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コンビニ人間【読了】

すごかった。

ジャンルは何かと言われるとどうにも定義が難しい
ハッピーエンドともバッドエンドとも取れない終わり

読後感がいいとも悪いとも言えないが
なにかズンとしたものが居心地わるく残る感覚

いわゆるサイコパス気質な一人称視点で見る世界が新鮮
そのせいで主人公にもうまく感情移入できないし
多くの人が一番近しく感じられるのは白羽なんじゃないだろうか

「世間から責められるやりかたを全力で否定しながら
そのやりかたで必死に自分より弱いものを攻める」
というのは全く自分に向けられている言葉のようで身につまされる。

作者の人隣が気になるが検索しないでおこう

満足度
★★★★ 大変良かった、他の作品も読みたい
おすすめ度
★ or ★★★ 積極的に万人にはオススメしづらい。妻と子供にはオススメしないが兄にはオススメできる