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ミッション・ビジョン・タグライン策定プロジェクトの舞台裏

みなさま、はじめまして。株式会社インサイトテクノロジー マーケティング本部の双木(なみき)と申します。

私たちインサイトテクノロジーは、2023年6月にミッション・ビジョン・タグライン(以下「MVT」と記載)を新たに策定しました。

今回なぜ新MVTを策定するに至ったのか、また約3ヶ月という短い期間の中でどのようにプロジェクトを進めていったのか、その舞台裏についてお伝えできればと思います。

インサイトテクノロジーとは?

MVT策定プロジェクトについてお話しする前に、まずは当社について簡単に紹介します。

インサイトテクノロジーの創業は1995年。日本オラクルのエンジニア3名が設立した会社です。当時から一貫してデータベース技術を追求し、データベースの技術者集団としてさまざまな製品やサービスを提供してきました。

2018年には、日本オラクルの初代代表を務めたアレン・マイナーが経営に参画(現・取締役会長 CVO)。これをきっかけとして、マルチデータベース・マルチクラウド対応、ライセンスのサブスクリプション化などを進め、さらに自社プロダクトにAI(機械学習)機能を搭載するなどの事業転換を進めてきました。

2023年2月には、企業に散在するデータを安全に統合・可視化して、迅速な意思決定を支援するDXインフラ整備ソリューション「Insight Governor」をリリースしています。

さて、本題に戻って…。
私たちインサイトテクノロジーが、新たに策定したミッション・ビジョン・タグラインをご紹介します。
まずはこちらの動画からご覧いただけると嬉しいです。

【ミッション】

【ビジョン】

【タグライン】

それぞれの言葉に込めた想いなどは後ほど詳しくご紹介しますが、まずはこの3つを策定するに至った流れからご説明したいと思います。

MVT策定のきっかけは?

きっかけは、事業転換に伴いビジョン『「データ × AI」から得た Insightで新しく豊かな社会を創造し続けます。』に対する違和感が大きくなっていたことでした。
この違和感についてもう少し掘り下げると、以下の2つに集約されます。

  • 「データ × AIから得たInsight」に対する違和感

  • 「新しく豊かな社会」に対する違和感

まずは、「データ × AIから得たInsight」に対する違和感について。
この言葉からは、データを分析して意志決定に用いられるBIツールを提供している企業のような、少し誤ったイメージも想起されます。
このビジョンが定められたのは2018年。当時は今ほどAIが市場に浸透しておらず、先進性もあり「AI」という言葉を取り入れました。しかし、それから5年が経過して、市場も、技術も、当社のビジネスも変化してきたことで、会社の実体とマッチしにくいビジョンとなってしまっていました。

次に、「新しく豊かな社会」に対する違和感について。
「新しく豊かな社会」とはどういった社会なのか。抽象的な言葉であるため、社員がその意図するところを把握することが難しくなっていました。そのため、会社が目指す方向性を明確に捉えることができず、日々の業務を通じて自分がどれだけ会社の将来に貢献できているのかも見えてこない…。そうした意見も全社イベントなどで多数挙げられていました。

以上のように、会社とビジョンがマッチしにくく、また会社の向かう方向性を示すことができていなかったビジョンは、残念ながら上手く機能していませんでした。

また、このビジョンについて、外部関係者からも厳しい指摘が寄せられていました。

今のビジョンは事業を正しく言い表せていない。見直すべきだ。
“インサイト”という言葉も、実際の事業とかけ離れているのではないか。社名変更も検討すべきだ。

もともと社内で違和感があったこともあり、この外部関係者の言葉を一つのきっかけとして、当社の代表取締役社長 CEOである森田の号令のもと、新たなビジョン策定プロジェクトが動き出すことになったのです。

MVT策定のプロセスは?

