です。

これは“クラブZINE”と呼んでいた通り、ゆくゆくは本にしたいと思っている企画です。そしてnoteにはサポート機能があります。もしこの企画にZINEの制作資金で参加してくれる方がいましたら『クラブと生活』のnoteに是非サポートをお願いします……! 我々がそのお金を使ってクラブで酒を飲む、なんてことはしません。ZINE製本時に使わせていただきます。

なるべくたくさんの人とわいわいした感じでやっていけたらいいなあ。コンタクトは『クラブと生活』各アカウントや運営する我々にDMなどで送ってください。

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『クラブと生活』
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 マガジン『クラブと生活』
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ハッシュタグ:#クラブと生活 


参加してくれた方は『クラブと生活』のアカウントでフォローしていくので、活動を追ってみてください。みんな素敵な人たちです。今の時点で協力してくれる人がたくさんいて、クラバーの愛で作られていくZINEになりそうです。参加の連絡をもらうたびにラブの気持ちが止まらなくて爆発しそう。

よろしくね。楽しく遊ぼう。


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koharu

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