「なんでもできる」は「なんにもできない」!?セルフマーケティング

「なんでもできる」っていうスキル

お客さまに自分を買ってもらう話。
最近読んだ本で勉強したことを書きます。
自分を売り込むときに、プロフィールやキャッチコピーに「あれもできます」「これもできます」「なんでもご依頼ください」ってPR

仕事の可能性の幅を広くすることによって様々な仕事が来やすくなるようにと願って書くと思うのですが.......

実は逆に仕事があまり来ないみたいです。

なんで...?

例えば演奏家はみんなプロフィール写真、アーティスト写真を撮りますけど、そのときどんなカメラマン・スタジオを選びますか?
次の候補の中から選んでみてください。

・どんな写真も撮ります!オールマイティなカメラマン
・ブライダル専門カメラマン
・風景写真の書籍が大ヒットしたカメラマン
・アーティスト写真の実績多数 アーティスト専門カメラマン

多くの方がアーティスト専門カメラマンにお願いしますよね。

じゃあ今度は家族写真を撮ろうってときは、ブライダル専門のカメラマンにお願いするのではないでしょうか。

そしていい写真を撮ってもらえたら、信頼が生まれるので、そこから専門外の写真を依頼することだってあると思います。

では「なんでも撮る」カメラマンに写真を頼むのってどんなとき?????

すごい破格だとか、とりあえず高クオリティを求めないとか、そんなときでしょうか...?

特化することで仕事が来る

「なんでもできる」って言ってしまうより、「これが得意です!」「これが専門です!」ってPRした方が、クライアントのニーズを掴みやすい!

さらにその分野の専門家が少なければ少ない程、仕事の依頼はその人に集中します。

演奏家なら

ソリストが伴奏者を探すとき、伴奏の評判が高い人にお願いしますよね。
特に○○(作曲家)の伴奏で評判が高い人 ってなれば○○の伴奏に評判がある人にすぐに依頼しそうです。

MCつきコンサートならMCが上手く立ち振る舞いもキレイで評判の演奏家
子ども向けコンサートなら、その実績のある演奏家

などなど

PRするときは何かに特化した専門分野を強くアピールすること、しかもそのニッチなジャンルでトップになれば、その分野の仕事の依頼が真っ先に来る確率が高まる。

最強の個性を作って希少な存在になる

プロになったらなったで、プロの世界にはたくさんのプロがいて、その中で目立つためには、どれだけレアキャラになれるか。

100人に1人、1000人に1人、10000人に1人...

レアな存在になればなるほど仕事が掴める!
これはセルフマーケティングやビジネス書でよく言われることのようです。

面白い特性があったら、興味を持ちやすいし、僕はそういう人のコンサートにも行きたいなって思いがちです。
コンサートに行ったらもらえるチラシ、大量なので、目立つ物に惹かれます。

僕の場合は
・即興演奏でアートとコラボ
・アウトリーチ演奏
など、自主企画プロデュースによってレアキャラになろうとしています。

またそのPRは、視覚的にパッと見てわかりやすいアートとのコラボ写真を全面にプッシュしています。

ありきたりではなく個性的な演奏家プロフィールが増えると面白いなと思います。皆さんにはどんな個性があるんでしょうか。

おわり

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