私のもとにCEO森田から、「ビジョンを再構築したいので、手伝ってほしい。」という話があったのが、2023年2月22日。CEO森田は「変えると決めたからには、すぐにでも変えよう!」という強い思いがあったので、その翌週の3月1日に協力会社に早速連絡をして、6月の発表に向けて進めることになりました。リリースまでの期間は約3ヶ月という短い期間のプロジェクトでした。

プロジェクトは以下のようなステップで進めました。

STEP01. 協力会社へのお声がけ
STEP02. MVVの認識のすり合わせ
STEP03. 経営陣インタビュー、全社員アンケート
STEP04. インタビュー&アンケート内容の整理統合
STEP05. コピーライティング
STEP06. 社内外への発表

約3ヶ月という短い期間で、経営陣や社員が納得し共感するものが創れるよう、協力会社と相談しながら策定までの流れを組み立てていきました。

STEP01. 協力会社へのお声がけ

策定にあたって伴走を依頼したのは、前職でもお世話になったホワイトノート株式会社宗像さん。ホワイトノート社は、コピーライターとエディターが在籍しているクリエイティブカンパニーで、言葉の力を軸にしたブランドづくりを得意とし、MVV(ミッション・ビジョン・バリュー)開発も数多く手掛けていらっしゃいます。
前職でMVV策定プロジェクトをご一緒させていただいたときのプロセスやアウトプットがとても良いものだったので、今回もぜひお力をお貸しいただきたいと思ってお声がけをしました。

3月1日にご連絡をして、3月6日に早速オンラインMTGを実施。そこで約3ヶ月でビジョンの再構築からリリースまで行いたいこと、現状抱えている課題や策定の目的などをお伝えして、進め方やスケジュール、予算などのすり合わせを行いました。

STEP02. MVVの認識のすり合わせ

次に行ったのは、MVVという言葉に対する認識のすり合わせです。

  • ミッション:時代を経ても変わることのない企業の使命・存在意義

  • ビジョン:ミッションの先にある企業が実現したい未来像(時代と共に変化するもの)

  • バリュー:ミッションを果たしビジョンへと向かうための行動/価値基準(組織の在り方と共に変化するもの)

MVVの関係性を図にすると、以下のようになります。(©️White Note Inc.)

ミッション・ビジョン・バリューという言葉は、ビジネス界隈ではよく目にするものではありますが、使う人によってその解釈に幅があり、認識のズレが発生することがよくあります。プロジェクトの初期段階でのちょっとしたズレは、たいした問題ではないと思われるかもしれません。でも、少しのズレをそのまま放置してプロジェクトをスタートしてしまうと、後々言語化する際や、議論・決定の際などに大きなズレとなって現れてしまう恐れがあるのです。

そして、認識をすり合わせていく中で、改めて感じたことがありました。それは、「ビジョンのリニューアルだけでいいのか?」ということです。CEO森田から依頼されたのは、“ビジョンの再構築”でした。しかし、ビジョンを再構築するのであれば、その企業の存在意義を示すミッションも創らないと片手落ちになるのではないかと考えたのです。そういった考えから、ビジョンの再構築に加えて、ミッション、さらに当社の提供価値を端的に伝えるタグラインも一緒に開発することになりました。

STEP03. 経営陣インタビュー、全社員アンケート

次に行ったのが、経営陣であるCEO森田とFounder石川へのインタビューです。

ミッション・ビジョンの開発は、単なる言語化ではなく、会社の過去や現在を振り返りながらこれから先の未来を考えていくことです。そのため、会社のことを一番に考えて行動している経営陣へのインタビューが重要になってきます。
後述しますが、今回は全社員を対象としたMVT策定に関するアンケートを実施することを事前に決めていたこともあり、また、プロジェクトの期間が約3ヶ月という短期ということもあり、CEO森田とFounder石川という2人を対象にインタビューを実施しました。石川は当社の創業メンバーの一人です。

ホワイトノート社がインタビュアーを務め、会社を立ち上げた経緯や、大切にしている考え、今後の展望など、じっくりと時間をかけながら掘り下げていきました。

CEO森田の「月に手を伸ばせ、たとえ届かなくても」という座右の銘そのままに、とにかくやってみるという考え方や仲間への想い、Founder石川のものづくりに対する情熱や「100年続く会社にしたい」という覚悟など、当社に根付く考え方や想い、そしてミッション・ビジョンの種になるようなキーワードをたくさん得ることができました。

また、経営陣の意志だけでなく、社員一人ひとりが経営陣の決定につながりを感じ納得感を得られるようなプロセスも必要だと考え、全社員を対象としたアンケートも実施しました。
会社の現状のことや、自身の仕事のこと、抱えている課題、今後自身が挑戦してみたいことなどのアンケートに回答してもらい、社員一人ひとりの意見をMVT開発のプロセスに組み込むようにしました。

