「えっ！なんでそんなことになったの？　どうするべきだったの？
　こうしなきゃダメでしょ！　ネチネチネチネチ・・・・・(。-`ω-)」

子どもが失敗してしまった時、みなさんは、ネチネチ言ってませんか？
その失敗が自分にもダメージが大きければ大きいほど、
私は“ネチ子”になってしまいます　(。-`ω-)ﾈﾁｯ

今回のイノベーター塾のテーマは　失敗の裏に隠された謎をあぶりだせ。

失敗をしたときにどうするか、失敗からいかに学んで、次につなげるかということを学んだんです。

と、先生が突然、
「失敗しようと思って失敗する人はいますか？」
ん？たしかにわざと失敗してやろうなんて人はいないですよね・・・。

「失敗にはなにか“思いこみ”はないかを探してみましょう。」
「その思い込みが失敗の原因になっているならば、その原因を消す方法を
考えれば次の失敗がふせげるんですよ」

なるほど、人のせいではなく、“思い込み”のせいで失敗は起こると考えれば
冷静に起きたことを整理し、次につなげることができるわけですね。

先生のていねいな説明を聞いて、子どもたちは
「〇〇すれば〇〇となるはずだったのに、××となってしまった」
ということを見つけ出し、はこと矢印とバナナをつかって
論理的に解決策を考える練習をしました。

そして、毎回子どもたちがワクワクする今日の難問コーナーは、
野口英世の失敗の話を題材に、はこと矢印とバナナを使ってみんなで
考えました。
野口英世がアメリカに留学するために借りた多額のお金のほとんどを
送別会でパッと使ってしまってお金が無くなってしまったという失敗です。
なかなか野口さん、豪快です(;・∀・)

では、その失敗、どうすればよかったんでしょうか。
子どもたちから「そもそもお金を使わなかったらよかったんじゃない？」
という意見が出たときに、そーねぇ！と私も同感だったのですが・・・。

先生は一言、
「過去は変えられますか？」
えっ！・・・変えられません。

「では、変えられない過去ではなく、どうやったら最初にやりたかったことが今のお金のない状況からできるようになるのか考えてみよう」
すると　子どもたちからこんな意見が出始めました。

「もう一度友達にたのみこんで、お金を貸してもらう」（小３）
「とりあえず、飛行機代だけ用意してアメリカに行ってしまう」（小５）
「自分で安い船を買ってアメリカに行く」（小４）

子どもたちの考える時間軸が未来へと範囲が広がりましたっ！(*’▽’)
これらのアイデアから、『その解決策をするとどんな悪いことが起きるか』考え筋のいい案をみんなで絞り込んだんです。

失敗は失敗でも、日常に何度も起きそうなシチュエーションと、
そうそう同じ状況にならないシチュエーションで起きるものとがありますよね。

前者なら、失敗した原因（思い込み）を考えて、その原因を消す方法を
見つけ、次に同じことを繰り返さないようにする。
後者なら、変えられない過去ではなく、当初起こしたかったことをいかに
できるようにするかに集中して解決策を考える。

「失敗しようと思って失敗する人はいますか？」
「過去は変えられますか？」
この先生の質問が頭をグルグルめぐっているときに、
ふと、自分の ネチ子的発言 を思い出しました・・・(´ﾟдﾟ｀)

「えっ！なんでそんなことになったの？　どうするべきだったの？
　　こうしなきゃダメでしょ！　ネチネチネチネチ・・・・・(。-`ω-)」

なんで？なぜ？　と問いつめて責めてみたり、
どうするべきだったの？　と過去を変えようとする質問をしてみたり、
こうしなきゃダメでしょ！と自分で考えさせないで答えを言ってしまったり。なんなら時に感情的に　ネチネチ言ってみたり・・・・。

うわぁ・・・、これって、全部ダメじゃん((+_+))
親として・・・猛省せざるを得ない、学びの場となったことは言うまでも
ありません・・・( ;∀;)
でもこれからは、子どもや自分が失敗した時に、変えられない過去ではなく
未来に向かって考え、声をかけ行動ができるんです(*’▽’)
失敗は失敗に終わらせずに、そこから学びを得ることで子どもたちや
自分の成長につながるんですね！

そんなこんな場面でものりこえられる　『考える力』を
子どもたちに人生の最高の贈り物として与える、
子どもイノベーター塾はそれを実現できる場なのです。

なんだか、この回でやさしくなれたと感じる、一母親でした　ﾌﾌﾌ♪
　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Koromo

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https://www.kodomo-innovator.com/