全社員アンケート一覧
実施期間:2023年3月7日〜3月17日
回答率:92.8%(アンケート回答対象者97名のうち90名から回答)

全社員アンケートを実施した狙いは、MVT開発の種となるキーワードを収集すること、そして社員一人ひとりがアンケートに回答することで今回のプロジェクトを自分ごと化してもらうことでした。

経営陣だけでトップダウン的に決定されたMVTは、社員にとって他人事になってしまう可能性があり、そうなると社内に浸透させていくことが難しくなってしまいます。あらかじめ社員を巻き込み、一人ひとりに“自分もMVT開発に参加している”と認識してもらうための全社員アンケートでもあったのです。

STEP04. インタビュー&アンケート内容の整理統合

その次に行ったのが、CEO森田・Founder石川のインタビューと全社アンケートの整理統合。一人ひとりの会社や仕事に対する想いや、考え方を整理統合し、可視化することで、会社という組織としての「らしさ」を構築していく作業です。
それらを整理統合したものがこちらです。

CEO森田とFounder石川のインタビュー、社員からのアンケート回答で出てきた意見約1,000件からキーワードを付箋出しして、分類、統合。それをもとに、そこから見えるものをまた掴んで、また統合して…を繰り返しながら、整理を進めていきます。

外部の協力会社にお願いすることのメリットとして、“客観性をもって整理していただけること”があります。ここを社内でやろうとすると、経営陣の意志を意識して誘導したり、調整したりしてしまう可能性が生じかねません。
外部からの視点で整理することで、自分たちが出した意見がしっかり反映されていることを客観的に見ることができます

また、全社員アンケートを整理する際に、意見一つひとつに部署名を入れたこともポイントです。個人名を入れてしまうと他の社員にも誰の意見かがわかってしまいますが、部署名だと個人が特定されず、かつ自分の意見がMVT開発のプロセスに組み込まれていることを確認しやすくなります。これにより、アウトプットに対する共感や納得感につながりやすくなるというメリットがあると考えました。

最初に整理したものを見て気が付いたことは、CEO森田、Founder石川、そして社員それぞれに共通する想いがあったということでした。同じ会社で働きながらも、それぞれが自分の想いを表現する機会がなかっただけで、実はみんな同じ気持ちを持って働いている、それに今まで気が付かなかったのは、それをつなげる言葉がなかったからだと改めて感じました。

STEP05. コピーライティング

整理統合から見えたものをもとに、メッセージの方向性を導き出し、それをもとに第一案のアウトプットを共有していただきました。

第一案から、方向性はまさにその通り!というようなものでした。
経営陣や社員の意見がもとになっていることもあって納得感があり、初めてオンラインで見せていただいたときは、とてもテンションが上がったことを覚えています。

しかし、インサイトテクノロジーにしか創れない唯一無二のものにしたいという想いがあったため、その要望を伝え、計3回のMTGを行いました。ディスカッションと細かな調整を通して、言葉を磨き上げていきました。

中でも強く印象に残っている議論は、タグラインに「インサイト」という言葉を使うかどうかでした。本記事の前半部分でも書いたように、インサイトテクノロジーという社名も変えるべきなのではないかという指摘があったためです。

「インサイト」は、当社の創業当時から大切にしてきた言葉ではありましたが、今のインサイトテクノロジーを表現する上で本当に適切な言葉なのかどうか…。議論を重ねていく中で辿り着いたのは、「インサイトという言葉は、インサイトテクノロジーというブランドが培ってきた大切な“資産”である」ということ。だから、むしろ積極的に使うべきではないかという想いでした。

そうして出てきたタグライン案が、「The Insight Infrastructure Company」でした。

Founder石川の「100年続く会社にしたい」という言葉、そして当社が提供するデータ活用基盤という事業。言ってみれば、私たちは“インフラ”を提供しているのだ、と。もっと言えば「企業がインサイトを導き出すための“インフラ”を提供している唯一無二の会社なのだ」と。

だから「The Insight Infrastructure Company」というタグラインには、とても納得感を覚えました。「インサイト」という言葉が「インフラ」という言葉と一つになることで、当社の事業を本当に言い表すことができた、と実感できた瞬間でした。

インサイトという言葉に懸念がある中、この言葉で他の経営陣や外部関係者に了承を得られるか不安はありました。しかしCEO森田と私自身の中で大きな納得感を得ていたため、これで行こうと決意しました。

ここで改めて、MVTを再掲します。

【ミッション】

企業自らが良質なインサイトを得られるデータ活用基盤を提供。
それにより"守り"と"攻め"の経営を可能にし、
顧客のビジネスの未来を支えていく。
インサイトテクノロジーが果たすべき使命を伝えるメッセージです。

【ビジョン】

インサイトテクノロジーが提供するのは、
「未来を創り出すため」という意志を持ったデータ活用基盤。
それを日本中に、さらには世界中に広げ、実装していくことが、
私たちが目指す未来のあるべき姿です。
顧客や社会への提供価値、技術者集団としてのものづくりのプライド、
グローバル展開への想いを込めたメッセージです。

【タグライン】

創業以来培ってきた大事な"資産" である「インサイト」という言葉。
私たちが提供するデータ活用基盤を「インサイト・インフラ」と名付け、
インサイトテクノロジーが「インサイト・インフラ」を提供する
ただ一つの会社であることをストレートに表現したメッセージです。

【ミッション・ステートメント】

インサイト。
それは膨大なデータの奥深くから、
本質を見抜き、新たな可能性を導き出す力。

私たちインサイトテクノロジーは、
データの統合的かつ安全な管理・活用を実現し、
企業自らが良質なインサイトを得られるデータ活用基盤を提供。
守りと攻めの経営を可能にする
データインフラの構築支援を使命としています。
未来を創るデータ活用基盤を、
日本に、世界に、実装することで、
ビジネスを支え、
新たな社会の実現を支えていく。

私たちは、
The Insight Infrastructure Company
インサイトテクノロジーです。

決定までに上がった議論で、他に印象に残っているのは、ビジョンに句読点を入れるか否かでした。「日本に、世界に、実装する。」の「、」と「。」です。もちろん句読点なしで「日本に世界に実装する」とすることも可能です。しかし「日本に、世界に、実装する。」と「、」「。」が入った方がそこに強い意志が感じられると考え、句読点を入れるという判断をしました。句読点を打つか打たないかで言葉の印象が劇的に変わる。これは私にとっても大きな気づきとなりました。

完成したMVTを見て、CEO森田は「すごくいい。自分が社内外に普段伝えている言葉とすごく一致している。」という言葉を口にしていました。

STEP06. 社内外への発表

そして議論を重ねながら磨き上げてきたものを、社内外に共有するとき。私自身、納得したものができたと思っていたものの、やはり多くの人たちの同意を得られるかは正直不安でした。

STEP06-01. 外部関係者への共有

今回のビジョン再構築のきっかけにもなった外部関係者へのプレゼンテーション。「インサイト」という言葉への違和感をもたれている中で「The Insight Infrastructure Company」をタグラインとしたこともあり、納得していただけるのか不安で、本当に緊張していたことを覚えています。

しかし実際に共有してみると、大絶賛。ミッションステートメントを読み上げると、なんと拍手までいただきました。

そして笑顔で、「本当に素晴らしい。これを見るだけで、一発でこの会社が何をやっているのかが分かる。企業価値がすごく上がると思う。」という嬉しい言葉をいただくことができました。

私は嬉しさと胸をなでおろすような気持ちでいっぱいでした。CEO森田もホッとして、でも「本番はこれからだから」という言葉で鼓舞いただきました。

STEP06-02. 社内お披露目

そして、いよいよ社内公式のお披露目です。まずは、5月9日の幹部会・全社会議で発表の場を設けました。

CEO森田の言葉通り、ここからが本番です。せっかくいいものができても、それが伝わらなかったら意味がない。そう思い、マーケティング本部の威信をかけて、MVTを伝えるための動画を作成しました。テキスト情報だけでなく、音楽や、視覚的な演出によって、よりメッセージが伝わるのではと考えたからです。

その動画がこちらです。

動画の冒頭のたくさんの四角形は、「全社員から挙げられた意見の一つひとつ」を表し、全社員の意見がひとつにまとまり、MVTが創られたことを動きで表現しました。この動画は社内お披露目用に特別に制作したものです。

この動画と合わせて、ミッション、ビジョン、タグラインをCEO森田が発表。結果は、大成功でした。
「IT業界で「プラットフォーム」は良く聞くけど「インフラ」は聞いたことがない」「インサイト・インフラという言葉を初めて見た」「すごくいい!」と、皆さんに共感していただくことができました。

また当社の会長であるアレン・マイナーからは、
「このビジョンミッションが、こんなに会社の実体にマッチして、かつかっこよく表現できるっていうのがどれだけ難しいかっていうことをぜひ認識してもらいたい。ビジョンやミッションを表面的にかっこよく言うことは簡単。だけど、日々お客様と接している人、日々開発をしている人、日々管理業務をしている人のすべての社員の意見が合わさって、それを的確に、かつかっこよく表現することは至難の業だ。自分は細かく指摘をする癖があるが、このビジョンミッションは修正する箇所がない。申し分ない!」
という言葉をいただくことができました。

発表後には、社員へのアンケートを実施。回答率は86.5%、そしてアンケートに回答した91.1%の社員が、新しいビジョンが会社にマッチしているとの回答でした。「会社の目指す方向がよく理解できる」「とても分かりやすく腹落ちした素敵なビジョン」「誰かの案を採用ではなく、全社員の思う体系となっていて、しっくりくる」「多数のアンケートの整理から、社員への伝達、伝わりやすい動画制作まで、非常に素晴らしい」「ビジョンに向けて自分は何ができるかを考えていきたい」など、ポジティブな意見がたくさん集まりました。また、新入社員からも、「新ビジョンの発表はシンプルに感動した」という声もいただきました。

もちろん、一度発表を聞いただけでは、完全な理解は難しいものだと思います。どれだけ腹落ちできているかは人によってさまざま。認識の違いや、納得しきれていないという声もあります。
意図やプロセスを丁寧に伝えながら理解を深めていくことで、心からの納得と共感につながるのではと考え、6月以降も社員の理解を深めるためのフォローアップを行っていく予定です。
そして、社員全員が会社に誇りを持って働けるようになるよう、今後も社内浸透を進めていきたいと思います。

STEP06-03. 社外お披露目

2023年6月1日、プレスリリースとともにWebサイトを公開しました。

まとめ:MVT策定を終えて

このような流れで、無事に新MVTを策定することができました。社内外に浸透するのはまだまだこれからではありますが、改めて、多くの社員から共感されるMVTができてほっとしています。

今回のMVTを策定するまでは、一人ひとりが個人商店化していて属人的に仕事をしている印象や、社内が一体となっている感覚が薄いという印象がありました。しかしながら、アンケートの回答率の高さや、ビジョンが会社にマッチしていると回答した人のパーセンテージの高さを見て、MVTにより一体感が創出された、というよりも、一体となる「想い」は既に内在していたのではと思います。本当は社員の多くが共通で持っている想いがあった、ということを認識できただけでも、このプロジェクトに取り組んだ甲斐があったなと感じています。

ビジョンの実現に向かって、私たちが日々努力して、期待して、信じて、一緒に成長して。「インサイトテクノロジーって本当にいい会社だ」と社内外から思われるようになっていけたら最高です!

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【ミッション・ビジョン・タグライン策定プロジェクトメンバー】

株式会社インサイトテクノロジー
 全社員
 代表取締役社長 CEO 森田 俊哉
 取締役CPO・Founder 石川 雅也
 マーケティング本部 本部長/クリエイティブプロデューサー 双木 万梨子
 マーケティング本部 自社製品コンテンツディレクター 堀口 彩
 マーケティング本部 海外製品コンテンツディレクター 周 潔璐

ホワイトノート株式会社 [プロジェクト企画・コピーライティング]
 代表取締役/クリエイティブディレクター/コピーライター 宗像 誠也
 コピーライター 藤岡 優希

Taisei Mishima [動画制作]

株式会社ナンバー [Webサイト制作]
 代表取締役/アートディレクター 中里 匡志
 フロントエンドエンジニア 西澤 慶一



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